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午前3時に準備すれば新聞配達は間に合うだろ、と言われたことを思い出した件

今日の夕方、長女(高2)が「春休みの宿題多すぎる、終わらないのは講習もあったせいだ、死ね!高校(←いや、ここまでは言ってなかったよね)うんぬん」のようなことを毒の含んだ言い方をして機嫌悪くなりました。実際、進学校なりの大変さがこちらにも伝わってくるので、普段なら「わかるわかる~」などと聞き流すのですが、最近の長女の行動を見かねていた私は「携帯電話使っている時間が多すぎだし、減らせば宿題終わってるよね。」とたしなめました。すると、「心無いことを言われてやる気なくす」と言い返してきたので、私は「は?心無いじゃないだろ、やってないのはあんただ、心無いじゃない、あんたが”やる気無い”だろ、ふざけんな」と、ブチ切れました。その後私は夕食の支度を始めたのですが、その時にふと、新聞奨学生をしていた20代初めの頃の私のことを思い出しました。

朝刊の配達が遅い

あれは夏にさしかかる頃の夕方だったと思います。

「朝刊の配達が遅いと苦情が多い。なぜ時間内に配達できないんだ?」

と、上司が配達員を集めて言いました。その時に私は、

「通常の新聞以外の新聞が多い曜日は、新聞が重たくなるし、配達先も増えるからなかなか時間内に終わらせることが難しいです。」

のようなことを意見したんです。確か木曜日だったと思うんですけど、週刊新聞が2つ重なる日があったんです。1つならまだ何とかってくらいだったかなぁ。ただでさえ日刊の部数が1番多い地区を受け持っていて、毎日ギリギリに終わっていた感じの私だったので、こちらの事情も察してほしいんだけど~みたいな?意見です。ところが上司は、

「いや、それは違うだろう?配達が遅れるのは真田君(私のことです)がいつも遅く配達準備を始めるからだ。新聞配送車は3時に来る。それよりも早くに下の作業場に来て準備をすれば間に合うはずだ。それは甘えだ。」

と、こちらが予想していたよりも厳しい言葉が返ってきました。言われた私は結構ショックを受けましたね。その後私は、言われたことのショックとかは何の関係もなく、東京の夏の暑さと作業場のムワムワとした熱気で立ちくらんでへたり込んだりしたんですけど、まあ「そうか、甘えだったのか…。」とぼーっとした頭で考えていました。

チクショーと思った私は翌日から、言われた通りに配送車が来る前に作業場へ行き、準備をするようにしました。で、実際そのようにしたら間に合っちゃったんですよね、新聞配達が。何か悔しかったです。確かに私の甘えた考えだったんだな、と思い知った感じですね。それでも週刊新聞が増える日になるとギリギリかな~って感じだったんですけど、間に合うといえば間に合うわけですよね。

初めての大人社会は厳しかった

今までの生活がぬるま湯だったか?はわからないんですけど、比べれば厳しかったですね、新聞奨学生時代は。

大人社会の厳しさに初めて直面したって感じでしょうか。それまでだったら辛かったら逃げていたし、逃げられてました。ところが逃げ場がない、自己責任を強く求められたわけです。新聞奨学生なんて、奨学生言って良く聞こえるかもしれないですけど、たんに借金背負って労働してるのと同じですからね。2年間のところを1年間でやめて地元に帰ってきたヘタレですけど、その1年間は、まあ頑張りました。配達以外でも結構辛かったですよ。

“3時起き”を言われてからは、何ていうか自分の隙を見せず行動するようにしてました。(今はのど元過ぎればで隙だらけですけど。)

その代わり、なのかなぁ?今と同じで心は狭かったので、自分に対して甘えを捨てる、隙を見せない、と同時に、他人に対しても厳しい対応をしていましたね。「こっちがちゃんとやってんだから、そっちもちゃんとやれよ、クソ!」みたいな感じですかね。

例えば、配送車がちょっとでも遅れたらどんな気象状況で遅れたのであろうと「ちっ!遅ーよ!」と、文句を言ったり、何かの際に先ほどの上司がこちらに対して「同じ地元同士、わかるだろ?」というような親し気な言動を見せた時に「は?どういう意味ですか?(甘えてんじゃねーよクソ!)」と無表情で突っかかったりしてましたね。あ、言い忘れていましたが、上司も私と同じく北海道から上京してきた人らしかったです。あとは私、同年代組の人たちが次々と学校に行かなくなっていく中でも、意地になって1日たりとも学校を休みませんでしたね。集金時期になると夕刊配達やりながらじゃ集金が間に合わないので、休日希望が集中するんですけど、そこでも有利な立場になるためには学校休んじゃダメだと思っていたからなんですけど。「え、いっつも学校休んでるんだから、別に休日取ってまで集金しなくてもいいよね?」って言われたら負けですよね。だから絶対に学校は休まなかったです。今考えると、そこまでのものだったのか?って感じなんですけど、当時は必死でした。う~ん、なんだかなー。思い出したくないなぁ、新聞奨学生時代。今でも時々悪夢として見るんですよ、いやんなっちゃう。

全部自分のせい

なぜ今になってそんなことを思い出したのか?ってことなんですけど。

自分が今、何らかの都合の悪い状況に陥っていたとします。それをすぐ他人や社会や、果ては運命のせいにしたくなるし、そうすると楽なんですけど、たいていの場合は自分のせいなんだよね?ってことを言いたかったからかもしれません。

原因があって結果があるし、たいていの場合は原因を作っているのは自分自身で、その原因が回り回って都合の悪い状況に陥ってしまう、ということがほとんどです。

子どものときなら、誰かや何かのせいにして逃げてやらなくても何とかなるのかもしれません。そうするしかなかったってこともありますしね。でも、大人は違いますよね?どこまで行っても全部自分のせいです。隙を見せちゃいけないんです。

状況が悪くなっているなら、良くなるように「自分が」変わらなくちゃいけない。誰も助けてくれやしませんよ。

それだけやっても、どうしてもうまく行かないこともあるかもしれません。どう考えたって世の中が間違っているってことだってあるでしょう。それを間違っているって言えるのは、全部自分の責任で隙を見せずにやってきた人だけです。でも、もしそういう人だったとしたら最後の最後まで世の中のせいになんてしないから、たまたま見かけた誰かが「それは世の中が間違っているんじゃないか?」って言ってくれたときだけってことになります。そのくらい、自分が今置かれた状況は自分のせい、ってことです。厳しいけれど、それが大人の社会ってものですよね。

現在、高校生の長女にそういう大人対応を求めるのは酷なのかな、って気もしますが、あっという間にそういうときが来るのも事実ですよね。だから少しずつでもいいから、なんだろう…、「大人になりなさい?」って言いたいのかも。

あ、私ですか?

もちろん、すぐに他人のせいにしますよ。長女が毒を吐いて不愉快をまき散らすような悪い状況を作っているのは、全~部!長女のせいであって、私のせいなんかじゃありません?!

※偉そうなこと言ってますけど、長女のほうが私よりまともだし、頑張ってます(念の為)。

作成者: 真田夕起

koyukaisa.work」管理者の真田夕起(サナダ ユウキ)です。
私は、妻と長女(大1)、次女(高3)、三女(小3)と北海道札幌市白石区に住む主夫です。家事や育児、教育など生活全般の話題、遊びや創作系の話題を男目線から発信しています。

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趣味:かたづけ、ガーデニング、ギター練習、英語学習、ぬいぐるみ作り、パソコン。花粉、埃、ダニ、猫などほぼ一年中アレルギーでかゆくなったり咳が出たりします。特に春がきついです。その関係で果物やその他の食物、特にりんごや桃、さくらんぼ、豆乳などでかゆみが出るのが悲しいです。抗ヒスタミン薬と解熱・鎮痛薬のお世話になることが多いです。新型コロナウィルスのおかげで一般化したマスク生活が思ったよりもアレルギー対策に有効だったので、外出時マスクが定着しちゃいました。牛乳が大好きですが、温めないと下ります。幼少のころは体を動かすのが好きでしたが、スポーツはそれほど好きではありません。最近は運動不足がたたって、ちょっとしたことで体を痛めることが多いです。ぎっくり腰で入院したのをきっかけに、日常生活ではおなかに力を入れ続けることにしています。ガーデニングや外で焼き肉をするのは好きですが、基本的にインドア。折り紙、ブロック、プラモデル(パテや塗料は使っているが、最近は疎遠…)などは比較的長く続いています。家事と育児がらみでの興味の再発見や学びなおしが多い毎日を送っています。

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