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36色入り色鉛筆で混色表を作ってみた~2ベース色だいだいいろ~

こんにちは、koyukaisa.workの真田夕起です!

1枚仕上げるのに時間がかかることが判明したので、とりあえず12色入り色鉛筆に入っている色から作ることにした件。

表のテンプレートをパソコンで作りなおしたので、試作した黄色よりも見やすくなりました。ただ、マス目が大きくなったので、さらに塗る時間がかかるようになってしまいました…泣。

さらに変更点があります。ベース色黄色のときは、見比べるためのそれぞれのベース色なしの色が上にしかなかったのですが、作り直したテンプレートでは上下に付いています。上が薄めで下が濃いめです。

うすあお、みずいろあたりの変化が大きい気がします。うすだいだい、いわゆる肌色あたりの濃度調節にも使いそうですね。

ということで、今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた次回。koyukaisa.workの真田夕起でした!!

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36色入り色鉛筆で混色表を作ってみた~1ベース色きいろ~

こんにちは、koyukaisa.workの真田夕起です!

ということで始めた色鉛筆の混色表作りです。

試作を兼ねて作ったのがベース色黄色の表、横向きで作りました。ただし、ここに載っているのは縦向き。黄色が終わってから、次の表を作るにあたって、あらかじめ表のテンプレートを作っておいたほうがいいことに気付き、そのテンプレートをパソコンで作ることにしました。黄色だけが手書きのマスです。横向きよりも縦向きのほうがそれぞれのマスを大きくすることができると分かったので、横向きから縦向きに変更しました。でも、黄色だけ横向きなのもなんだかな~、でも作り直したくないな、めんどくせ~ということで、はさみで切ってのりで貼り付けて縦向きに修正した結果がこれです。

紫系統の変化が大!

特に、ふじいろ、ふじむらさきあたりを重ねたときの色の変化が激しいです。補色関係に近いので無彩色に近づくのは予想できそうですが、実際にここまで色が変わるのを見るとかなり驚きました。

1枚に3時間はかかるわ~

実際に塗ってみた結果、1枚仕上げるのに3時間以上かかることがわかりました。

うーん、精神的に毎日はきつい。

さらに土いじりとかもやらないとだめだから…、、、1か月で完成は無理ですねっ!

とりあえず今年中に完成すると、、、いいなぁ。

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36色入り色鉛筆で混色表を作ってみた~プロローグ~

こんにちは、koyukaisa.workの真田夕起です!

色鉛筆の混色が思い通りにいかない!この色とあの色を混ぜるとどんな色になるの?やってみなくちゃわからない、わからないからやってみた!

そうだ、一覧表を作ろう!

私は、例えば黄色と赤を混ぜたら本当にだいだい色になるのか実際に確かめればいいんじゃね?と考えました。

ようやく三女も小学生になって時間にちょっとはゆとりが出たんだから、思い切って全色の組み合わせ表を作ればいいじゃん!と思い付きました。

何色も混ぜると小汚い色になるのはわかってるから、わかりやすい2色の組み合わせ表を作ってみよう。36色入りの色鉛筆なら36枚の表を作ればいいから、1日1枚で約1か月、できるんじゃね?楽勝じゃね?

組み合わせ表作成計画

36色を使って2色の組み合わせ表を作る…

となると、無計画に始めてしまえばぐちゃぐちゃになることは目に見えています。そこで、まずは作成の計画を立てることにしました。

今の段階で分かっているのは、

36色入りの色鉛筆を使う

2色の組み合わせ表を作る

36枚の表になる

ということです。36色使って2色の組み合わせなら、同じ色の組み合わせが含まれるのでは?と疑問に思うかもしれません。実際その通りなのですが、統一感のある表を作りたかったので、同じ色の組み合わせも含めることにしました。

濃淡はどうする?

薄く塗ったときと濃く塗った時では同じ色でも受ける印象が違います。これも表にしたいと考えました。

ただ、全ての色の組み合わせで統一感のある濃淡表現をするのは難しいです。多少、表のクォリティを下げたとしても統一感は重要だと考えたので、あらかじめ濃淡表現の方法を決めておくことにしました。

何回かテストした結果、私にできる限界は、薄い→普通→濃いの3段階程度でした。

筆圧によって色を重ね塗りしていく方法だけでは統一感を出すことが不可能だったので、線を網目状にするハッチングも組み合わせることにしました。

薄い:筆圧は弱く紙の上をなでる程度。縦と横のハッチングのみ。

普通:筆圧は薄いよりも強め、リラックスした状態で文字を書く程度。縦と横のハッチングは普通筆圧、さらに右斜めと左斜めを薄い筆圧で。

濃い:筆圧は強い、鉛筆芯が折れない程度だが、がっつりと。縦と横、さらに右斜めと左斜めも強い筆圧で。

2色ともに同じ塗り方で塗り重ねることにしました。片方薄く、もう片方濃くなどとしたほうが、より色のバリエーションを確認できるのですが、組み合わせ数が途方もなくなってしまうのであきらめました。

並べ方は?

使おうとしている色鉛筆が「トンボ鉛筆の36色入り色鉛筆」なので、缶に並んでいる順番を利用することにしました。

一応、並び順を書いておきます。

あいいろ、ぐんじょういろ、あお、うすあお、みずいろ、あおみどり、きみどり、みどり、なんどいろ、ふかみどり、ときわいろ、まつばいろ、こげちゃいろ、ちゃいろ、あかちゃいろ、おうどいろ、やまぶきいろ、うすだいだい、しろ、れもんいろ、きいろ、だいだいいろ、しゅいろ、あか、べにいろ、うすべにいろ、ももいろ、ふじいろ、ふじむらさき、あかむらさき、すみれいろ、むらさき、くろ、ねずみいろ、ぎんいろ、きんいろ

の順番です。

色を横に並べて、縦に濃淡を並べることにしました。あ、あと混ざっていない色と見比べられるようにしたほうがわかりやすいか…。

なぜこの色鉛筆を使うのか?ですが、特にこだわった理由があるわけではありません。数年前に、よく行くホームセンターの文房具コーナーでお絵描き好きの次女にねだられて買っただけです。取り寄せなくても手に入るから色がなくなっても気軽に買い足せそうだし、まぁいっか、と思いました。

紙は?

色としての白にこだわると、とんでもないことになるし、出来上がった表をスキャンして画面に表示させたときの色の再現性とかも考えると、あんまりこだわってもしょうがないかと思ったので、普通のコピー用紙(これまたホームセンターで購入)を使うことにしました。

参考までにコピー用紙の値を書くと、

白色度:93%

坪量:68g/m2

紙厚:90μm

ホワイトコピー用紙、フルカラーを鮮やかに再現する高白色タイプだそうです。サイズはA4、紙に詳しくないのでいいのか悪いのかさっぱりわかりません。

色を順番に並べていくと、全部の色を横並びにすることはできなさそうだったので、どうしようかなぁとちょっと悩んで、とりあえず横向きで使ってみることにしました。が、横向きで使ったのは最初の一枚のみだったりします(のちほど詳しく)。

ベース色

どの色を最初に塗っておくか?つまりベースとなる色を、それぞれの表で固定することにしました。

例えば、ベース色が黄色に固定して、あいいろなど、ほかの色を塗り重ねていく形です。

黄色と赤を塗ったら順番が違っても同じ色になるのでは?という疑問があるかもしれません。ところが、色鉛筆によって紙への色の乗り方というか、発色度合というのでしょうか?が若干違うので、最初にどちらの色を塗るかで結果が微妙に違ってしまいます。先の黄色と赤の組み合わせでは、赤のほうが強く出てくるので、赤を先に塗った場合では黄色の影響があまりなくて、ほぼ赤!って感じになります。それが不正解というわけではなく、だいだい色っぽさを作りたいなと思うなら黄色を先に塗っておいたほうが色のコントロールをしやすいよ、ってことです。

ここまで決めたところで、とりあえず1枚作ってみることにしました!

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子どもが描いた絵を使ってアカウント画像を作ってみた

子どもが書いた絵は素敵です。特に我が子のだと思うと本当にたまらなく愛おしいです。いろんな飾り方や楽しみ方をして愛をぶちまけたいと考えたので、パソコンやSNSで表示されるアカウント画像にしました!

できあがり画像

今回使ったのは三女が描いたキャラクターです。

手紙に描かれたものなので、折り目がついていました。あまりにもかわいいので最初はそのまま使っていたのですが、加工したらもっと楽しいのではないか、と試してみました。

ピッタリと収めたい

スキャンした画像をそのまま使うと、画像サイズがアカウント画像と合わないことが多いです。

なんとなく収まりが悪い

ピッタリと枠内に合っているほうが見栄えがいいですよね。

ぴったり収まって心地よい

そこで、画像のトリミングをしました。トリミングとは、使いたい部分だけに画像を切り取る作業です。アカウント画像で使われることが多い円形や正方形にトリミングすると、枠内にピッタリと合わせることができます。

アプリのアカウント画像設定に絵をピッタリと合わせる機能があるならば、トリミングが絶対に必要な作業というわけではありませんが、機能がない場合は行うとよいです。

画像データは長方形や正方形ですので、円形で書き出したり保存することはできません。円形のアカウント画像に合わせるためには正方形にトリミングして保存します。

枠を用意する

しかし、正方形ではピッタリと収まっていた画像でも、円形にしたらはみ出してしまった!ということがあります。これを防ぐためには、「画像処理ソフトのパス機能やレイヤー機能」を使って円形の枠を用意するのがおすすめです。円形枠の中に画像をピッタリ合わせてトリミングします。トリミング後は円形の枠を削除し、画像データを保存します。これで確実に円形のアカウント画像に収めることができます。

くっきりとさせたい

鉛筆や色鉛筆で描かれた絵を画面で見ると、もう少し濃くはっきりとした色にならないか、と思うことがあります。

肉眼では白に見える紙の色も、スキャンすると灰色がかっていて、もっと白くならないか、と思うことがあります。全体的にはっきりくっきりさせると、もっと見栄えがよくなりそうですよね。

暗いところは黒く、明るいところは白くさせるとはっきりくっきりになる

そんなときに使いたいのが、「フォトレタッチソフトでおなじみのコントラスト調整やトーンカーブ調整などの色調補正機能」です。わずかな値の操作でぼんやり画像をくっきり画像にできるので、かなりおすすめです。

さらに遊んでみた

元絵に色を加えてみた

フォトレタッチソフトのレイヤー機能やフィルタ機能」などを使って、色を塗ったり特殊効果を加えるのも面白いです。

ベジェ曲線でのベクトルデータ化

今回使った元絵は鉛筆による線画だったので、私は、ベクトルデータ化させると面白いのではないか、と考えました。「ドローソフトのベジェ曲線ツール」を使い、取り込んだ絵の線をベクトルデータ化させてみました。

目を加工できないか…?

単純にベクトルデータ化させただけでは、なんとなく目と口のパーツが今一つだな、と思ったので、さらにだ円やラインツールで単純化させてみたのが今回のできあがり画像です。

元画像とは雰囲気が若干変わりましたが、よりキャラクターっぽく仕上がったのではないかなぁと思います。

カメラで撮った画像をそのままアカウント画像にすることも多いですが、ちょっと手間をかけることで見栄えがよくなったり、より楽しい画像にすることができます。せっかく我が子が描いた絵なんだから、もう少しうまく使えないかな、と思ったらフォトレタッチアプリなどを活用してみてはいかがでしょうか。

→今回使った画像処理ソフトはこちら

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あんまり練習しないで色鉛筆ではどのくらい濃淡を表現できるか?

こんにちは、koyukaisa.workの真田夕起です!

色鉛筆の混色を試す以前に、混色しなくてもできる色表現方法がわからないと混色のときに困りそうだな!と気づいたので、初めの一歩として濃淡表現を確かめてみたいかも。プロ級の技術があっさり身につくわけがないし、わたしには無理だなと思ったので、あんまり練習しなくてもできるだけ簡単に、そして感覚的に日常使いできそうな濃淡表現を探ってみました。

濃淡表現で超基本の確認

超基本的で一般的な色鉛筆での濃淡表現方法といえば、

筆圧
重ね塗り
ハッチング

の3種類です。

筆圧

鉛筆の力の入れ具合によって濃く塗ったり薄く塗ったりする方法です。

何の事前練習もなしに筆圧で濃淡表現をしようとすると、

1、塗ったか塗っていないかわからないくらい
2、塗っているのはわかるけれど薄く塗るくらい
3、それほど力は入れず、いわゆる普通くらい
4、普通よりは力を入れているかなってくらい
5、色鉛筆の芯は折らないけれど、かなり力を入れるくらい

という程度ではないでしょうか。5段階くらいなら10分ほど練習確認すればできそうですよね。

重ね塗り

1回塗った場所をさらに塗る方法です。

塗り重ねる回数を増やすほど、色が濃くなります。色を濃くしていく方法なので、通常は薄く塗るくらいの筆圧で使うことが多くなります。薄く塗るのを100回くらい繰り返しても、かなり力を入れて濃く塗った色には届かないので、重ね塗りだけで濃淡表現しようとするのは無謀だと思います。

塗り重ねてしまった、ではなく、意図的に塗り重ねていくためにはある程度の練習が必要ですね。わたしの場合、色鉛筆で面を塗っていると勝手に重ね塗りになることが多いです。一度塗った場所を塗り重ねないようにして面を塗らないとスジになってしまうので、かなり気を使います。でもたいていスジになっちゃいます。

ハッチング

線の集合で濃淡表現をする方法です。

筆圧、重ね塗りでは色鉛筆を寝かせ気味で使うことが多いですが、ハッチングは立て気味が多いですね。

線と線の間隔を変える、線の角度を変えて交差させる、線そのものの濃さも変えるなどを使い分けます。筆圧や重ね塗りの上にハッチングを重ねることもできます。ひたすら同じ方向の線を描き加えていくので手間がかかりますが、機械的な作業に近いので、微妙な力加減を必要とする筆圧による濃淡表現よりも簡単かもしれません。

あまり線と線の間隔が開きすぎると、線の集合というよりも単なる一本の線にしか見えなくなってしまうので、注意が必要です。かといって間隔が狭すぎると、面塗りしたのと変わりがありません。考え方を変えれば、ハッチングの手間をかけて筆圧や重ね塗りをすることもできる、ということになります。ハッチングは混色もしやすいので、使い勝手がよいです。

ということで、今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた次回。koyukaisa.workの真田夕起でした!!

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幼稚園児が家の中で暇だ暇だと時間を持て余しているけど遊ぶものが何もないってときにおすすめの簡単に手作りできる遊びもの

夏休み、冬休み、春休み。インフルやら新型コロナウィルスだのパンデミックで学級学校閉鎖。台風豪雨豪雪地震といった自然災害で。とにかく外に遊びに行けば?って言いたいところだけど家の中にこもらざるを得ない状況のときに暇を持て余し過ぎるガ…お子様たち。そんなヤ…彼らへの対応策として気を紛らわすための室内遊び道具は一家に一つ(トランプカードとかね)くらいはそろえておくべきものですが、たまたま運悪くというかしょっちゅうネタ切れしてしまうことがありますよね。100均にでもひとっ走りして安く調達してくるのも方法の一つなのですが、ケチケチな上、狭いからできるかぎり物を増やしたくない我が家ではそこらへんにあるものでちょっとした暇つぶしを作ることにしています。幼稚園児や低学年くらいまでなら喜びそうな、紙とペンだけあれば簡単に手作りできるアソビモノを紹介します。

迷路

迷路は子どもに人気があり、本にもなっているほどですね。素敵な絵で凝った作りの迷路は作るより本を買うほうが簡単ですが、とりあえずの暇つぶし的迷路くらいなら自分でも作れます。

→おすすめの迷路商品はこちら

用意するもの

紙(コピー用紙でよいがマス目の付いたグラフ用紙が使いやすい)…2枚
鉛筆
ペン(水性ペンやボールペン。一色で足りる)

作り方

一枚目の紙は下書き用で、二枚目は仕上げ用です。

下書き用紙の作業

1.スタートとゴールの位置を決めます。

スタートとゴールの決め方で物語は大きく変わるのだっ!

2.スタートからゴールまでの正解ルートを鉛筆で書きます。

マス目があっても、まずは大まかに決めていくほうが想像力が働きやすいです。
大まかに決めたルートをマス目に乗せていきます。単純に乗せるのではなく、より面白くしていきましょう。

3.正解ルートの曲がり角や直線に分岐枝を付け足します。

基本的には「空白部分」を作らないようにします。

仕上げ用紙の作業

4.下書き用紙の上に仕上げ用紙を重ねます。

5.下書き用紙に書かれた線と線の間に壁を書いてできあがりです。

定規を使ってきれいに仕上げてもよいですね。

メモ

大きく分けて、
外側から入って外側へ出る迷路
外側から内側の地点に到達する迷路
内側から外側へ出る迷路
の3つが考えられます。迷路であることは同じですが、ゲーム性に違いを持たせることができます。外側から入って外側へ出る迷路はおそらく一番オーソドックスだと思います。外側から内側の地点に到達するものなら宝探しや救出系迷路として楽しめそうです。内側から外側へ出る迷路ならやはり脱出系でしょう。

曲がりくねらせて、できるだけスタートからゴールまで遠回りしないとたどり着けないようなルートにすると楽しめます。どのくらい遠回りさせるか?によって迷路の難易度を調節できます。子どもの性格や年齢に応じて難易度を調節して下さい。ただし、あまりにも正解ルートへ曲り道を追加すると、分岐枝が減ってしまう(極端な話ですが、曲がりくねっているだけで分かれ道がない一直線でたどり着いてしまう迷路になってしまいます)ので注意が必要です。

道の途中にギミックを入れても楽しいです。たとえば正解ルート以外の枝道に拾わなければいけないアイテムを置けば、ゴールする以外の楽しみができて、より時間をかけて遊ばせることができます。回廊を作る場合はあらかじめ回廊ゾーンを作っておき正解ルートへつなげるようにしたほうが、あやまって近道を作ってしまうことがないです。落とし穴やワープゾーン、階段、別世界などを作って迷路を複雑にすると、高学年でも楽しめますが作る手間は激増します。

マス目のある紙を使う場合は、下書きではマス目の中心を通るように道を書き、仕上げでマス目の線を利用して壁を書く方がきれいに作れます。ただし、壁がたんなる線ではなく岩になっているとか、直線状の壁ではなく、より手作り感を出せる曲線状の壁にする場合などは、下書き段階でマス目の線を利用する方が作りやすいかもしれません。

マス目を細かくするほうが難しい迷路が作れます(作業量は激増です…)

塗り絵

買ったり、ネットで探してダウンロードすることが多い塗り絵ですが、もちろん手作りできますね。

→おすすめの塗り絵商品はこちら

用意するもの

紙(コピー用紙。画用紙でも可)…2枚
鉛筆(下書き用)
ペン(仕上げ用。黒か黒に近い色の水性ペン。太めがおすすめ)

作り方

1.下書き用紙に絵を鉛筆で下書きします。

2.下書きした絵の上に仕上げ用紙を重ねます。

3.下書きをペンでなぞって塗り絵の完成です。

メモ

下書きなしで絵を書けるなら、紙は1枚で済みます。鉛筆も必要ありません。

単純な絵柄がおすすめです。下書きが細かいと仕上げの太い線でつぶれてしまいます。「ゼンタングル」のようにひたすら同じパターンの繰り返しで塗り絵を作ると「大人の塗り絵」のような仕上がりになって楽しいです。

間違い探し

手作りは難しいのでは?と思われる間違い探しですが、「細かい部分は気にしないでね」の一言で解決です。

→おすすめの間違い探し商品はこちら

用意するもの

紙…2枚
鉛筆(下書き用)
ペン(仕上げ用)

作り方

1.下書き用紙を半分に折って分割します。

2.折った片側のみに絵を書きます。

3.下書き用紙の上に仕上げ用紙を重ねて絵を仕上げます。

4.下書き用紙をずらし、反対側の絵を仕上げてできあがりです。

メモ

下書き時、間違いにしたい場所はあらかじめ目印を付けておくとわかりやすいです。

例えば木の数などを減らすならば、反対側の絵を書くときには「書かない」だけで済みますが、本数を増やしたり、まったく新しいものを書き加えるときには、下書きが必要となるかもしれません。そのような下書きは、下書き用紙を半分に折ったままにして透かしを利用し、もう一方の側へ下書きするとよいでしょう。

手書きですので、単純に下書き用紙を横へずらしてもう一方の絵を仕上げると、細かい部分のちょっとした違いが目立ちます。遊んでもらう際に「細かい部分は間違いじゃないから気にしないでね」と一言かけるとよいでしょう。

上下さかさまにしたり鏡写しにするなどずらし方に工夫を加えると、細かい部分がそれほど気にならなくなります。

ちょっと脇道

子どもに、作り方を教えてあげると、自分で作り出すかもしれません。

最初は楽しく遊んでもらい、次に作り方を教えてみましょう。

暇つぶしがそもそもの目的なので、遊ぶので時間を使い、作るのでも時間を使えばより一層暇を持て余さずに済んで、親も大喜びです。

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自宅の本と紙を電子書籍化するのに必要な手順と道具のまとめ

「紙の内容をパソコンにスキャンして取り込み画像データ化する」「画像データをタブレットやスマホなどの電子端末で読める電子書籍にする」のに必要な手順と道具をまとめました。

手順…その前に

紙の内容と一口に言っても、紙がどのような状態であるかによってパソコンに取り込むまでの準備や取り込み方が若干違います。まずは紙の状態を見極めましょう。紙の状態は大きく分けて3つです。その3つとは…

  • コピー用紙のような一枚の紙
  • 本のように束ねられた状態の紙
  • スキャンに適さない状態の紙

です。

一枚の紙
本のように束になった紙
スキャンに適さない紙

スキャンに適さない状態の紙は、スキャナではなくカメラを使うことが多くなります。スキャンに適さない状態の紙であっても、工夫次第ではスキャナを使える場合があります。このような判断は取り込みたいものの状態や、求める仕上がり具合によって変わりますので臨機応変に対応することが必要になります。

カメラを使うならば、携帯電話やスマートフォンのカメラ機能が最も簡単です。この方法ならたとえスキャンに適さない状態の紙であっても、その場でパチリと撮影するだけで済みます。「影が映りこみやすい」「スキャンするほどの仕上がりは見込めない」「角度がついて画像がゆがむ」など欠点もありますが、どうしてもその方法しか取ることができなかったり、質を求めない場合は積極的に利用したいです。カメラでスキャナ並みの仕上がりを求める場合は「デジタル一眼レフカメラ」や「三脚」を使うなどの工夫が必要です。

長尺スキャンや分割スキャンが可能かもしれない

スキャナのスキャン可能領域に収まらない大きなサイズの紙は、スキャンに適さない状態の紙と言えますが、「長尺スキャンモード」や「分割スキャン」を使うとスキャンできる可能性もあります。これも紙の状態などによってスキャンできるかできないか、するかしないかはその時の対応次第ということになります。

手順

電子書籍化の手順です。

  1. 裁断
  2. スキャンまたは撮影
  3. PDF化
  4. 使用または閲覧

となります。裁断とPDF化については、行わない場合もあります。

用意するもの

  • 裁断道具
  • パソコン
  • スキャナ(スキャンの場合)
  • デジタルカメラ(撮影の場合)
  • 画像処理ソフト
  • PDF作成ソフト

裁断

本を画像データ化する前には、効率的な取り込みやスキャン後の仕上がりを考慮し、一枚一枚の紙に分解する裁断作業を行います。

本を裁断して一枚一枚の紙にする

「本のままで残しておきたい」「一ページだけ電子化できればよい」などのときには、カメラやフラットベッドスキャナを使って画像データ化することも可能なので、裁断作業が絶対に必要というわけではありませんが、ドキュメントスキャナを使って本をスキャンする場合には必要です。また、一枚のコピー用紙をそのままスキャンするだけならば裁断は必要ありません。

方法は手で破く、カッターナイフを使う、裁断機を使うなどが一般的です。

手で破く
こんな風に破いてはいけない

手で破くのが道具を使わないという点で一番手軽な方法です。ただし失敗することも多く、まっすぐに切ることはできません。裁断前、本をおおまかに分解するときに適しています。

カッターナイフ

カッターナイフ」はどの家庭にもある道具の一つでしょう。一枚一枚丁寧に切ることができる点で優れていますが、一冊の本を裁断するには根気が必要です。「定規」や「カッティングマット」をそろえるとより安全に作業することができますし、仕上がりもきれいになります。ハードカバーの表紙を取り外すときに重宝します。

裁断機
定規+カッターよりも手早く直角に合わせやすい

電子書籍化でもっとも一般的な裁断道具は「裁断機」です。数十枚の紙を一度に裁断することができます。紙を固定する台とカッティングマット、ロータリー式カッターナイフが一体化したものが安価で出回っており手軽で扱いやすいです。裁断刃を紙に押し付けて一度に数百枚を裁断できる本格的な裁断機もあります。ただしロータリー式よりも高価で、重たく収納場所も取りますので購入には注意が必要です。家の中の本を減らすための電子書籍化道具が本よりも場所を取ると、何のための電子書籍化なのかわからなくなってしまいます。ロータリー式の場合、カッティングマットとロータリー刃は消耗品ですので、切れ味が悪くなってきたら交換する必要があります。押し付けて切るタイプも消耗部品がありメンテナンスは必要なので、どちらを選ぶべきかは個人の判断によるでしょう。

注意点

「確実にスキャンできるようにすること」。裁断時に気を付けたい点はおそらくここにまとまります。

手軽さだけで作業すれば誤って紙を破いてしまうかもしれませんし、丁寧さだけに集中すると一冊にかかる時間が膨大になりすぎて作業が終わらなくなるかもしれません。裁断機は本格的なものになればなるほど速く正確に裁断することができるかもしれませんが、高価になっていきます。裁断機だけで本何冊分になるのか計算して、果たして自分にとってそれほどまでに効率的作業が重要なのか考えることも必要でしょう。裁断機に予算が取られ、裁断しスキャンするために肝心な本そのものが手に入らない事態だけは避けたいです。

本を裁断するとどうしても避けられないのは、「本の情報の一部が欠けてしまう」ことです。

背表紙が糊付けされている本がほとんどで、スキャンでは糊が大敵なために、確実に糊部分を裁断作業で取り除くことが重要です。しかし、見開きで構成されているページの場合は、糊付けされている部分にも印刷がされています。そのため裁断によって本の情報の一部までも切り取ってしまうことになります。

どの程度切り取るか…

裁断部分を多く取るほうが糊付け部分を確実に取ることができますが、情報欠如が多くなります。裁断部分を少なくすると情報欠如は少なくて済みますが、糊付け部分が残ってしまう可能性が高くなります。糊付け部分が残るとスキャンセンサー部を汚すことが多くなるので、頻繁に清掃作業をしなければならなくなり面倒です。面倒な気分が大きく心にのしかかるようになるとスキャン自体が嫌になり電子書籍化作業が長続きしない可能性も出てきてしまいます。

見開きページがない場合はほとんど気にすることはありませんが、例えば漫画のように見開きページが効果的に使われており、なおかつ情報欠如によって著しく見栄えの点で劣る可能性が高い本の場合は、どの程度裁断するべきかかなり悩むことが多くなるでしょう。「情報の欠如など絶対に許せない」と考えるのであれば、電子書籍化を諦める方が得策かもしれませんし、「本を見開きで読んでも糊付け部分の情報まではどうせ読んでいない」と切り捨てる方法もあります。個人の価値観によるところが大きいです。

製本されたままの本をスキャンすると、どうしても糊や針で止められた側ほど画像がゆがんでしまいます。実際の本を読んでいるときにはさほど気にならないゆがみも、画像としてみると気になることがあります。基本的には裁断することが望ましいと言えるでしょう。

裁断機を使って数十枚ごとにまとめて作業をしていると、ついうっかりページの並び順を間違えて重ねることがあります。スキャンの際にページ番号の並び間違いに気づけばやり直せますが、例えばコミックのようにページ番号が書かれていない本もあり、ページの並び順がばらばらになってしまうとわからなくなってしまう事態もあり得ます。このような失敗はいつでも起こり得るものなので、裁断する際は注意が必要です。ページの並び順を間違えないように作業できるよう環境を整えます。一定の流れで作業できるように裁断機や裁断前の本、裁断後の本を配置する工夫も大切です。

パソコン

パソコンはスキャナやアプリケーションが動けばなんでもかまいません。

ただし、スキャンや電子書籍化では一度に大量の画像データを扱うことが多いので、CPU処理速度が速く、「メモリ」を多く搭載したパソコンで作業するほうが快適です。より快適に作業したい場合には「グラフィックボード」を搭載したり、2台以上のモニタを使って「マルチディスプレイ」環境にするなどの方法が考えられますが、一般家庭での日常的なスキャン及び電子書籍化には必要ないでしょう。

目、肩、腰に!

見落としがちなところですが、本のスキャンは長時間作業になることが多いです。パソコンの設置場所によっては、かなり身体への負担が大きくなることが予想されます。より快適な作業場所を確保することが電子書籍化を継続させるのには大事です。比較的処理能力が高いのは「デスクトップパソコン」だと思われますが、身体への負担を考えるならば、持ち運びのしやすい「ノートブックパソコン」を選択するのも方法の一つでしょう。

電子書籍化に限りませんが、データは消失しやすいもののひとつです。電子書籍化後に原本を処分してしまうと再スキャンは不可能です。電子化後のデータ消失に備えて原本を保存するとなると、本来紙を減らす目的で行うはずの電子書籍化が無駄になってしまい本末転倒です。データ消失に備えてパソコン本体とは別の「ハードディスク」や「記録メディア」へ常にデータのバックアップを取るようにします。バックアップは違う方法で何重にも取るほうが、より消失リスクに強くなります。

スキャナ

スキャナ」にはいくつかの種類があります。

電子書籍化では「ドキュメントスキャナ」を使うことが多いです。10枚程度の複数の紙を一度にスキャナへ置くことができます。また、一回のスキャンで両面を読み取ってくれるので、紙を裏返してスキャンする手間が省けます。A4サイズまで対応する商品が一般的です。本のスキャンで大活躍します。

思い出の写真や、より高品質に残しておきたい絵画作品などでは「フラットベッドスキャナ」を使うことが多いです。ドキュメントスキャナでスキャンしにくいものにも使います。やはりA4サイズまで対応する商品が一般的です。年賀状印刷などでプリンタとフラットベッドスキャナが一体型になった複合機を使っている方も多いのではないでしょうか。

ドキュメントスキャナとフラットベッドスキャナでは若干構造が違います。ドキュメントスキャナでは固定されたスキャンセンサーへ用紙を送りながらスキャンするのに対し、一方のフラットベッドスキャナは、用紙を固定しスキャンセンサーを動かしてスキャンします。

用紙を送りながらスキャンするドキュメントスキャナでは、用紙を平らに読み取るための用紙押さえ役をスキャンセンサーが兼任しています。表裏両面から押さえながらスキャンする方がより平らにできますし、スキャンセンサーを表裏両面に設置できるので一石二鳥の構造と言えます。ただし、ピッタリと押さえつけてしまっては用紙を送ることができなくなってしまうので、ドキュメントスキャナほどの平らな仕上がりは求められません。紙を送りながらの作業になるのでスキャン時間は短縮できますがスキャナセンサーにゴミなどの汚れが付きやすいです。センサーにゴミが付くと、画像データ上ではくっきりと線状になった汚れとなって残ってしまうので常に注意が必要で、センサー部やその周辺の清掃メンテナンスがやや手間です。また用紙を送る速度は、機械側では一定でも紙質によっては一定にならないことがあります。ひっかかりやすい紙の場合、仕上がった画像が若干縦に間延びすることもありますので、ドキュメントスキャナほどの仕上がりは期待できません。構造上、紙詰まりが起きやすく、用紙を破損させてしまうことがあるので厚みのある紙をスキャンするのには向いていません。

フラットベッドスキャナは、紙を固定するために紙の片面をしっかりと押さえる必要があるので、スキャンセンサーは一つの場合がほとんどです。用紙を固定して完全に機械制御されたスキャンセンサーを動かす方がより正確なスキャンが期待できます。ただし、片面ずつしかスキャンできないために両面をスキャンするには紙を裏返す作業が必要になりますし、一枚一枚確実にスキャン台に乗せる作業も必要になりますので、一枚当たりのスキャン時間が長くなります。紙は固定しなくてもスキャン可能な構造なので、スキャン台の上に載せられるならば、厚みのある紙はもちろん、立体物でもスキャンすることができます。子どもの絵画で使われることの多いクレヨンなどドキュメントスキャナでスキャンすると汚れが付きやすい画材で描かれた作品のスキャンにも比較的使いやすいです。

まとめると

ドキュメントスキャナ → スキャンセンサー固定、用紙を送りながらスキャン
フラットベッドスキャナ → 用紙固定、スキャンセンサーを動かしながらスキャン

速度 ドキュメントスキャナ > フラットベッドスキャナ
品質 ドキュメントスキャナ < フラットベッドスキャナ

向いている素材は

ドキュメントスキャナ → 裁断済みで一般的な紙質の本、印刷されたコピー用紙

フラットベッドスキャナ → 裁断されていない本の部分ページ、厚みのある紙、絵画作品、紙焼き写真、立体物

となります。大量の一般的用紙ならドキュメントスキャナ、一点物ならフラットベッドスキャナが向いていると言えます。

清掃用具

スキャン作業においてホコリやゴミは大敵ですが、どうしても付きやすいため、意識して常にきれいな作業環境を作り保つことが必要です。

特にスキャンセンサー部分に付いたゴミは、そのままスキャンされて画像データ化されてしまいます。これを防ぐためにセンサー周辺をきれいに保つための清掃用具を揃えます。ホコリを払うための「はたき」、ホコリを吹き飛ばすための「エアダスター」や「カメラ用ブロアー」、ガラス面やローラー部などに付きやすい糊汚れやインク汚れを拭き取る「スキャナ用クリーナー」や「クリーニングクロス」などがあると便利です。画像処理ソフトによる修正である程度ゴミを取り除くことは可能ですが、全ページにわたって修正を施すのはあまり現実的とは言えませんし、修正によって元のゴミのない状態の紙を完璧に復元できるというわけではありません。そもそもゴミの侵入を防いだ方が後処理は楽になりますので清掃作業を行うための道具は必須だと言えるでしょう。

注意点

スキャンをする前に決めておきたいことがあります。

まず、どの程度の精度でスキャンをするのか、そして画像データの形式をどうするかの二つです。

スキャンする際には、あらかじめdpiという単位を使って読み取り解像度を決めてスキャンします。dpiの数値が高ければ高いほど読み取り精度が上がり、より細かくスキャンします。しかし、数値を高くすると読み取りにかかる時間が長くなりますし、データも大きくなります。また印刷物自体は300dpi程度なので、それ以上の解像度でスキャンするのは意味がないとも考えられます。本のデータを拡大して印刷するなどの用途で電子化するならば、より高精細にスキャンする必要がありますが、パソコンなどの画面に表示する目的ならば、高精細スキャンはデータ容量とスキャン時間を無駄にするだけになってしまいます。ただし、将来的なことまでを考えるとパソコン画面に表示させるだけで使うとは限りませんし、技術向上で現在よりもはるかに高精細な画像表示を可能にするディスプレイなどの表示機器が、かなり近い未来で一般的になっていないとは言い切れません。「今、こんな使い方しかしないから」とスキャンの速さだけを重視して低解像度でスキャンすると困ることになるかもしれません。

スキャンしたいものの種類にもよりますし、各個人のスキャンに対する重要度も違いますので絶対にこうするべきとは言えませんが、基本的には「できる限り必要十分に高精細で」スキャンしておくことをおすすめします。一般的には本のスキャンで300dpiに設定しておけば十分かと思われます。紙焼きスナップ写真も300dpiが一般的ですが、あくまでもインクジェットプリンターを使って100%の倍率設定で焼き増し印刷するときの目安です。余計な背景部分を切り取るトリミングを行い、L版スナップ写真よりも大きな紙に印刷する用途まで考えるならば300dpiでは不十分です。150dpiでは将来的な使用で不満の出る可能性が捨てきれません。印刷物に対して600dpiの設定は無駄になる可能性が高いですが、写真集や絵画集などコレクション性が高く、さらに拡大表示・使用するかもしれないことを考えると、無駄とは言い切れないかもしれません。データ容量については高容量化が進むハードディスクなどの記憶媒体でまかなうことができますが、スキャン時に切り捨ててしまったデータについては原本がない限り復元不可能ですし、たとえ原本を保存しておいたとしても劣化しやすい紙に印刷されたものが復元時にも紙焼けやインクの変色がないきれいな状態でスキャンし直せるかどうかは保証ができません。

データ形式は「画像データ」として保存するか「PDFデータ」として保存するかに大別できます。「どうせPDFデータで使うんだからPDF形式でよいのでは?」とも考えられますが、「画像データ形式」での保存をおすすめします。これはスキャン後のデータに対する扱いやすさによるものです。PDF形式は通常の画像処理ソフトでは開くことができませんので、修正が必要になった時には一度PDFからjpegなどの画像データへ専用のソフトウェアを使って変換しなければいけません。電子書籍化された本のPDFファイルを作って利用することが主目的だとしても、さまざまな使用用途を考えると、単なる画面表示用なのか印刷も視野に入れたものなのかによってPDFファイルを作り替えた方がよい場合が多々あります。初めからPDF形式で作成してしまうと作り直しが難しくなります。画像データで保存しておく方がいろいろな場面で取り回しが楽にできるでしょう。

スキャンした画像データを保存する時には「圧縮率」を設定します。基本的には「できるかぎり圧縮しない」設定にしておくことをおすすめします。たいていの場合、画像保存形式はjpegです。圧縮すると元のデータにはなかったノイズが出ます。さらに圧縮したデータから元のデータを復元することはできません。

様々な用途に合わせて各種読み込みデータ設定を作って対応することが望ましいですが、あまりにも細かい設定は日常のスキャン作業ではミスの原因になります。両面スキャンのつもりが前回たまたましていた片面スキャンの設定そのままで気づかずにスキャン終了し原本処分、PDF化し表示してみて気づくも後の祭りということが絶対にないとは言い切れません。あるいは高解像度カラーで読み込むはずが低解像度の白黒で読み込んでしまうなども起こり得るでしょう。もちろんそういったミスを防ぐためには毎回毎回設定を確認する必要があるのですが、ミスはしようと思ってするものではなく、誰にでも可能性があるものです。ミスをする可能性を減らすためにはそれ専用のベストな状態の解像度設定にするよりも、「ほぼ標準的でほぼ必要十分に高精細な」大まかな設定をいくつか作り、後処理で対応するような仕組みにした方がよいかもしれません。また、自己設定した読み込みデータはスキャナ用ソフトウェアのアップデートやパソコンの初期化などで失われてしまうこともかなりあり、その度に設定し直すのは時間の無駄にもなります。

デジタルカメラ

デジタルカメラを使うと電子書籍化の使用用途が広がります。

「絵の具が塗り重ねられた油絵」や「モールや綿、落ち葉なども自由に画材として使った子どもの絵」「A4サイズに収まらない巨大な紙」など、紙に描かれてはいるものの立体に近い作品やスキャナではスキャンできないような大きさの紙であっても、カメラで撮影し二次元の画像情報にしてしまえば、スキャンした画像と同じように扱うことができるからです。

子どもの写真アルバムを作る感覚で電子書籍を作る、と言えばわかりやすいのではないでしょうか。

カメラは

デジタル一眼レフカメラ
ミラーレスデジタル一眼レフカメラ
デジタルカメラ

などがあります。

携帯電話
スマートフォン
タブレット端末
パソコンのWEBカメラ

などのカメラ機能でも構いません。

基本的にはどれも同じカメラです。ただし、仕上がりの品質や使い勝手、操作性などは使うカメラによって違いますので、好みや必要度によって使い分けることが必要になるでしょう。

保存モード

デジタルカメラで撮影した画像は保存します。

せっかく高画質を求めて撮影した画像も、保存の形式が高圧縮モードになっていると、不要なデジタルノイズが記録された低画質画像になってしまいます。

保存方法は撮影前に決めておく必要のある項目ですので、必ず見直しておくようにしましょう。

撮影ワンポイントアドバイス

意図しない限り、「ゆがみを出さない」ように撮影します。

カメラで撮影すると、その構造上どうしても撮影した画像には「ゆがみ」が出てしまいます。このゆがみを日常生活の中で行う電子書籍化作業で完全に防ぐのはおそらく不可能です。しかし、できるだけゆがみを減らす工夫はできます。ゆがんでしまう原因は、被写体である紙、そしてカメラ、撮影する人の3つにあるので、それぞれにゆがみ対策を施します。

具体的には

  • 紙を固定する
  • カメラを固定する
  • 自動撮影にする

のが効果的です。

紙の固定

まずは「画像化したい紙を可能な限りきれいに撮影できる場所」を確保します。

できるだけ広くて、紙に余計な影が映りこまず、紙の白い色がそのまま白く撮影できるような場所を探しましょう。広さはカメラ撮影に影響します。影が映りこむと修正が難しいです。明るい場所が好ましいですが、明るさを確保しようとすると影が映りこんでしまうならば、窓をカーテンで覆いむしろ薄暗くして、紙に影を落とさない方がよいです。光や環境の状態によって、本来白い色が白く見えない場合があります。「ホワイトバランス」と呼ばれるものが崩れているためで、人の目で見たときには「白」と思っていたものが、撮影された画像では赤に見えたり緑に見えたりする現象が起きます。後でホワイトバランスを修正することで、本来白い色の部分を白くすることは可能ですが、より正確に修正するときには基準となる「白」を事前に撮影するか、撮影したい紙と一緒に撮影するなどの工夫が必要になります。とは言っても、夕焼け空の時間帯や白熱電球色のライト、あるいは大画面テレビの映像が映りこむ場所など、明らかに白い紙が白く見えない場所で撮影しない限りはデジタルカメラのホワイトバランス修正機能を「オート」に設定することでホワイトバランスを保つことができますので、それほど気にすることはないでしょう。

紙は壁に固定すると安定しやすいです。床と壁を基準にすれば垂直、平行が出しやすいです。ただし、紙そのものが画材などの影響で伸び縮みしゆがんでしまっている場合も多いので、神経質になりすぎないことが重要です。

裏面に「貼り直しができる両面テープ」を使って固定するときれいに撮影できますが、それほどこだわらないのであれば「プッシュピン」などで固定しても構いません。

光の当たり具合によって作品の表情が変わるような場合は、できるだけフラットなもののほかにも、あえて影を出すように光を当てて撮影するのもおすすめです。画像化によって立体情報は失われてしまうので、できる限り立体感を出して残すように撮影するとよいでしょう。

カメラの固定

カメラは基本的に手で持たないで撮影します。

手で持ったまま撮影すると、画像がゆがむのはもちろん、手の微妙な動きによって「手ブレ」が起きてしまいます。平らなテーブルやイス、「三脚」などを利用してカメラを固定して撮影することで、ゆがみとブレを防止することができます。

固定するときに気を付けるのは、被写体に対してまっすぐな状態にレンズを向けることです。撮影画面の補助線はもちろん、床の模様や三脚の水平基準器、壁から三脚のそれぞれの足の距離を測るなど考えられるすべての方法を使って、できる限りレンズをまっすぐに向ける工夫をします。

カメラレンズは望遠レンズを使います。ズームレンズの場合は望遠側(T)にします。デジタルズーム機能は画像が荒れてしまうので使わず、光学ズームで可能な限りのズームを使いましょう。広角レンズ(W)では画面の端に行くほど画面がゆがむので、ゆがみの少ない望遠を使うのです。望遠レンズは遠くのものを手前に引き寄せて見るためのものなので、被写体である紙の撮影に望遠レンズを使うにはカメラを遠くに設置する必要があります。撮影に広い場所を確保するのは望遠レンズを使うのが理由です。どうしても望遠では撮影できない距離しか確保できない場合は、レンズによるゆがみはあきらめて可能な限り望遠側で撮影するようにしましょう。

自動撮影

せっかくカメラを固定しても、撮影時に人が操作するとカメラがわずかにでも動いてしまう可能性があります。

できるだけ固定したカメラに触らないで撮影する工夫をします。そこで使うのがタイマー撮影機能です。タイマー撮影ならばシャッターボタンを押した動作によるブレが出ないです。ただしシャッターボタンを手で押すことによる微妙なカメラ位置や角度のずれが出ないとは限りません。これを防止するためには、「レリーズ」を使うかカメラをパソコンで自動制御してデジタルカメラのシャッターボタンを直接押さないで撮影する工夫をします。レリーズやパソコン制御機能はデジタル一眼レフカメラなどに限られることが多いかもしれません。

ゆがみ対策がまったくできない場合は、手持ちで何とかするしかありません。その場合は、できるだけゆがみやブレがでないようにカメラを体に固定したり、脇をしめて腕が動かないようにしたり、体を壁に固定して撮影するなど考えられる限りの工夫をしましょう。

長時間撮影

ゆがみが少なく、また仕上がりもきれいにしようと工夫を重ねていくと、撮影時間が長くなってしまいがちです。

ここでいう撮影時間の長さとは、シャッターボタンを押してカメラのシャッターが開き、またシャッターが閉じて撮影が終了するまでの時間の長さのことです。長時間露光という撮影手法です。

余計な影が出ないように部屋を薄暗くすると、仕上がり画像を必要な明るさにするためには撮影時間を長くして光を取り込む必要があります。望遠レンズでくっきりとした画像に仕上げるためには「絞り」と呼ばれる値を高く、つまりより絞り込むことになるのですが、絞りの値を高くすればするほどカメラが一度に取り込める光の量は減ってしまうので、やはり光を取り込むために撮影時間を長くする必要があります。撮影した画像にデジタル特有のノイズ成分をできるだけ出さないためには「ISO値」と呼ばれる光に対する感度を低く設定しますが、感度が低ければ低いほどやはり光を取り込むためには時間が必要になります。

モード撮影で言えば感度を低くして望遠ズームで「夜景モード」や「遠景モード」を使ったり、バルブモードを使うような方法になります。シャッターが開いて閉じるまでの時間が10秒以上になることが普通で、その間カメラも被写体も動かさない撮影手法を使います。当然のことながら手持ちでこれを実現させるのは不可能なので、三脚などでのカメラ固定は必須条件です。

ゆがみやブレ対策はかなり大変です。無理に工夫するよりも「明るい場所でさっさと撮影する」方がよほどきれいに撮影できることもありますので、もしも環境や機材を用意できないようであれば、あまりゆがみやブレについては気にしない方が得策かもしれません。

ソフトウェア

電子書籍化では一枚一枚の画像データを一つのPDF書類にまとめるのが一般的です。

そのため、画像データを編集するための画像処理ソフトやPDF書類にまとめるためのPDF作成ソフトが必要になると思われがちですが、電子化後の使用用途によっては必ずしも画像処理が必要ではなかったり、PDFとしてまとめるほどではないという場合もあります。使用用途ごとにソフトウェアを使い分けます。また、必要なソフトはパソコンに付属していたり、スキャナに付属していることも多く、追加購入するほどではないことも多いです。付属ソフトでは使いにくい、機能的に満足できないなどの場合に追加を考えても遅くはありません。無料で使えるソフトも多く出回っていますので購入前に調べてみましょう。

画像処理ソフト

画像処理ソフト」はスキャンした画像の加工を行うためのソフトです。スキャンした画像の管理もできることがあります。

「紙の色をもっと白くしたい」「白と黒をもっとはっきりとさせたい」「一枚だけスキャン中に付いてしまったゴミを取り除きたい」「ボールペンで書き込んだ文字を消したい」「分割スキャンした画像を一枚に戻したい」などスキャン時にできない作業をするのに使います。カメラで撮影した画像の傾きを修正したり、余白に映り込んだ背景を切り取るトリミング作業などにも使います。

飛び道具的な使い方よりも地味な作業が多いです。

ただ画像の加工は、そもそもスキャンの段階できれいにスキャンしていれば、あるいは撮影の段階できれいに撮影できていれば、あまり必要のない作業です。本のように数百ページに渡る画像一枚一枚へ手作業で加工を施すのは一般家庭ではあまり現実的とは言えません。「画像処理ソフトがとりあえず一本あれば何かと助かるかも」程度で用意するとよいでしょう。

PDF作成ソフト

PDF作成ソフト」は画像データをまとめてPDFと呼ばれる形式の電子書籍に変換するためのソフトです。スキャナに付属していることがあります。

複数の画像のデータファイルを一つのフォルダの中で管理するのと似ていますが、フォルダ管理の場合は「画像データは一つ一つ別のデータ」であり、PDFは「複数の画像データが入っている一つのデータファイル」であるところが違います。PDFファイルを見るためには閲覧ソフトが必要なので、画像データをフォルダ管理したほうが手間がかからないのでは?という疑問も生まれますが、「一つのデータとして扱える」ことが有利に働くことも多いので電子書籍では好まれています。

好まれる理由としては、PDFファイルの方が画像ファイルよりもより自然な感覚で電子書籍を読むことができることがあります。本の特徴として挙げられる「見開きページ」の閲覧には2ページ分を同時に表示する必要があります。多くの画像閲覧ソフトは1ページごとに表示することしかできませんが、PDF閲覧ソフトでは2ページを同時に表示して見開きページを実現することができます(ただし使用環境により見開きが使えないこともあります)。また、左から右へ読む本もあれば、右から左へ読む本もあります。PDF作成時に読む方向を指定することで、PDF閲覧ソフトで開いたときに正しい方向へページを進めることができる(これも使用する環境やソフトによります)ので、より自然な感覚で電子書籍を読むことができます。ワープロ文書で作成したデータと画像データなどを一つのPDFファイルに混在させられるため、ワープロならワープロソフトを画像なら画像ソフトをとソフトウェア間の行き来なしに閲覧できるのも利点です。こういったことを気にしないのであれば、PDF作成ソフトを使わずに画像ファイルをフォルダでまとめるだけでも構いません。

最適化

画像処理ソフトやPDF作成ソフトを使う主な目的は、使用用途ごとのデータ最適化です。

「紙をスキャン、画像データとして保存した段階のデータ」そのままの状態で日常的に使用することはほとんどありません。本をタブレットなどの端末で読むのに適した表示解像度やデータ容量にしたり、印刷画像を選ぶ前の小容量インデックス画像を作成するなど、使用する目的に合わせてデータを加工して使います。

パソコンの高速化とデータの大容量化が日々進んでいるために、大きな容量のデータをそのままの状態で使うことの抵抗感は薄れがちですが、小さいデータであればあるほど処理にかかる時間は短くて済むことに変わりはありません。加工したデータを保存するための容量やバックアップなどの管理する手間は増えますが、使用目的にデータを最適化させることでより快適な日常環境を作り出すことは、手間以上の結果が期待できます。また、いくらデータを小さくしても数が増えるとかなりのデータ容量になります。仮に一冊の電子書籍が10MBでも、百冊になれば1000MB(約1GB)、千冊では10GBです。もちろん一冊の電子書籍が必ず10MB以下で収まるとは限らず、ページ数や画質によってはそれ以上になるでしょう。大容量のハードディスクを備えたデスクトップパソコンならともかく、少ない保存領域のスマートフォンにマンガを入れておくなどでは、本体のデータ領域だけでは足りませんので外部メモリーカードに保存することになるでしょう。「メモリーカード」は差し替え可能ですが、読みたい本ごとにカードを差し替えなければいけないのはかなりのストレスになります。こういった事態を防ぐためにも使用用途ごとにデータを最適化させることが必要です。

閲覧

電子書籍化が完了したら、あとは見たり読んだりあるいは印刷して使うなど楽しむだけです!

閲覧ではパソコン画面の他にも、テレビ画面やタブレット端末やスマホの画面で見るなどさまざまです。スマホが爆発的に普及した現在では特にスマホに入れて持ち歩くことが多いでしょう。

スマホの場合、インストールしたアプリによって使い勝手が大きく変わる場合があります。電子書籍ファイルの閲覧においても使い勝手は重要で使用アプリによって全然使い勝手が違うことがあるので注意が必要です。もともとスマホに入っていた閲覧アプリでは電子書籍の使い勝手が悪いと感じた時には、別の閲覧アプリを探してみることをおすすめします。また、電子書籍は閲覧だけではなく、電子書籍ファイルの並び方や名前の表示の仕方など検索や管理も重要な要素になりますので、「本が探しにくい」と感じた時にはファイル管理アプリも入れ替えてみましょう。

また、家中の紙情報を電子化することで、単なる紙の本ではできない全く違う情報の使い方もできるようになります。

例えば「デジタルフォトフレーム」で紙焼き写真からデジタルカメラ写真まですべて表示、さらにお気に入りの漫画の表紙なども流れるようにするとか、スマホの待ち受け画面に使うのはいかがでしょうか。年齢を重ねるにつれて読みづらくなった小さな文字の本も、大画面テレビに映せば読みやすくなります。

電子化した本の文字部分はそのままでは画像データでしかありませんが、PDF作成ソフトなどに搭載されている「文字認識(OCR)」と呼ばれる機能を使い、文字部分を文字情報としてデータ化し、検索可能なPDFファイルにして必要な情報へすぐたどり着けるようにすることもできます。あるいは文字情報を合成音声読み上げアプリを使って読み上げさせれば「オーディオブック」を楽しむこともできます。

さあ、始めましょう!

いかがでしたか。

「紙の劣化から本に書かれた情報を守りたい」「とにかく本の置き場所がない、減らしたい」「家中すべての本や紙、書類をスマホに入れて持ち運んで、いつでもどこでも読みたい、使いたい」「写真も本も同じように管理したい」「防災対策として天井まで届く倒れそうな本棚をなくし、命に関わる恐れもある本の落下を何とか防ぎたい」などを叶えてくれる電子書籍化は、快適な生活をしたいと願う人にとってぜひ始めたいことの一つですね。

しかし、「パソコンを使うのは難しそう」「そもそも本を破いたり捨てることに抵抗を感じる」「電子書籍を買うことはあっても自分で作るのは敷居が高い」など、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

でも、大丈夫です!

ストレス解消で本をバラバラにしたら、あとはスキャナのボタンをポンっと押して読み取るだけの作業です。パソコンやスキャナ、ソフトウェアを初めて使うときには説明書を読まなければいけないなど、とまどうこともあるかもしれませんが、携帯電話やスマートフォンが使える方ならすぐに慣れてしまいます。本の電子化は、あくまでも個人での使用に限られるなど制限があり、その扱いには注意が必要ですが、それさえクリアしてしまえば今までは考えられなかったような本との付き合いができるようになります。

ぜひ、電子書籍化で楽しく快適な生活を手に入れましょう!

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頭の中の考えがまとまらない…を解消し、家族の会話も弾む!ホワイトボード

考え事が多くて頭の中がごちゃごちゃになって全然まとまらなくて困っています。考え出すと、他のことが手に付かなくなるし夜もろくに眠れません!何かよい解消法はないものか?と考えてたどりついたのが、「ホワイトボード」です。

考えがまとまらない!

私は一日中、大事なことからどうでもいいことまで考え続けています。

「今日の晩御飯どうしよう?」から始まり、「もう少し部屋を使いやすくできないか?」「運動を続けるためには?」「畑のレイアウトどうしよう?」「ギターの練習で今すべきことは?」「収入を増やすには?」「子どもの教育はどうするべきか?」「たまった本、どれから読もう?」「勉強はどれから手を付けよう?」「買うものリスト」などがどれも同列な感じで常に頭の中をぐるぐる回っています。とりあえずその日に処理しなければいけない優先度の高いものは手を付けるものの、他は全然進まないです。しかもどうでもいいことが、たまにとても重要なことのように思えることもあります。考えのまとまらないうちにそれらのどうでもいいことを始めだし、重要度の高いものがおろそかになってしまうなんてことがかなり多くて困っていました。

どうでもいいことを考えているときの私

いったん考えをまとめて、さらに優先度をつけて取り組みたいし、そうすべきだ!と反省するのですが、どうも考えをうまくまとめる術がないし、わからないです。

紙とパソコンだけでは足りない

今までも、自分の考えをまとめて残しておくためにノートやメモ帳、パソコンなどを使っていたんですが、どうも使い勝手が悪いのか、これらだけではまとまらないです。

買い物リストは電話の近くのメモ帳です。勉強系はノートやコピー用紙をファイルにひとまとめにして使っていました。ブログのネタはネットブックの付箋アプリです。すぐに実行はしないけれど何らかの形で残しておいて後で見返すようなものは、紙やパソコンが便利です。今日の晩御飯などの場合は頭の中で処理して終わりって感じで間に合います。会話の最中に絵で書いて説明したほうが早いというときはメモ帳に書いて説明し、終わったらまるめて捨ててました。

でも頭の中だけや、紙、パソコンを使う方法では、「形に残すほど長期に必要ではないけれど頭の中で処理するほどには簡単でもなくて、しかも言葉だけでは説明のつかないような問題」にうまく対処できませんでした。私の場合、どちらかというと誰かに話すというよりは自分の中だけで対処するようなことに多い気がします。

特に、絵と言葉で考えようとしたり、ちょっとした図形と筆算が必要な問題を解こうとしたときなどは、紙に書くのでは何回も書き直すのが面倒だし、パソコンだと文字はすぐ打てるけれど絵との連携が今一つな感触で不満が残ります。結局どちらもうまくまとめられないから使いたくなくて、ただ頭の中だけでぐるぐるさせている毎日でした。

ホワイトボードはどうなの?

何か考えをまとめるために便利なものはないかな?と考えていた時に、ホワイトボードはどうだろうか?と思いつきました。

というのも、最近家族で楽しみに観ている天才オタク集団が出てくる海外ドラマで、彼らが会話シーン中にホワイトボードを使っていることに気が付いたり、長女について行った高校説明会で、お互いに勉強しあって会話するツールとしてホワイトボードが使われていると知ったことなどがあったからなんです。「なんか頭の良い人たちはさまざまなデジタル&アナログツールを使いこなしている!」みたいな印象がありました。

我が家にもホワイトボードはあるのですが、今まで主に子どものお絵かき道具の一つとしてしか認識&使われておらず、画鋲で壁に固定されているので考えをまとめるための道具としては使い勝手がそれほど良くはなかったです。

でも、大き目のホワイトボードを居間に置けば…?

お絵描きだけじゃなくて自分の考えを絵付きでちょっと残しておくスペースもあるし、書き直しも楽です。電気を使わないで形をとどめられるからパソコンのように画面を消して忘れることもなさそうで、始終眺めながら考えられるから頭の中だけで考えるよりもまとまりやすそうです。

早速買ってきた!

ホワイトボードが欲しくて矢も盾もたまらなくなったので、早速買ってきました!

思っていた通り、買って正解〇使って大正解◎でした。

さらに今までメモ帳に書いて終わったらポイしていたちょっとした説明の絵を書くのにもホワイトボードがちょうどいいです。磁石が使えるので、学校や幼稚園のプリントや買い物リストも貼っておけます。バカな絵を書いておしゃべりできるので、今までより家族との会話も弾むようになりました!

紙とパソコンの中間的存在で使い勝手がよく、創造性があきらかに向上した!って感じです。

ただ、部屋の大きさを考慮し、さらにDIYショップですぐに購入できる最大サイズがその大きさだったというのもあって90cm×60cmのホワイトボードにしたのですが、もっと大きいサイズ、例えば会議室に置いてありそうなものでもよかったかなとは思いました。

会議室ホワイトボード、テレビの前なら置けたかも

あまりにも気に入ってしまったのでデスクトップパソコンを置いてある部屋にも追加で買ってしまいました。

消したときにホワイトボードマーカーの消しクズがちょっと出てくるのが不満といえば不満ですが、今まで紙を使うほどのことではないとためらっていたけれど頭の中だけで処理するには複雑すぎるし、パソコンを使うには雑多すぎるような問題の解決に「ホワイトボード」が大活躍しています。大きさが重要なことも多いので予算と場所が許す限り大き目サイズを選ぶと後悔しないと思います。

考えをまとめられないと悩んでいるならホワイトボードがおすすめです。

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3Dモデリングに必要とされる下絵を描くことがそもそも難しい

3DCGアプリを使ったオリジナルぬいぐるみの作り方があります。が!3DCGソフトの使い方は調べればなんとかなるけど、そもそもモデリングに必要な「下絵」が描けないんです!どうすりゃいいんですか?

とにかくぬいぐるみを完成させたい!!

利用できるものはとことん利用する!

「そもそも絵が描けるなら苦労しねーよ」という悩みは多いですよね、実際私もその一人です。

今じゃ「私は絵が描けない、でも別にいいや」というあきらめがついていますが、だからといって描かないわけではなく、絵が必要ならば描かなきゃならんよキミ、ということで仕方なく描いてます。私は絵を描くのがそんなに好きじゃないみたいです。だから描くことで食っていこうとかはもう考えてません。

で、絵が必要な時、今は「ぬいぐるみを作るために使う3Dアプリに必要な下絵」ですね。私はどうするのかと言うと、「とにかく必要とされる絵を用意するために今、利用できるものは可能な限りとことん利用する」という方法を取っています。プロではないので自分にとって必要な絵を用意できれば問題ないわけで、結果にもそれほど深刻に悩む必要もない、、、極端な話ですが必要な「絵」が「写真」でも代用可能なら、写真でオーケー。

ということで、「絵」そのものが大事なんじゃなくて、絵はぬいぐるみを作るために必要な手段の一つでしかないので、どんな形でもいいから絵(というよりは画像ですね)を用意します。

どんな絵が必要か?

オリジナルぬいぐるみが作りたい

ぬいぐるみ設計に3DCGソフトを使う

3Dソフトではモデリングという作業がある

モデリングのためには下絵が欲しい

どんな下絵が欲しいのか?それはどういう方法で得るのか?

というところでつまづいてしまっているところまで整理してみると、「なんかプロとか絵の上手い人が描いたっぽいすごく上手い絵」が必要なわけではない、と気づきます。3DCGの参考書籍を見ると、なんか超ウマい美麗絵が下絵として使われてたりして、「こんだけ描けるなら別に絵をやればいいじゃん」とため息が出てしまいますけど、実際はそんなきれいな絵がなくってもモデリングはできますよね。

で、必要なのはどんな下絵なのかというと、

前から見た図

横から見た図

の2枚です。さらに詳しく言うと、その図は

パースの付いてない絵、つまり遠近法を使わない絵

である、ということです。思いっきり技術の時間に習った設計図ですね。

ポーズは3DCGアプリ上で付ける方が簡単なので、設計図の段階では棒立ち状態が望ましいですが、ぬいぐるみによっては設計図段階でポーズ付きの方がやりやすい場合もあるかもしれないので、ここは試行錯誤や自分なりの好みのやり方を見つけることが必要ではないかと思います。

正面図くらいなら何とかなるかも

なんとなくでも作りたいぬいぐるみのイメージがあるなら、たぶん前か横の絵のどちらか1枚くらいは何とかなりそうと思うのではないでしょうか。

例えば人なら前から見たところとか、魚なら横から見たところなどと違いはあるかもしれませんが、両方いきなりは無理でもどっちかだけなら何とかなりそうな気がします。

現実にあるものをできるだけ忠実にぬいぐるみ化したいのなら、1枚写真を撮って、輪郭をなぞればできあがりです。イラスト集などから流用しちゃうのも手です。オリジナルぬいぐるみを販売する目的なら著作権関係も気を付ける必要がありますが、趣味の範囲でぬいぐるみが外に出ない限りならまったく問題なしです。もちろん一から自分で描くのが一番ですけどなかなか難しいですよね。

とにかく「下絵のための下絵」があっても何ら問題はありません。

私はとりあえず資料になりそうなものはないかなと探します。ネットで探すと時間が無駄になることが結構あるので、辞書とか本を探すことの方が多いです。

2枚目が難しい

前か横どっちかは用意できそうだ、でも次が問題。

人物の正面写真は多いけど、完全に横向きの写真「も」探すのは難しいです。2枚目が難しいんですよね。横から見た魚の写真はあっても、前から見た魚?あまり見かけません。実際に魚を飼っているとか、魚売り場で観察するとかすれば前から見た魚もわかりますが、案外まじまじと見たことってないです。斜めから見た絵は特徴と立体感が同時にわかるのでよく見かけますが、じゃあそこから真正面と真横から見た図を作れるかっていうとちょっと難しいです。

「なんとなく横からだとこんな感じ?」レベルの絵なら何とかなりそう、、、でも、必要なのは前から見た絵で見えるパーツが横位置からも同じ位置に描いてある図です。目の高さが前から見た時と横から見た時で違う…とかなっちゃうと困ります。

資料で見つかるならそれでよし、ですが見つからない場合は絵画技法書系や図鑑に資料がないかなと探すことが多いです。

パーツ位置をずらさないようにする

前、あるいは横のどちらかが描けた、さらにもう1枚目はパーツの位置さえなんとかなれば描けそうという場合があります。

こんな時に便利なのは「方眼用紙」です。算数のグラフの授業で使いましたね。縦Y軸と横X軸を取ってグラフを書くなんてもう二度とやることはないだろうとか思いましたけど、なんとこんなところで役立つときが来ちゃいました。

正面図なら縦Y軸と横X軸ですが、側面図なら縦Y軸で横は奥行きを表すZ軸となります。つまり、縦Y軸が共通なのでぬいぐるみパーツの高さを正確に表すことができます。高さだけは目盛りで機械任せ作業ができるのであとは奥行きに集中して、「横から見るとこんな感じな絵」を描けばいいですね。

ただし注意しなければいけないこともあります。

絵は平面なので、割と嘘が平気で描けちゃうんですよね。前からだとこんな感じで、横からだとこんな感じだとカワイイなんて描き方をすると、じゃあ実際にそれを立体にすると「あれ?」みたいなことが起こっちゃうことも結構あります。

例えば世界的に有名なネズミのキャラクターの耳ってどこから見てもいい感じなんですけど、それじゃあ立体的にはおかしいだろっ!となっちゃいます。ぬいぐるみなんで、絵的なごまかしは禁物です。あと、設計図なんで遠近法使った立体感はいらないんだけど、立体になったときに破綻しちゃうと困るので、ぬいぐるみパーツそれぞれの厚みや角度は正確に書き写す必要があります。

でも、正面から見たぬいぐるみはかわいいけど、横はダサいよね…なんて嫌だし、やはりどこから見てもいい感じは目指したいところです。となると、両方の絵の妥協点的なものを探りつつ、最初に作った絵も変更しつつ両方の絵を仕上げるということもあり得ます。オリジナルぬいぐるみなので、試行錯誤は絶対だとは言え、面倒くさいですね。

ということで、2枚目まで描ききるには本当は1枚目を描く段階で立体として意識していた方がいいと判明したり、まだ存在しない立体の完成映像を意識ためには何が必要か?というと、立体を立体として把握するための「資料」が必要だと気付いたりします。

下絵の下絵に立体を利用!

絵を描くのってめんどくさいです。

なんかそもそも平面で立体を描こうとすること自体無理系な気がするし、立体であるぬいぐるみを作ろうとしているんだから、最初から立体で模型でも作っちゃえば楽なんじゃね?と思いました。

模型、よさそうじゃないですか?

模型なら最初から立体なので、前から見たときと横から見た時でパーツの位置が違う!なんて悩みがあるわけがないです。で、何で模型を作ろうか?と考えてパッと思い浮かんだのが、「粘土」です。粘土ならこねくり回して自由自在に形を作れます。ただし、細かい部分まで作り込もうとか考えると難しくなっちゃうので、あくまでも下絵のための土台としての利用に留めるんです。

耳の角度などは真正面から見ても真横から見てもいい感じで調節したいので、自由に変形できる粘土は都合がいいですよ。

順番をまとめると?

こんな感じの作りたいというぼわーっとしたイメージをメモ

必要そうな資料を集める

集めた資料を見ながらイメージを広げ、だいたいのイメージ図を描く

イメージ画をもとに粘土細工

できあがった粘土の真正面と真横の写真を撮る

写真を直接下絵にするか見ながら、方眼用紙に正面図と側面図を描く

必要ならイメージ図、粘土、方眼用紙を繰り返して徐々に下絵を完成させる

とこんな感じで進めると、行ったり来たりで時間はかかりますが、ほぼ確実に自分の作りたいぬいぐるみを作るために必要な下絵を完成させることができると思います。まあ、やっぱり面倒くさいのはどうしようもできそうもないのが悲しいところですけど、「作りたいのに下絵が描けなくて挫折!」となるよりはいいのかなぁと思います。

作っている途中で思いついたけれど絵にするのは難しいというようなアイディアは、とりあえず簡単な文章で書きつけておくと後で思い出せるし取捨選択ができて便利です。私はよく下らない話の断片を妄想しては、ついでに書いておいてます、絶対に使えないけど。

妥協も大事かも

「こんなぬいぐるみを作りたいなぁ」と思ったときにふと立ち止まって考えたのが「そういえばぬいぐるみに求められることって何だろう?」ということなんです。

最初は、「なんかすごいリアルなやつ」とかって考えていたんですけど、そもそもぬいぐるみにリアルを求めて何になるんだろう?って疑問がわきました。なぜリアルなやつなのかというと、単にお店にはリアルなぬいぐるみって置いてないなと思ったからなんですけど、それはなぜなんだろう…、あ、需要がないからだって思いました。どちらかっていうとぬいぐるみに求められることって「癒し」じゃないかと。どんな癒しでもいいんだけど、その癒しに必要なのはリアルであること?ではないよなと思い至りました。

で、リアルじゃないぬいぐるみを作るとなると、必然としてぬいぐるみの単純化とかデフォルメとかしないとダメですよね。デフォルメはどの程度?と思って身の回りにあったぬいぐるみを改めて見直してみたんですけど、かなり単純な形を組み合わせて作っているんだなぁっていうのが多いんです。けど、かわいいし癒される。あ、こんなんでいいのかって気づきました。しかし、私は今まで身の回りのぬいぐるみを見てる気がしてただけで案外詳しく見てはいなかったんだなぁと思いました。なんだろ、引き出しの少なさってやつですかね?

結局最初にできあがったぬいぐるみは、どんどん妥協して、めちゃくちゃ単純化デフォルメしたぬいぐるみだったんですけど、これはこれでなかなかよかったです。

私、今無駄に語っちゃってる気もするんですけど、「下絵が描けない!」っていう悩みは、こだわりすぎていて、「こんなんでも十分ぬいぐるみになるし、それでいい」っていう部分が見えなくなっていたり、もともとぬいぐるみについてそれほど知識があるわけでもないわりにオリジナル!とか言っちゃって、何かもうすごいものを作らなくちゃと固まっているところから出てくるのではないかとも思うのです。だから「もう少し楽な感じで、適当に作っちゃってもいいか」という妥協も大事なのではないか、下絵だって適当なやり方でもなんとかなるっしょ!と言いたいので、長々と書きました。無駄なこだわりを持っていたのは過去の私のことなんですけどね、あ今でもか。

ということで、オリジナルぬいぐるみ。まずは超簡単な適当な感じのぬいぐるみを考えて、下絵も簡単に済ませられるようにすることも考えながら作ってみるのもおすすめです。作りながら徐々に難易度を上げたデザインにしていくことで、自然と下絵を描く技術も上がっていくはずなので、楽しんで作っていきませんか。

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学校のプリント読みたくないので気づいた我がフリに茫然自失

担任の先生の「一生懸命考えて書きました!」っていうのはメチャメチャ伝わるんです。けど、娘たちが持ち帰ってくる学級通信を読みたくないんですよ。「なんでこんなに字ばっかりなの?」って感じで、もう見た瞬間「うわっ!」って叫んじゃって、思わず目をそらすんです。

字、字、字、字、字、字、字、字、字…

学級通信や学校通信は、ちょっと読んだだけでも、ああなんかすごく真面目に教育とか学習とかについて熱く語ってるんだな感がヒシヒシなんですけど、しょっぱなからウワっ!なので最後まで読めたためしがありません。ほんと申し訳ないんですけどね。

でも、考えてみたら私もこのサイトの中でほぼおんなじことをしている、ということに気づいてしまいました。字ばっかりですよ。絵とか写真を入れた方が読みやすいのは明らかなんですけど、なんか面倒くさいんで字だけで済ませてました。

絵描いたり写真撮るだけならそれほど面倒でもないんです。

そこから先ですかね、面倒なのは。画像加工とかデータの移動だのバックアップだのしたうえで、ようやくサイトに載せられる状態に持っていける絵ができあがります。この工程を考えるとほんと面倒くさいです。

しかし、そもそもサイト運営なんて言うこと自体面倒くさいことをしているんだから、絵ぐらい付けろよ!と自分に対して思いました。せっかく一生懸命に文章を書いても、読んでもらえなかったら意味ないですし。

ということで、これからは絵とか写真も可能な限り付けていきます。たぶん。