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次女が油絵用の筆を買った時の会話で無駄な知識があったことに気づいた私

次女が通う高校は2年生から美術とかの選択科目がない。で、それを残念に思った次女は、2年から美術部に入った。

今、高文連の季節で、提出用の油絵を描いているらしいんだけど、次女の画風?的にはやわらかい筆のほうが適していると顧問の先生に言われたのと、使っている油絵セットが実は長女のおさがりで筆が若干ぼろっちくなっているので、新しい筆が欲しいんだそうだ。

夏休み特別企画で自家用車送迎をしているときのことだったので、部活へ行く前に近くの画材なども販売している手芸店に寄って買ってくることにした。

で、筆売り場で物色していたんだけど、たくさんありすぎてよくわからなかったから、そこらへんにあった油絵の描き方の本も立ち読みしたら、油絵は豚毛筆を多く使うらしいと判明した。おさがり筆と同じ筆も売っていてそれも豚毛だったし、豚毛のほうがいいんじゃない?とか会話していたんだけど、やわらかいほうがいいらしいんだよね~って感じでなかなか決められなかった。触り心地で決めようとしてたけど、実際に使ってみないとわからないし、そもそも下ろしてない筆もあってよくわからないんだよ。

売り場にあった筆は大別すると、豚とイタチとナイロンで、あともう一つくらいなんかあった気がするんだけど名前忘れた。

材質で何が違うのか?って話になったんだけど、私、そのときにプラモデルで使っている筆のことを思い出してしまったんだよね。

ナイロン→やわらかめ、比較的安価。

豚毛→かため、ドライブラシに使ってる。

イタチ→やわらかいがナイロンより腰があってしなやか、高価。超細かいところの面相筆ならこれ一択じゃね?

あと、天然毛だと溶剤で傷みやすいとか、なんかとにかく出てくる無駄知識。売り場にあったそれぞれの筆の特徴が書いたメモ書きとも合致していて、プラモデルの筆の知識が油絵の筆選びのときにもそれなりに使える知識だったという若干の驚き。

絵の具を置く(乗せる?)感じじゃなくて塗る感じならば、やわらかい筆のほうがいいとか言っていたかで、最終的に次女が選んだのはナイロン筆。細かいところを塗る筆じゃなくて、比較的広い面を塗るメインの平筆だし、とりあえずイタチより安いし、使ってみてやわらかすぎるようならイタチにすればいいんじゃね?ってことでナイロン筆になった。

筆の大きさもまた悩みだった。現在ほぼ10号の平筆一本しか使ってない(あとで10号ではなく8号だったことが判明したんだが)らしい。油絵入門の本では8~10号筆辺りをメインに使っているみたいだったんだけど、そもそもカンバスの大きさがどのくらいか聞いたら、私が思ってたよりもかなり大きかった。てっきり新聞片面を半分に折ったくらいかと思ったら、何号?って言ってたか忘れたんだけど、両開きの新聞紙より一回り大きいくらいのカンバスらしく、さらに次の何とか展は出すかわからないけれどそれより3倍くらい大きい等身大に近いカンバスが応募要項だと言うので、10号筆と12号筆で迷ってたけど小さい筆でちまちま塗ってたら終わらんだろと12号をおすすめした。でも結局同じ大きさでいいんじゃないかということで10号筆に落ち着いた(実際使っていたのは8号だったけどね)。

まあ、そんな感じで無事に「油絵用の筆」を選ぶことができた。

この前、新しい筆の使い心地を聞いてみたら、なんとなくもったいなくてまだ使っていないとかぬかしやがったので、使える筆だったのかは今のところ不明(コメント欄に使い心地書け→次女)。

とにかく油絵用の筆を選ぶときに使える無駄な知識が私にはあったということが、なんとなく物悲しかった、という件。