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創作活動

定規もはさみも使わない!ピタッと重なる重ね箱の作り方

育児をするようになってから折り紙を再開し、重ね箱に挑戦しました。定規やはさみを使わずに、ピタッと重なる重ね箱の作り方を見つけたので、紹介します。

こんにちは、koyukaisa.workの真田夕起です!

初めて訪問してくださった方も、いつも読んでくださっている方も、ありがとうございます。本日も楽しんでいただける記事をお届けしますので、どうぞリラックスしてお読みください。

折り紙の箱として代表的な「重ね箱」

折り紙の重ね箱は、大きさの違う箱が次々と出てくる様子がマトリョーシカを連想させ、とってもカワイイですよね。少しずつ大きさの違う紙を使って折ると、重ねられるという単純な仕組みで作ることができますが、実際に作ってみると面倒で難しいことがあります。

私も育児をするようになってから折り紙を再開し、重ね箱に挑戦しましたが、定規やはさみを使って紙を切るのがとても面倒だと感じました。また、正確なサイズに切っても、紙の厚さなどでうまく重なる箱ができないことが多々ありました。そのため、できるだけ簡単に、かつ正確に重ね箱を作る方法はないものかと工夫を始めました。

重ね箱の基本的な折り方

重ね箱の基本的な折り方をおさらいしましょう。

1. 対角線に折り筋をつけます。

2. さらに四角く半分に山折りして折り筋を増やすと仕上げやすいです。

3. 座布団折りをします。

4. 中心線に向かって谷折りして折り筋をつけます。

5. 反対側も同じように折ります。

6. 90度回転させて、同じように折ります。

7. 一度広げます。

8. 折り筋の通りに組み立てます。

大きさの違う紙を使うと重ね箱ができますが、この方法にはいくつかの問題点があります。

問題点と解決策

定規とはさみを使う面倒さ

まず、定規やはさみを用意して紙を切る必要があるのが面倒です。切りクズが出てしまうので、もったいない感じもします。さらに、どれくらい大きさが違えばうまく重なる箱ができるのかがあいまいです。紙の厚さを考慮して2〜3ミリくらいと説明されることもありますが、実際にそれを測って切るのは難しいです。厚みが違う折り紙同士で作るときにも困ります。

折り幅を変える方法で解決

折り方を調べていたところ、大きさの違う紙を使わずに、折り方を工夫することで重ね箱を作れる方法を知り、本当に驚きました。座布団折りをした後、中心線に向かって谷折りする際に、中心線より内側に折れば箱は小さくなり、外側に折れば大きくなります。これにより、定規やはさみなどを使って紙を切らずに重ね箱が作れるのです。

定規を使わずに折り幅を変えるには?

折り幅を変えるのはわかりましたが、それを具体的に実行するのはちょっと難しいです。まず、どのくらい幅を変えればちょうど良くなるのか?何ミリか変えようと思うのであれば、結局のところ定規が必要になるのでは?という疑問がわきます。

さらに、中心線に向かって折る場合なら「中心線という基準線」があるために簡単に折れますが、少しずらすとなると難易度があがります。初めの折りは問題ありません。とにかく少し内側か外側に折るだけです。ところが反対側は?回転させて同じように?基準となる線がそのままでは見当たらないため、工夫する必要があります。

折る目安を見つける

反対側も同じ幅で折りたいけれど基準線がない状況です。しかし、折り方をちょっと工夫することで目安となる補助線を見つけることができます。

  1. とりあえず半分に折ってみます。

2. 前に折った幅がわかるので、その幅に合わせて反対側も折れば、同じ幅で折ることができます。

3. 90度回転させた側は、端の方にある折り目に向かって角を斜めに折ることで、目安を見つけることができます。

このほかにも折り方の手順を工夫することで、見えない補助線の見える化が可能なので、いろいろ探してみると楽しそうです。

何ミリくらいずらすべきか?

機械的簡単さによって、できるだけ正確な箱一つを折る方法は見つけたのですが、これだけでは複数の箱を重ねるのは不可能なので、さらにどういう工夫が必要なのか考えてみました。

まず、第一に目見当のぐらい折りで何ミリ…とやってみても、前回折り上げた箱とうまく重なる保証はどこにもありません。かといって、ここで定規を持ってきて測りながら折るのでは意味がなくなってしまいます。あくまでも定規などの道具なしでいきたいのです。

考えた結果、「何ミリずらすか?」という正確な単位は必要ないことに気づきました。とにかく、できあがった箱同士が紙の厚みも考慮された微妙に違う大きさになっていれば、ぴったりと重なる箱になるはずです。そのために必要なのは何ミリという数字ではなく、重ねたときにピッタリという事実だけなのでは?と思い至ったのです。

実際に重ねればよいだけでは?

とにかくピッタリ重ねる方法さえわかればよい、ということは、実際に箱同士を重ねながら折ればよいだけでは?と思いました。

最初は箱を一つ作り上げてから新しい紙を重ねて縁取りするように折ってみましたが、あまりうまくできませんでした。どうも箱にする前で合わせる必要があるらしいと気づき、そこで考えました。箱の大きさが決まる「中心の基準線に向かって谷折り」の部分で合わせるのが適切です。

まず、小さい方の箱の大きさの基準を折り、それに重ねるようにして大きい箱の大きさの基準を折ります。これなら紙の厚みも考慮され、小さい箱の基準を折れば、大きい箱は自動的にちょうど良い大きさに折ることができます。

  1. まずは小さい方を折ります。

2. 次に大きい方を重ねます。

3. 小さい方を巻き込む形で大きい方を折ります。

小さい箱よりも小さい箱を作りたい場合は、重ねる順番を逆にすればよいだけです。基準となる折りをすべて出しておき、あとは機械的に正確に折っていけばピッタリ重なる重ね箱ができます!

この方法は厚みの違う紙(例えば徳用折り紙、ホイル折り紙、和紙など)の組み合わせでもピッタリ重ねることが可能です。

もっとピッタリにするなら

よりたくさんピッタリな重ね箱を作りたいならば、機械的に折る部分をすべて手作業にするとよいです。基準となる箱の四方を仕上げた後、箱に折り上げずにもう一方を重ねて、やはり四方を折る…ということを繰り返して、すべてできあがった段階で箱に折り上げます。基準より小さい箱、つまり背の高くなる箱は、箱に折り上げる段階で重なる部分が多くなっていくので、その分厚くなりがちです。大きい箱の場合はそれほどの正確さは必要ありませんが、小さい箱もたくさん折りたい場合は、すべて手作業のやり方が有利です。

手順を最後にまとめると

  1. 重ねたい折り紙すべての重ね順を決めます。

2. すべての折り紙の対角線に折り筋をつけます。

3. すべての折り紙を座布団折りにします。

4. 基準となる折り紙を中心線に向かって谷折りして折り筋をつけます。反対側も同じです。

5. 基準となる折り紙より大きい折り紙は下に重ね、小さい折り紙は上に重ねます。

6. 基準の折り紙で巻き込むように重ねたい折り紙に折り筋をつけます。

7. 同じように重ねながらすべての折り紙に折り筋をつけます。

8. 折り筋の通りに組み立て、重ね箱を完成させます。

ということで、今回の記事はここまでです。最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!

今後も皆さんの役に立つ情報をどんどんお届けしていきますので、次回もお楽しみに。ご質問や感想があれば、コメント欄で気軽に教えてくださいね。真田夕起でした!!

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作成者: 真田夕起

koyukaisa.work」管理者の真田夕起(サナダ ユウキ)です。

北海道札幌市白石区に住む専業主夫として、妻(看護師)と3人の娘(大学2年生、専門学校1年生、小学4年生)と一緒に暮らしています。家事や育児、教育、遊び、創作について、男目線からのユニークな視点で発信しています。

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趣味:
・かたづけ
・ガーデニング
・ギター練習
・カラオケ
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・ぬいぐるみ作り
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アレルギー:
ほぼ一年中、花粉や埃、ダニ、猫などに悩まされています。特に春が辛く、果物(特にりんご、桃、さくらんぼ)や豆乳にも反応します。抗ヒスタミン薬と解熱・鎮痛薬が手放せません。新型コロナウイルスによるマスク生活が意外にもアレルギー対策に効果的で、今では外出時にマスクが欠かせません。

その他:
・牛乳が大好きですが、温めないと消化が難しいです。
・幼少期は運動が好きでしたが、最近は運動不足で体を痛めることが増えました。ぎっくり腰をきっかけに、腹筋を意識するようになりましたが、さらに腰痛対策としてEMS、ウォーキング、ストレッチを取り入れています。
・基本的にインドア派ですが、ガーデニングや外でのバーベキューが好きです。折り紙、ブロック、プラモデルも楽しんでいます。

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「定規もはさみも使わない!ピタッと重なる重ね箱の作り方」への1件の返信

三女が箱作ってたから、数年ぶりに焼けぼっくいに火で重ね箱折ってみたんだが、基準にするのは小さいほうじゃなくって、大きいほうにしたほうが作りやすかったわ!あと、最終的には折り目のところに厚みが出ちゃうから、全部機械的に折りすじつけずに、一個一個調節しながら作ったほうが効率が良いと思う!!

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