カテゴリー
手芸 日記

手作り筆箱

親がヘタってきたぬいぐるみにわたを入れて直してた。その勢いにのって「なんか作らない?!」ってキラキラした目で見てくるから、いらなくなったズボンの余り布で筆箱を作ることに、、、。

とは言っても作り方なんて全然知らないから、YouTubeで検索っと!

テキトーに作ったわりにうまくいった!

※著作権的に写真を載せることはできません。

カテゴリー
かたづけ プラモデル 家事 工作 手芸 生活 趣味

プラモデル用エポキシパテが切りにくい

主剤と硬化剤を練って混ぜて使うプラモデル用のエポキシパテをときどき使います。使う分だけそれぞれ切って使うのですが、切りにくくて困っています。何とかなりませんか?

粘土用はさみがイイネ!

プラモデル用エポキシパテって切りにくいですよね。

私は今までカッターナイフを使ってパテを切っていたのですが、切れないし刃にくっつくしでとてもイライラしていました。

何とかならないかなぁ…と考えて、ふと思い付いたのが「粘土用はさみ」です。造形向け手芸用粘土を切るための先がとがった小型のはさみで、粘土の計量や造形に使う道具です。パテは粘土のようにくっつきやすいし、やわらかいものだから、同じように粘土用はさみで切れるのでは?と試してみました。

結果は、とても使いやすかったです!

カッターナイフで切っていたときよりも、それぞれを同量で切れるし、少ない量を切り出すのも簡単でした。

プラモデル用エポキシパテを切るときには、ぜひ粘土用はさみを試してみてください!

粘土用はさみはこちら

カテゴリー
健康 危機管理 家事 手芸 生活

布端の始末はジグザグ縫いよりたち目かがり押えが圧倒的におすすめだった!

押えの交換だけ!圧倒的に速い、確実、仕上がりきれい。布端の始末をミシンで行うときに絶対覚えておきたい、たち目かがり押えを使ってみた!

緊急指令!マスクを作れ

新コロナウィルスで、どうしても家族分のマスクを手作りしなければいけなくなりました。

布マスクの作り方はわからないけれど、とりあえず適当にと、その辺にあった余り布で試作した立体マスクが、本当にひどい出来でした。適当なやっつけ仕事していては、いつまでも使えないものしか作れないしダメだな!と痛感しました。

手芸店で、マスクの作り方レシピを配っていたはず…と思い出し、布とひもを購入するついでにレシピをもらってきました。なんと、マスクに使えそうなゴムひもが売り切れていて、ああ、みんな考えることは同じなんだなとしみじみ…。でも、さすが手芸店という感じで、マスクのひもに使えそうな別素材が、マスクレシピを置いている場所に切り売りされていました。

布端の始末は面倒くさい!

裁縫作業の一つに、切った布の端がほつれてこないように始末する工程がありますね。

ほぼ必要な作業ですが、今まで私は、とにかく面倒くさいなぁとしか思っていなくて、ミシンでジグザグ縫いにしたり、それすらしてませんでした。2回折りでなんとかできるしとか、毎回ジグザグ縫いで布がミシンに巻き込まれるのが嫌とか、雑巾を作るために直線縫いくらいしか使わないし、毎日のようにミシンを使っているわけではないから、直線縫い以外の操作法覚えても使わないから覚えたくないし、覚えられない気がするし、そもそも覚える気がないし、みたいな理由です。

でも、マスク試作は大失敗だったし、レシピがあってもちゃんと作れなくて、せっかく買ってきた家族分のマスク布を台無しにしてしまうことは、簡単に予測できます。

面倒くさいけれど、近道じゃあたどり着けない!これはきっとミシンの使い方を覚えるチャンスでもあるんだ!と思い込むことにして、とりあえず手元にあった「ミシンの使い方の本」を見直してみることにしました。

なになに、布端の始末はジグザグ縫いよりたち目かがり押えを使ったほうがきれいでおすすめ?

そうだったのか…、でもそんな押えのパーツは、うちのミシンに付属していたかしらん?と改めてミシン説明書を再確認しました。えーと、布端の始末ページはと…あ、あった。ありましたよ~、たち目かがり押えを使った布端の始末の仕方が!ジグザグ縫いを使った方法とともにたち目かがり押えを使った方法が載っていました。

なんだよ~、あったのかよ、最初から言ってくれよって見てなかったの私か…などと説明書を読んでいたら、実はジグザグ縫いだと思って使っていたのは、伸びる布地を縫うときや飾りぬいをするときに使う模様だったと判明しました。道理で縫いにくいし、布が巻き込まれるわけです。説明書は読もうね、私!

布端始末してみる

説明書を読み直して、布端の始末の方法がわかりました。

せっかくなので、ジグザグ縫いを使った始末と、たち目かがり押えを使った始末の両方を試すことにしました。もちろん、失敗してもいいように、いらない余り布も準備です!

まずは、ジグザグ縫いです。えーと、布端を始末するときは、ジグザグの片方は落とすようにして縫うのか…知らなかった、ていうかそれくらいやっぱり調べてからミシン使えよ私。今までは適当にジグザグに縫った後に布を切ったりしてました、無茶苦茶ですね。説明書通りにジグザグ縫いで始末したら、ちゃんとできました。

次は、たち目かがり押えです。直線縫いなどで一番よく使う押えと、たち目かがり押えを交換し、縫い模様を選んでスタートするだけです。やはりジグザグのときと同じように、針の片方を落とす感じで縫っていきます。ん?何か違う、縫いやすい?なんだかジグザグ縫いとは違う縫い心地に驚きました。ジグザグ縫いを使っているときは、途中で布がミシンに巻き込まれそうな感覚があったり、実際巻き込まれてしまうことがあったのですが、たち目かがり押えを使った縫いでは、それがないです。巻き込まれないのはもちろんよいことなのですが、え、何で?

理由が分からないです。

押えに秘密が

たち目押えを使って布端を始末すると、布がミシンに巻き込まれないです。

でも、その理由がわからないです。どうしてなのか気になったので、一度押えパーツを外してジグザグ縫いで使う押えパーツと見比べたり、低速縫いでじっくり観察してみたりしました。

どうも、押えの形そのものに秘密があるようだ、って当たり前っちゃあ当たり前か…などと観察して、たち目かがり押えは布の端をぴったりとミシンの送り歯に当てるような形になっていることに気が付きました。端を縫うときには、どうしても一部の送り歯しか使わないような縫い方しかできないので、うまく布が送られずに布端がミシン内部に巻き込まれやすいのですが、そうなってしまうことを防ぐような形に工夫されているようです。

たち目かがり押えを使ったほうが、縫う部分もわかりやすいし、縫い速度を高速にしても大丈夫で、しかも仕上がりがきれいでした。うん、いいね気に入ったよ、たち目かがり押え!

押えパーツをいちいち交換するのが手間で面倒くさくて欠点といえば欠点ですが、使いやすさや仕上がりという点で圧倒的にたち目かがり押えの勝利です。マスク作成でも使いまくりで、これからは布端の始末はジグザグではなく、たち目かがり押えのみが私の中で決定しました。

ミシンによっては、たち目かがり押えが付属していなかったり、縫い模様がなかったりするかもしれませんが、使えるなら絶対使ったほうがいいですよ。おすすめします。

カテゴリー
おもちゃ かたづけ 健康 危機管理 家事 工作 手芸 掃除 生活 育児 趣味

子どもが成長してあまり遊ばなくなったぬいぐるみがカビた

幼稚園に行く前までは毎日のようにぬいぐるみと遊んでいた長女、次女、三女。しかし、成長するにつれてぬいぐるみと遊ぶ時間は減っていきました。嫌いになったわけではないけれど、ぬいぐるみ遊びが減るのは自然なこと…。ですがカビてしまうと遊びたくても遊べなくなってしまいますよね。我が家では何とかしてカビさせない工夫をしています。

入れっぱなしはカビる!

ぬいぐるみは布や綿で作られているので、服や布団のように使わないで押し入れなどへ入れっぱなしにしていると、必ずと言っていいほどカビてしまいます。

悲しすぎる…

特に危険なのが季節替わりの時期です。

現在中学生の長女と次女ですが、まだ幼稚園に行っていたときの秋から冬の頃のことです。

私がクローゼット前を通ったり、クローゼット近くのパソコンで作業しているときに「何かにおう、くさいな」と思うことが度々あったんです。『何だろう、何のにおいだろう、カビ?カビくさい?え、どこから?』と思いながら原因を突き止めようと、そこら辺をうろつきながら鼻をクンカクンカさせていたら、なんということか原因がぬいぐるみでした。当時、我が家にあったぬいぐるみは、編みカゴに入れてクローゼット下段で保管していました。

幼稚園に行くようになってぬいぐるみと遊ぶ時間が減っていたというよりもほとんど遊ばずにカゴの中へ入れっぱなしにしていたことと、秋から冬への季節替わりで気温が下がるとともに室内の湿度が上がっていたという二つの原因が重なった結果、ぬいぐるみがカビてしまったのです。がーん!

子どもたちお気に入りのぬいぐるみがカビてしまったのは、かなりのショックでした。なんとかしようと洗濯機で洗ったら一部のぬいぐるみが色落ちし、さらに他のぬいぐるみに色移りしてしまって滅茶苦茶に…。泣く泣くどうすることもできなかった半分近くのぬいぐるみを処分しなければいけませんでした。

それ以来、我が家ではできるかぎりのカビ対策を施すようになりました。

どうする?ぬいぐるみ

新しい遊びや人間関係が広がっていく子どもに、カビ対策と称して「またぬいぐるみで毎日遊べ!」と強制するのは馬鹿げていますよね。

でも、遊ばないでクローゼットへ入れっぱなしにしておくと確実にまたカビてしまうので、何とかして「ぬいぐるみの置きっぱなし状態」は避けたいです。どうしたものかと考えたときに思い付いたのが、ぬいぐるみの利用法を変えることです。ぬいぐるみ遊びという使い方に限定してしまうから保管場所はおもちゃ箱へ…となってしまい、遊ばなくて置きっぱなし、挙句カビとなるので、遊ぶ以外の方法でぬいぐるみを使うことにしました。

抱き枕に最適

比較的大きめの抱き心地の良いぬいぐるみは、クッションや抱き枕代わりに使えるので、ベッドやソファに設置するのがおすすめです。新しいクッションを買う手間とお金の節約ができますね。我が家にはソファはありませんがベッドがあるので、枕元に大き目のぬいぐるみたちをポコスカと並べています。目に付きやすく手に取りやすい距離にあるので、娘たちもぬいぐるみを自然な流れで抱き抱きしています。時々取り合いになってケンカするのと、ぐちゃぐちゃに置きっぱなしにするのが欠点ですが、カビる確率は減っていると思います。

大人の握りこぶし二つ分くらいの大きさのぬいぐるみも枕元に置いているのですが、こちらは抱き枕としてよりも、空間を埋める感じでいくつも並べています。どちらかというと癒し空間の演出目的が強く抱き枕よりも動きが少ないので、ときどき並べなおしてカビないように注意しています。

ストラップに!

子どもの手の平に乗るくらいの小さいぬいぐるみは、ストラップに改造するのがおすすめです。

手芸店には、自分でストラップやキーホルダーを作るための手芸パーツが販売されています。これらの手芸パーツをぬいぐるみに取り付ければ、お気に入りのぬいぐるみをストラップとして使える、というわけです。

丈夫なボタン糸でストラップパーツを縫い付け

私が選んだのは「ストラップ金具 カニカン付き」です。ボールチェーンなどもあるので好みで選ぶとよいと思います。

ストラップ金具をタコ糸やボタン用糸で直接縫い付けるなどの試行錯誤をした結果、現在は「二重カン」をぬいぐるみにボタン用糸で縫い付け、それにカニカンをつなぐ方法に落ち着いています。

ストラップにしたぬいぐるみは壁のコルクボードに画びょう止めしてディスプレイしています。ちまちまといくつも並んでいるのがカワイイし楽しいです。コルクボードに掛けていると見やすいし取りやすいので、その日の気分によって付け替えるのも簡単にできますよ。娘たちはカバンやリュック、筆箱などに付けて楽しんでいます。

処分も考える

我が家では遊ばなくなったぬいぐるみの再利用をしていますが、やはり処分も考えています。

すべてのぬいぐるみを抱き枕やストラップなどにするわけにもいかないので、「このぬいぐるみは要らないのではないだろうか?」とか「それほど好きではないぬいぐるみがあるのでは?」など、遊ばなくはなったけれどどうしても手放せないぬいぐるみだけを残しておくように促す機会を設けて、厳選する努力を親子でしています。

できるだけリサイクルを考えたいところなのですが、我が家の場合、残念ながら近所や親せきなどにぬいぐるみを使ってくれる小さな子どもがいないし、フリーマーケットやリサイクルショップはほぼ全くと言っていいほど利用しないので、要らないと判断したぬいぐるみは「今までどうもありがとう」と言ってから燃やせるゴミとして捨てることが多いです。

ぬいぐるみとのお別れの際には、写真に残してます。ちょっとだけ悲しみが和らぐのでおすすめですよ。

ぬいぐるみはカゴや箱に入れっぱなしにして遊ばないでいるとすぐにカビてしまいます。ただ捨ててしまうのはあまりにも悲しいので、心癒される大切な存在としていつまでもかわいがる工夫をしていきたい、と考えています。

カテゴリー
おもちゃ パソコン 写真 工作 手芸 趣味

3Dモデリングに必要とされる下絵を描くことがそもそも難しい

3DCGアプリを使ったオリジナルぬいぐるみの作り方があります。が!3DCGソフトの使い方は調べればなんとかなるけど、そもそもモデリングに必要な「下絵」が描けないんです!どうすりゃいいんですか?

とにかくぬいぐるみを完成させたい!!

利用できるものはとことん利用する!

「そもそも絵が描けるなら苦労しねーよ」という悩みは多いですよね、実際私もその一人です。

今じゃ「私は絵が描けない、でも別にいいや」というあきらめがついていますが、だからといって描かないわけではなく、絵が必要ならば描かなきゃならんよキミ、ということで仕方なく描いてます。私は絵を描くのがそんなに好きじゃないみたいです。だから描くことで食っていこうとかはもう考えてません。

で、絵が必要な時、今は「ぬいぐるみを作るために使う3Dアプリに必要な下絵」ですね。私はどうするのかと言うと、「とにかく必要とされる絵を用意するために今、利用できるものは可能な限りとことん利用する」という方法を取っています。プロではないので自分にとって必要な絵を用意できれば問題ないわけで、結果にもそれほど深刻に悩む必要もない、、、極端な話ですが必要な「絵」が「写真」でも代用可能なら、写真でオーケー。

ということで、「絵」そのものが大事なんじゃなくて、絵はぬいぐるみを作るために必要な手段の一つでしかないので、どんな形でもいいから絵(というよりは画像ですね)を用意します。

どんな絵が必要か?

オリジナルぬいぐるみが作りたい

ぬいぐるみ設計に3DCGソフトを使う

3Dソフトではモデリングという作業がある

モデリングのためには下絵が欲しい

どんな下絵が欲しいのか?それはどういう方法で得るのか?

というところでつまづいてしまっているところまで整理してみると、「なんかプロとか絵の上手い人が描いたっぽいすごく上手い絵」が必要なわけではない、と気づきます。3DCGの参考書籍を見ると、なんか超ウマい美麗絵が下絵として使われてたりして、「こんだけ描けるなら別に絵をやればいいじゃん」とため息が出てしまいますけど、実際はそんなきれいな絵がなくってもモデリングはできますよね。

で、必要なのはどんな下絵なのかというと、

前から見た図

横から見た図

の2枚です。さらに詳しく言うと、その図は

パースの付いてない絵、つまり遠近法を使わない絵

である、ということです。思いっきり技術の時間に習った設計図ですね。

ポーズは3DCGアプリ上で付ける方が簡単なので、設計図の段階では棒立ち状態が望ましいですが、ぬいぐるみによっては設計図段階でポーズ付きの方がやりやすい場合もあるかもしれないので、ここは試行錯誤や自分なりの好みのやり方を見つけることが必要ではないかと思います。

正面図くらいなら何とかなるかも

なんとなくでも作りたいぬいぐるみのイメージがあるなら、たぶん前か横の絵のどちらか1枚くらいは何とかなりそうと思うのではないでしょうか。

例えば人なら前から見たところとか、魚なら横から見たところなどと違いはあるかもしれませんが、両方いきなりは無理でもどっちかだけなら何とかなりそうな気がします。

現実にあるものをできるだけ忠実にぬいぐるみ化したいのなら、1枚写真を撮って、輪郭をなぞればできあがりです。イラスト集などから流用しちゃうのも手です。オリジナルぬいぐるみを販売する目的なら著作権関係も気を付ける必要がありますが、趣味の範囲でぬいぐるみが外に出ない限りならまったく問題なしです。もちろん一から自分で描くのが一番ですけどなかなか難しいですよね。

とにかく「下絵のための下絵」があっても何ら問題はありません。

私はとりあえず資料になりそうなものはないかなと探します。ネットで探すと時間が無駄になることが結構あるので、辞書とか本を探すことの方が多いです。

2枚目が難しい

前か横どっちかは用意できそうだ、でも次が問題。

人物の正面写真は多いけど、完全に横向きの写真「も」探すのは難しいです。2枚目が難しいんですよね。横から見た魚の写真はあっても、前から見た魚?あまり見かけません。実際に魚を飼っているとか、魚売り場で観察するとかすれば前から見た魚もわかりますが、案外まじまじと見たことってないです。斜めから見た絵は特徴と立体感が同時にわかるのでよく見かけますが、じゃあそこから真正面と真横から見た図を作れるかっていうとちょっと難しいです。

「なんとなく横からだとこんな感じ?」レベルの絵なら何とかなりそう、、、でも、必要なのは前から見た絵で見えるパーツが横位置からも同じ位置に描いてある図です。目の高さが前から見た時と横から見た時で違う…とかなっちゃうと困ります。

資料で見つかるならそれでよし、ですが見つからない場合は絵画技法書系や図鑑に資料がないかなと探すことが多いです。

パーツ位置をずらさないようにする

前、あるいは横のどちらかが描けた、さらにもう1枚目はパーツの位置さえなんとかなれば描けそうという場合があります。

こんな時に便利なのは「方眼用紙」です。算数のグラフの授業で使いましたね。縦Y軸と横X軸を取ってグラフを書くなんてもう二度とやることはないだろうとか思いましたけど、なんとこんなところで役立つときが来ちゃいました。

正面図なら縦Y軸と横X軸ですが、側面図なら縦Y軸で横は奥行きを表すZ軸となります。つまり、縦Y軸が共通なのでぬいぐるみパーツの高さを正確に表すことができます。高さだけは目盛りで機械任せ作業ができるのであとは奥行きに集中して、「横から見るとこんな感じな絵」を描けばいいですね。

ただし注意しなければいけないこともあります。

絵は平面なので、割と嘘が平気で描けちゃうんですよね。前からだとこんな感じで、横からだとこんな感じだとカワイイなんて描き方をすると、じゃあ実際にそれを立体にすると「あれ?」みたいなことが起こっちゃうことも結構あります。

例えば世界的に有名なネズミのキャラクターの耳ってどこから見てもいい感じなんですけど、それじゃあ立体的にはおかしいだろっ!となっちゃいます。ぬいぐるみなんで、絵的なごまかしは禁物です。あと、設計図なんで遠近法使った立体感はいらないんだけど、立体になったときに破綻しちゃうと困るので、ぬいぐるみパーツそれぞれの厚みや角度は正確に書き写す必要があります。

でも、正面から見たぬいぐるみはかわいいけど、横はダサいよね…なんて嫌だし、やはりどこから見てもいい感じは目指したいところです。となると、両方の絵の妥協点的なものを探りつつ、最初に作った絵も変更しつつ両方の絵を仕上げるということもあり得ます。オリジナルぬいぐるみなので、試行錯誤は絶対だとは言え、面倒くさいですね。

ということで、2枚目まで描ききるには本当は1枚目を描く段階で立体として意識していた方がいいと判明したり、まだ存在しない立体の完成映像を意識ためには何が必要か?というと、立体を立体として把握するための「資料」が必要だと気付いたりします。

下絵の下絵に立体を利用!

絵を描くのってめんどくさいです。

なんかそもそも平面で立体を描こうとすること自体無理系な気がするし、立体であるぬいぐるみを作ろうとしているんだから、最初から立体で模型でも作っちゃえば楽なんじゃね?と思いました。

模型、よさそうじゃないですか?

模型なら最初から立体なので、前から見たときと横から見た時でパーツの位置が違う!なんて悩みがあるわけがないです。で、何で模型を作ろうか?と考えてパッと思い浮かんだのが、「粘土」です。粘土ならこねくり回して自由自在に形を作れます。ただし、細かい部分まで作り込もうとか考えると難しくなっちゃうので、あくまでも下絵のための土台としての利用に留めるんです。

耳の角度などは真正面から見ても真横から見てもいい感じで調節したいので、自由に変形できる粘土は都合がいいですよ。

順番をまとめると?

こんな感じの作りたいというぼわーっとしたイメージをメモ

必要そうな資料を集める

集めた資料を見ながらイメージを広げ、だいたいのイメージ図を描く

イメージ画をもとに粘土細工

できあがった粘土の真正面と真横の写真を撮る

写真を直接下絵にするか見ながら、方眼用紙に正面図と側面図を描く

必要ならイメージ図、粘土、方眼用紙を繰り返して徐々に下絵を完成させる

とこんな感じで進めると、行ったり来たりで時間はかかりますが、ほぼ確実に自分の作りたいぬいぐるみを作るために必要な下絵を完成させることができると思います。まあ、やっぱり面倒くさいのはどうしようもできそうもないのが悲しいところですけど、「作りたいのに下絵が描けなくて挫折!」となるよりはいいのかなぁと思います。

作っている途中で思いついたけれど絵にするのは難しいというようなアイディアは、とりあえず簡単な文章で書きつけておくと後で思い出せるし取捨選択ができて便利です。私はよく下らない話の断片を妄想しては、ついでに書いておいてます、絶対に使えないけど。

妥協も大事かも

「こんなぬいぐるみを作りたいなぁ」と思ったときにふと立ち止まって考えたのが「そういえばぬいぐるみに求められることって何だろう?」ということなんです。

最初は、「なんかすごいリアルなやつ」とかって考えていたんですけど、そもそもぬいぐるみにリアルを求めて何になるんだろう?って疑問がわきました。なぜリアルなやつなのかというと、単にお店にはリアルなぬいぐるみって置いてないなと思ったからなんですけど、それはなぜなんだろう…、あ、需要がないからだって思いました。どちらかっていうとぬいぐるみに求められることって「癒し」じゃないかと。どんな癒しでもいいんだけど、その癒しに必要なのはリアルであること?ではないよなと思い至りました。

で、リアルじゃないぬいぐるみを作るとなると、必然としてぬいぐるみの単純化とかデフォルメとかしないとダメですよね。デフォルメはどの程度?と思って身の回りにあったぬいぐるみを改めて見直してみたんですけど、かなり単純な形を組み合わせて作っているんだなぁっていうのが多いんです。けど、かわいいし癒される。あ、こんなんでいいのかって気づきました。しかし、私は今まで身の回りのぬいぐるみを見てる気がしてただけで案外詳しく見てはいなかったんだなぁと思いました。なんだろ、引き出しの少なさってやつですかね?

結局最初にできあがったぬいぐるみは、どんどん妥協して、めちゃくちゃ単純化デフォルメしたぬいぐるみだったんですけど、これはこれでなかなかよかったです。

私、今無駄に語っちゃってる気もするんですけど、「下絵が描けない!」っていう悩みは、こだわりすぎていて、「こんなんでも十分ぬいぐるみになるし、それでいい」っていう部分が見えなくなっていたり、もともとぬいぐるみについてそれほど知識があるわけでもないわりにオリジナル!とか言っちゃって、何かもうすごいものを作らなくちゃと固まっているところから出てくるのではないかとも思うのです。だから「もう少し楽な感じで、適当に作っちゃってもいいか」という妥協も大事なのではないか、下絵だって適当なやり方でもなんとかなるっしょ!と言いたいので、長々と書きました。無駄なこだわりを持っていたのは過去の私のことなんですけどね、あ今でもか。

ということで、オリジナルぬいぐるみ。まずは超簡単な適当な感じのぬいぐるみを考えて、下絵も簡単に済ませられるようにすることも考えながら作ってみるのもおすすめです。作りながら徐々に難易度を上げたデザインにしていくことで、自然と下絵を描く技術も上がっていくはずなので、楽しんで作っていきませんか。

カテゴリー
家事 手芸 生活 趣味

ガチャン!掃除のたびに落としてしまう石けん置きなんていらないんですけど

台所と洗面所にある石けん置きがじゃまくさくてしょうがないです。周りの掃除をするたびにガッチャンガッチャンと落としてしまうし、水切れがそれほどよいというわけでもないし、そもそも石けん置きだって掃除しなくてはいけないし、とにかくその存在自体にだんだん腹が立ってきちゃってもうどうしようもありません。そこで私は、、、

みかんネットのほうがマシじゃね?

みかんネットに石けん入れたほうがいいんじゃないか?と思いました。

いや、みかんネットだったのかどうなのかは全く自信がないんですが、学校の水道蛇口にはみかんネットに入った石けんがぶら下がっていたという思い出があります。それを思い出したんです。

手を洗うのに石けんが必要だけど、石けん置き場が必要なんですよね。液体石けんにするという方法もありますが、やっぱりポンプを置く場所が必要になってじゃまだし落ちるし、それに液体石けんは高いから固形の石けんを使いたい、、、けれど石けん置きが嫌!

だからもう、みかんネットに決定。

丁度良いみかんネットが見つからない

みかんネットに決定したのはいいんですけど、丁度良い大きさのみかんネットが見つからないんです。

みかんを取り出すときに穴が開いてしまったり、上の縛ってあるところに針金が使われていて切らなければ開けられず、切ったらネットが小さくなって使えなくなっちゃったり、たまねぎのネットはどうかなと思ったら大きすぎたりするし、ネットかと思ったらネットの模様が印刷してあるビニル袋だったりとなかなかうまくいきません。

それにみかんネットって思ってたよりも丈夫ではなくて破けやすかったです。

みかんネットみたいなものも見つからない

みかんネットではうまくいかなかったので、みかんネットみたいなものはないかな?と探してみました。

ところが、こちらもなかなかこれぞ!というものが見つからないです。

例えば台所の排水口ネットはみかんネットよりも破れやすくてまったく使い物になりませんでした。

洗濯ネットだと大きさが合わないし、100円ショップで見つけた根菜ネットは微妙に大きいし、洗顔フォームの泡立てネットは閉じているので石けんが入らない…。

学校で見かけるみかんネットの石けん入れ」そのものは売っているのを見たことがないし、いったいあれはどこでどうやったら手に入るんだろうと困ってしまいました。

ないなら作ってしまえ!

みかんネットみたいな石けん入れは、探しても見つかりませんでした。

こうなったらもう作るしかないんじゃね?と思った私は、とりあえず手芸店に行ってみました。みかんネットに使われているような布?というか生地というか素材があるのではないか?と思ったからです。

でも、ネットってプラスチックっぽいし無さそうだなぁと思いながら生地売り場を物色してみると、、、あ、あった!ありましたよアミアミな感じのそれこそみかんネットみたいなのが。色も何色かそろっているし、これならいけるんじゃね?

あれ?でもこれってそもそも縫えるの?と疑問に思ったので、とりあえず店員さんにこんなん作りたいんですけどと説明し、作れそうなのかとか糸で縫えるのかとか聞いてみました。すると店員さん「できます!」と。普通の生地と違ってほつれてこないので端の処理は一回折りでもオーケーなど生地の特徴も親切丁寧に説明してくれて、これなら私でも何とか作れそうかな?と思ったので、生地とヒモを買うことにしました。生地「ハードチュール550」のピンク、ヒモ「ナイロンコード」は黄色で合計231円、色は三女に選んでもらいました。

作るのは石けんが入る大きさで、台所と洗面所にぶら下げられる長さのヒモがついた巾着袋です。

ミシンもいけるという店員さんの説明だったのですが、残念ながら我が家のミシンでは設定が悪かったのか性能だったのか不明ですが、2度ほど激しく絡まってしまって縫えなかったので、仕方なく手縫いでチクチクしました。まあ、端の処理も楽な小さい巾着2つ作るだけだし、、、と言いながらも1日1個が限界で2日かかって作りました。

無事完成、おかげさまでもう石けん置きが落ちてイライラすることがなくなりました。使い勝手ですが、学校の蛇口とは形が違うせいもあってか、ぶら下がり方が微妙な感じなために、すっごく使いやすい!というわけでもないです。でも私的にはオーケー、あとは慣れかなと考えることにしました。石けん置きのスペースが空いた分、なんとなくスッキリした感じがするのでうれしいです。

ということで、石けん置きにイライラしている方はみかんネット(じゃないけど)石けん入れを試してみてはいかがでしょうか♪

手芸用品はこちら

カテゴリー
おもちゃ プラモデル 工作 手芸 趣味

小さい消しゴムはんこを作りたい!スパチュラとルーペがおすすめ!!

1cm×1cm。消しゴムはんこの本に載っている図案よりも小さい消しゴムはんこが作りたいんです!しかも輪郭を彫るんじゃなくて、逆に線が浮き出るタイプのはんこが作りたいです。でも、細かすぎて無理!だとあきらめていました。が、つい最近別の目的で購入した道具で1cm角サイズの消しゴムはんこが作れるのではないか?と思い、さっそく試してみました。結果がこれです!!

スパチュラで彫れた!

プラモデル細工用に購入した「スパチュラ」が異常なほどに尖っていました。滅茶苦茶尖っているので「これってもしかして消しゴムはんこもイケるんじゃね?」と思ったんです。

とりあえず、絵は適当に豚さんを消しゴムに油性ペンで直接書いて、彫り開始です。

できました!いかがでしょうか、個人的にはなかなかイケるんじゃないかと思います。スパチュラ、おすすめですよ!!

先端が見づらい

彫るときに気づいたんですけど、1cm×1cmサイズくらいになってくると、どこにスパチュラの先端を突き刺せばいいか非常に見づらいし、わかりづらいです。

より正確に先端を突き刺して彫り進めるためにおすすめなのが「ルーペ」です。最近流行気味な眼鏡の上からでもかけられるタイプのルーペなどを使うと両手で作業できるのでおすすめです。私はたまたまコマ撮りアニメでも作ろうかと思って購入したままになっていたスタンドルーペを使いました。

ルーペを使った作業は、普段の見え方と違うために慣れるまで使いにくく感じることがあるかもしれませんが、慣れるとより正確に作業を進められます。

スパチュラとルーペを使ってちっさい消しゴムはんこ作りに挑戦してみましょう!!

→スパチュラはこちら

カテゴリー
かたづけ 家事 手芸 生活 育児 趣味

手縫いだけでは間に合わん!ミシンはやっぱりあった方がいいんじゃね?

「雑巾→手縫いの方が適度によれていて拭き取り能力高い」「幼児の服→小さすぎてミシンの筒縫いが使えない」「フェルトの小さいぬいぐるみ→細かすぎるから手縫いじゃないと作れない」。…確かにそうでしょう!!ええ、確かに手縫いじゃないと縫えないとか、時間さえかければ手縫いでも縫えないことはないものとか、実際あります。ミシン買っても結局雑巾しか縫ってねーなんて気が付く日が来るかもしれなくもないですよ。でも!私はミシン買いました。後悔ですか?全然してません。置き場所に困っても、ミシンのためなら、なんとしてでも収納場所を確保して見せましょうぞ!ミシンはあった方がいいです、絶対。専業だろうが兼業だろうがミシンは主婦(夫)の味方です!

雑巾手で縫う暇なんて、無ぇ

毎日毎日僕らは部屋の掃除、洗濯、食事の支度と嫌んなっちゃうくらいやることがたくさんたくさん、ありますね。

そんなことをしても、なんの稼ぎにならなくても生きていくためにはやっぱり必要で、家族が健康に快適に、そしてより幸せに暮らすためにはしていかなくてはいけない!と強く思うし、面倒くさくても誰かに任せて手軽に都合よく手に入れるんじゃなくて、自分で手に入れたいと思うから、嫌になるときがあっても毎日毎日家事に励みます。

で、こんな生活が変わりなく繰り返されているのかっていうと、そんなことは全然ないんですよ、これが。変化はあります。子どもの成長によるものも確かにあるんですけど、「自分自身のバージョンアップ」で、より高度で、より洗練された家事の仕方に変化していってるんです。高度化されていくと時短につながるかって言うと、うーん…そういうときもあるし、そうじゃないときもあるかなぁ~?って感じで、全体的には結局それなりに時間を消費するんですよね。

そんな中で、「使い古されたタオルを縫って雑巾を作る」作業です。いきなりガクーンと落ちた感が半端ないんですけど。使い古されたタオルだとは言え、ポイって捨ててしまうのは主婦(主夫)感覚としてまったく許せない行為にほかなりません。なんとしてでも縫って雑巾にしてしまわねばならぬのですよ、こいつらタオルを。いくら安売りしていても雑巾は買うものじゃあない!と軽く憤慨しても罰はあたるめぇ。そのくらいの雑巾縫いなんですけど、「そうは言っても、めんどくさいんだよね」という作業であることに変わりはないです。とにかく時間がかかります。面倒だからと手間を省いてタオルの端っこと端っこを玉止めするだけだったとしても、やっぱり針に糸を通して布をすくって糸止めるっていう作業を何回かはしなくてはいけないです。それに手間を省きすぎた雑巾は、やっぱり後で後悔するくらいに使いにくいから、結局それなりに手間をかけた雑巾を作ることになります。

でも、その「それなりには手間をかけた雑巾を作る」作業にかかる時間が、なかなか取れないんですよね、日常では。私たちはそれほど暇じゃあないです。いや、ここは声を大にしてもいいくらいでしょう。「私たち主婦(主夫)は、それなりに手間をかけた、手縫いでていねいに縫った雑巾を、使い古しのタオルで作る時間があるほどには、暇じゃない!」

手縫いでていねいにこしらえた雑巾を最高ランクとして、でもそれは日常で作るのは不可能!ならば、せめてその次くらいのものは作りたいです。それは何か?っていうと、雑な手縫いの雑巾じゃあないですよね、次は。次にくるのはミシン縫いの雑巾ではないでしょうか。

ミシンじゃできないものもあるじゃん、そりゃ確かにそうだけど?

この前、三女(三歳)のパジャマの丈を直したんですよ。長い足の部分を折って着ると、どうしても元に戻っちゃって長い部分がひっかかって危ないし。いやはや、ちょうどよい長さの服を選ぶのって難しいですね、やれやれ。

で、こういうときにミシンで筒縫いか…っていうとそうじゃなくて手縫いになってしまうんですよ。だって、ミシンの筒縫いじゃあ輪っかが大きすぎて幼児服の手首まわりとか足首まわり部分のサイズに合わないんですもの!!いや、無理やり筒縫いで縫うことはできますけど、仕上がりが「あれ?」な感じです。ちょっとっていうか、かなり失敗かな?って後悔しますねぇ。パジャマならまだ家の中だけだから許せても、外で着る服はあり得ない仕上がりです。と、言うことでミシン買ったからって、すべての縫いをミシンでできるわけじゃあ、ないです。細かくて複雑で込み入った部分以外でも、「ここは手縫いじゃなきゃダメ」な部分がちょこちょこと出てきますよ、確かにね。

だから、何?って感じです!たとえミシンですべてができなくても、ミシンで縫った方が早くてきれいに縫える部分があるじゃん!という利点が、あまりにも大きいんですよ。

昔長女と次女のために作った手縫いのお手玉。三女の手には大きすぎると思って作り直すの、手縫いじゃ絶対にしなかった。実家からもらってきた毛布の端っこの部分がほどけちゃってきたのを直すのも、手縫いじゃ絶対にしなかった。ベッド横の壁を有効活用しようと作った画びょう止めの布製入れ物だって、手縫いじゃ絶対作らなかった。手縫いじゃ絶対に作らなかったもの、直さなかったものがたくさん出てきます。もしミシンがなくて作れないまま直さないままでいて…だとしたら、新たに買うのか?って聞かれたら、絶対ノー!です。ミシンがあるからこそ、のものですよ。

ミシン、良いよ。

ということで、私はミシンを買いました。ミシンがあってよかった!と思うことの方が多いです。もっと早く買えばよかったなと後悔しました。もし、「ミシン欲しいな」と考えているなら、できるだけ早く買った方がいいです。

→ミシンはこちら

カテゴリー
おもちゃ 家事 工作 手芸 掃除 生活 趣味

セロハンテープでハサミ切れにくくなりもうした

今セロハンテープ切ったらハサミが見事なまでにベタベタですわ。もう紙切れませんよダンナ。ジョキジョキ切ってジョキジョキスッキリできません。Made in Japan 品質笑えるw。切れ味戻して!私の切れ味戻してよ!

ノリがついちゃったハサミにはやっぱり556!

ハサミって結構切れなくなるんですよね。高いとか安いとか関係なく使っているうちに切れなくなります。私もハサミで布とか糸とか紙とか髪とか草とか枝とかいろんなところのいろんなものを切りますけど、ハサミが汚れやすいようなものを切るとすぐに切りにくくなっちゃうんですよね~。

そんなときには私、すぐに「KURE 5-56」をハサミにブシュっとかけてボロ布で拭きます。テープノリなんかの汚れも完膚なきまでに取れるし、ハサミの可動部分の滑りもよくなって切れ味見事に復活ですわ!ハサミが切りにくくなっちゃったら、というか切りにくくなる前に油をさしてお手入れするのが有効ですよ♪

→備えあれば憂い無し!ハサミのお手入れにはやっぱり556

カテゴリー
おもちゃ 工作 手芸 育児 趣味

重ね箱を折る。定規もはさみも使わず、ピタッと重なる箱を折るには

折り紙の箱代表の一つと言えば、重ね箱ですね。大きさの違う箱が次々とでてくる様子はマトリョーシカをも連想させて、とってもカワイイです。さてこの重ね箱、少しずつ大きさの違う紙を使って折ると重ねることができるという、とても単純な仕組みで作ることができるのですが、実際に作ってみると、結構面倒で難しい作業があることに気づきます。まず定規やはさみを使って折り紙を切り、大きさを変える必要があることが挙げられます。そのほかにも「具体的にここはどうするの?」と折るときに戸惑う場所がいくつかあります。不器用で面倒くさがりな私は、できるだけ簡単に、かつ正確に重ね箱を作りたいと思い、その方法はないものか?といろいろ工夫を考え、実験してみることにしました。

重ね箱の基本的折り方の確認

折り紙の重ね箱の折り方を知らないとか、忘れてしまった人のために、まずは基本的な折り方をおさらいします。

1、対角線に折りすじをつけます。

2、よけいな折り目が増えてしまうことが気にならないなら、さらに四角く半分に山折りして折りすじを増やしておくと、あとで仕上げやすいです。

3、座布団折りです。

4、中心線に向かって谷折りして折りすじをつけます。

5、反対側も同じです。

6、90度回転させて、同じように折ります。反対側も同じです。

7、一度広げます。

8、折りすじの通りに組み立てます。大きさの違う紙を使うと重ね箱ができます。

問題点を挙げてみる

おさらいでわかる通り、確かに折り方も仕組みも簡単です。しかし、この通りに折ろうとすると問題点がいくつか出てきます。順番としては、思いっきり逆になってしまいますが、大きさの違う紙をどうやって用意するのか?という問題があります。通常は定規とはさみ(あるいはカッターナイフ)を使って…と考えますが、そもそも折り紙なのに定規やはさみを用意しないと折り始めることができないというのが面倒です。切れば当然、切りクズが出てしまうので、もったいないなという気持ちも起きてしまいます。さらに、大きさの違う紙を…とは言うが、どれくらい大きさが違えばうまく重なる箱が仕上がるのか?がかなりあいまいです。紙の厚さなどを考慮して2、3ミリくらいなどとの説明も本に掲載されていたりしますが、実際に2ミリだけ測って切るのは結構難しいですし、切って折ってみたら、紙の厚さが予想と違って厚すぎたとか薄すぎたために、あまりピッタリと合わないものができあがってしまうことも多いです。最初にすべての紙を切って用意して、さあ折ってみたら厚みの計算が合わなくて重なりませんでした…となると、かなり悲惨です。

ということで、まず第一の問題点は、定規とはさみを用意する必要があるということです。

この問題は後々まで引きずることになるので、まず最初に解決したいです。

折り幅を変える方法で解決

私も育児をするようになりあらためて折り紙を再開してから知ったのですが、そもそも重ね箱は大きさの違う紙を使わなくても、折り方を工夫することで作れるんです。それまでは切らないと作れないと思いこんでいたので、方法を知ったときは、かなり衝撃を受けました。

もう少し具体的に説明すると、座布団折りをしたあと、中心線に向かって谷折りをするところで、中心線よりも内側に折ったり、外側に折れば、箱の大きさを変えることができるので、切る必要がなくなるということなのです。中心線より内側に折ると、基準箱よりちょっと高めで内寸が小さい箱になり、外側に折ると、低めで内寸が大きい箱になります。実際に15センチの折り紙を使って作るのは難しいとは思いますが、お互いをフタにしないで底同士を重ねていくことを繰り返すと、最終的にはピラミッドのようになるだろうと予想できます。

ということで、「定規、はさみなどを使わずに重ね箱を作りたい」は、折り幅を変える方法を使えば解決です。

定規を使わずに折り幅を変えるには?

折り幅を変える、のはわかりましたが、それを具体的に実行するのはちょっと難しいです。まず第一にどのくらい幅を変えればちょうど良くなるのか?何ミリか変えようと思うのであれば、結局のところ定規が必要になるのでは?という疑問がわきます。

さらに、中心線に向かって折る場合なら、「中心線という基準線」があるために、簡単に折れるところが、少しずらすとなると、難易度があがります。一つ目の折りは問題ありません。とにかくちょっと内側か外側に折るだけです。ところが反対側は?回転させて同じように?…基準となる線がそのままでは見あたらないため、工夫する必要があるんです。まずはこれを解決したいです。

折る目安を見つける

反対側も同じ幅で折りたいけれど基準線がない状況です。しかし、折り方をちょっと工夫すると目安となる補助線を見つけることができることに私は気づきました。

とりあえず半分に折ってみます。

すると、前に折った幅がわかるので、その幅に合わせて反対側も折れば、同じ幅で折ることができます。

90度回転させた側は、端の方にある折り目に向かって角を斜めに折ることで、目安を見つけることができます。

このほかにも折り方の手順を工夫することで、見えない補助線の見える化が可能なので、いろいろ探してみると楽しそうです。

何ミリくらいずらすべきか?

機械的簡単さによって、できるだけ正確な箱一つを折る方法は見つけたのですが、これだけでは複数の箱を重ねるのは不可能なので、さらにどういう工夫が必要なのか考えてみました。

まず、第一に目見当のぐらい折りで何ミリ…とやってみても、前回折り上げた箱とうまく重なる保証はどこにもありません。かといって、ここで定規を持ってきて測りながら折るのでは意味がなくなってしまいます。あくまでも定規などの道具なしでいきたいのです。

考えた結果、「何ミリずらすか?」という正確な単位は必要ないことに気づきました。とにかく、できあがった箱同士が紙の厚みも考慮された微妙に違う大きさになっていれば、ぴったりと重なる箱になるはずです。そのために必要なのは何ミリという数字ではなく、重ねたときにピッタリという事実だけなのでは?と思い至ったのです。

実際に重ねればよいだけでは?

とにかくピッタリ重ねる方法さえわかればよい、ということは、実際に箱同士を重ねながら折ればよいだけでは?と思いました。

ところが、箱を一つ作り上げてから、それに合わせて新しい紙を重ねて、縁取りするように折ってみると、あまりうまくできませんでした。どうも箱にする前で合わせる必要があるらしいと気づき、ではどの段階で?と考えてみると、当然の事ながら箱の大きさが決まる「中心の基準線に向かって谷折り」の部分だろうと思い至りました。

さらに具体的に手順を考えてみると、まずは小さい箱の大きさの基準を折って、それに重ねるようにして大きい箱の大きさ基準を折ればよいのでは?と考えました。これなら、紙の厚みは計算しなくてもすでに出ているし、小さい箱の基準を折れば、重なった大きい箱は自動的にちょうど良い大きさに折るしかなくなるはずです。

まずは小さい方を折って

これに大きい方を重ねます。

そして小さい方を巻き込む形で大きい方を折ります。

小さい箱よりも小さい箱を作りたい場合は、重ねる順番を大きい箱のときと逆にすればよいだけです。基準となる折りをこの段階ですべて出しておき、あとは機械的に正確に折っていけばピッタリ重なる重ね箱のできあがりです!

この方法を使うと、もともと厚みの違う紙、例えば徳用折り紙とホイル折り紙と和紙などの組み合わせでも、ピッタリ重ねることが可能です。

もっとピッタリにするなら

よりたくさんピッタリな重ね箱を作りたいならば、機械的に折る部分をすべて手作業にするとよいと思います。つまり、基準となる箱の四方を仕上げた後、箱に折り上げずにもう一方を重ねて、やはり四方を折る…ということを繰り返して、すべてできあがった段階で箱に折り上げます。基準より小さい箱、つまり背の高くなる箱は、箱に折り上げる段階で重なる部分が多くなっていくので、その分厚くなりがちです。大きい箱の場合はそれほどの正確さは必要ありませんが、小さい箱もたくさん折りたい場合は、すべて手作業のやり方が有利だと思います。

手順を最後にまとめると

1、重ねたい折り紙すべての重ね順を決めておきます。

2、すべての折り紙の対角線に折りすじをつけます。よけいな折り目が増えてしまうことが気にならないなら、さらに四角く半分に山折りして折りすじを増やしておくと、あとで仕上げやすいです。

3、すべての折り紙を座布団折りにします。

4、基準となる真ん中の折り紙だけ中心線に向かって谷折りして折りすじをつけます。反対側も同じで、さらに90度回転させて、同じように折ります。反対側も同じです。

5、基準となる真ん中の折り紙よりも大きくしたい折り紙は下に重ねます。逆に小さくしたいなら上に重ねます。

6、基準折り紙を(で)巻き込むように重ねたい折り紙に折りすじをつけます。

7、さらに重ねる折り紙を同じように重ねながら折って、すべての折り紙に折りすじをつけます。

8、折りすじの通りに組み立てます。順番に重ねて重ね箱のできあがりです。