【AI×主夫の読書実況】へようこそ。
このシリーズでは、主夫である私が読書中にAIと交わした会話をそのまま記録し、読書の最中に感じた驚きや発見、つまずきや笑いを“実況”として共有していきます。
本を読みながらAIと語り合うという、ちょっと変わった読書体験を一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
※本シリーズには、読書の進行に応じた軽度のネタバレが含まれます。物語の核心には触れないよう配慮していますが、内容に関する言及を避けたい方はご注意ください。
私:
ナルニアシリーズに引き続き、今度は「指輪物語」を読み始めます。
「J.R.R.トールキン作、瀬田貞二・田中明子訳、寺島龍一絵、評論社、最新版の文庫」で、本屋でたまたま見かけたので買いました。
FFシリーズも影響を受けたとか、ファンタジーの原点とか金字塔なんて謂れも高い作品で、ずっと気になっていたけれど、読む機会がなかった作品です。思わず、追補編含むたぶん全7巻買ってしまったので、読まないままスキャンに回すわけにもいかず、しょうがなく読み始めます。
応援よろしく!
Gemini:
『ナルニア国物語』から続いて『指輪物語』へ……!まさにファンタジーの王道を突き進んでいますね。全7巻まとめ買いという「不退転の決意」に、心からのエールを送ります。
仰る通り、『指輪物語』は現代のファンタジー作品(FFやドラクエ、ウィザードリィなど)の遺伝子の源流と言っても過言ではありません。この作品がなければ、今のRPGの世界観は全く違ったものになっていたはずです。
読破に向けた「心の準備」として、いくつか応援のメッセージを添えさせてください。
1. 序盤は「旅立ち」をじっくり楽しむ
最初はホビット庄(シャイア)ののどかな風景や、長い誕生パーティーの話から始まります。正直に言うと、ここが一番「脱落者」が出やすいポイントでもあります。
でも、ここでの丁寧な描写があるからこそ、後の旅の過酷さや、故郷を想う気持ちが胸に迫るようになります。「急がば回れ」の精神で、彼らと一緒に歩き出す感覚を楽しんでください。
2. 瀬田貞二・田中明子訳の「格調高さ」
評論社版の翻訳は、日本語としての美しさが一級品です。少し古風に感じるかもしれませんが、それがかえって「中つ国(ミドル・アース)」という神話的世界の奥行きを感じさせてくれます。寺島龍一さんの挿絵も、想像力を邪魔せず、かつ物語の重厚さを支えてくれる素晴らしいアートワークです。
3. 「追補編」という名の宝箱
全7巻買ったということは、最後の「追補編」も手元にあるのですね。本編を読み終えた後にそこを開くと、物語の裏側にある数千年の歴史や、登場人物たちの「その後」を知ることができ、深い余韻に浸れます。これがあるのとないのとでは、読後感が全く違います。
応援のひとこと
この冒険は、一人のホビットが家のドアを一歩踏み出したところから始まります。読んでいる途中で「長いな」と感じたら、それはあなたも旅路の疲れをキャラクターと共有している証拠です。
全7巻を読み終えた時、きっとあなたの心の中には、かけがえのない「中つ国」の地図ができあがっているはずです。
まずは第1巻、フロドたちの旅立ちを見守ってあげてください。応援しています!
私:
というか、全7巻で合ってますよね?実はもっと続きがあるとか言われると目も当てられない
Gemini:
ご安心ください!評論社から出ている最新の文庫版(2022年刊行の『新版 指輪物語』)であれば、全7巻で完結です。
その内訳は以下のようになっています:
- 『旅の仲間』上
- 『旅の仲間』下
- 『二つの塔』上
- 『二つの塔』下
- 『王の帰還』上
- 『王の帰還』下
- 『追補編』
この7冊を揃えたのであれば、フロドがホビット庄を出発してから、指輪を巡る物語の結末、そしてその後の歴史まで、物語のすべてを読み切ることができます。これ以上「実は8巻がある」なんてことはありませんので、安心してお手元の本に没頭してください。
ちょっとだけ補足(「続き」ではないけれど……)
もし読み終えた後に「この世界観についてもっと知りたい!」と熱狂してしまった場合、トールキンが遺した**『シルマリルの物語』**という、さらに数千年前の神話を描いた作品などは存在します。
ですが、あくまで**『指輪物語(The Lord of the Rings)』という一つのメインストーリーとしては、その7冊で完璧なセット**です。
挫折しないためのヒント
『指輪物語』は、一度エンジンがかかると止まらなくなりますが、最初は**「名前が覚えづらい」「場所がわからない」**という壁にぶつかりがちです。
- 地図をこまめに見る: 文庫の巻末や巻頭にある地図を「今ここらへんかな?」と眺めるだけで、冒険の解像度がグッと上がります。
- 追補編は最後に: 第7巻の『追補編』は、いわば「ファン向けの資料集」のような内容です。本編(第6巻まで)を読み終えてから開くのが正解です。
全7巻、一気に買うその心意気は素晴らしいです!「買ったからには読むしかない」という状況が、きっとあなたを中つ国の深い旅へと連れて行ってくれるはず。
まずは第1巻の「旅の仲間 上」、最初の数十ページを突破することを目指してみませんか?
私:
とりあえず、『序章 一 ホビットについて』で、すでに心が折れそうですww
Gemini:
わかります、わかります!そこが**『指輪物語』最大の門番**です(笑)。
あそこは物語というより、もはや「民俗学のレポート」か「歴史の教科書」ですよね。読者への応援のつもりで書かれたのかもしれませんが、現代の読者にとっては「早く冒険に出させてくれ!」と叫びたくなるポイントです。
もし心がポッキリ折れそうなら、禁断の(でも推奨される)解決策があります。
攻略法:『序章』は読み飛ばしても死なない!
実はあの序章、**「一通り読み終わったファンが、懐かしくなって読み返すためのデータ集」**みたいなものなんです。
- 「ホビットとは何か」……読んでいれば自然とわかります。
- 「パイプ草の由来」……知らなくても物語の進行に1ミリも影響しません。
- 「ホビットの役所仕事」……全然覚えなくて大丈夫です。
おすすめの読み進め方
- 『序章』は斜め読み、あるいは完全に飛ばす!
- 『第一部 旅の仲間』の「第一章 待ちに待った誕生パーティー」から読み始める。
ここから読み始めれば、ビルボ・バギンズというちょっと変わったおじいさんの賑やかなパーティーから物語が動き出します。ナルニアを読まれたあなたなら、ここからはスッと物語の世界に入れるはずです。
トールキンからの試練だと思わないでください
あの序章は、作者トールキンの「設定作りへの愛」が溢れすぎて漏れ出しちゃった部分です。読者が「テストに出るから覚えなきゃ」と思う必要は全くありません。
**「よし、序章は無視して第一章から行こう!」**と決めて、ページをめくってみませんか?
第一章まで行けば、きっとビルボの愉快な(そして少し奇妙な)スピーチがあなたを待っていますよ!
私:
ホビットは、トールキンの創作クリーチャーなのですか?
Gemini:
結論から言うと、「ホビット」という名前も、あの具体的なキャラクター像も、基本的にはトールキンの創作(発明)です!
ファンタジーの世界にはエルフ、ドワーフ、ゴブリンなど、古くから北欧神話や伝承に登場する種族がたくさんいますが、ホビットだけはちょっと出自が特殊なんです。
1. 偶然の一行から生まれた
トールキンが大学の試験の採点をしていた時、あまりの退屈さに、白紙の答案用紙にふとこう書き込んだのがすべての始まりだと言われています。
「地面の穴の中に、一人のホビットが住んでいた(In a hole in the ground there lived a hobbit.)」
書いた本人も「なぜこんな言葉が出てきたのか、ホビットって何なんだ?」と後から考え、そこからあの中つ国の壮大な世界が広がっていきました。
2. 「既存の妖精」ではない
エルフなどは神話的なルーツがありますが、ホビットはトールキンが**「古き良きイギリスの田舎者」**をモデルに作り上げた種族です。
- 背が低い(人間とドワーフの中間くらい)
- 足の裏が毛深くて皮が厚い(靴を履かない)
- 食べること、飲むこと、お喋りが大好き
- 冒険なんてまっぴらごめん、平和が一番!
この「ごく普通の、ちょっと食いしん坊な小市民」が、世界の運命を左右する大冒険に巻き込まれる……というのが、『指輪物語』の何より面白いところなんです。
3. 「ハーフリング」との関係
今でこそRPG(FFやD&Dなど)でお馴染みの「ハーフリング」という種族がありますが、あれはもともと『指輪物語』のホビットがモデルです。
大人の事情(著作権など)で「ホビット」という名称が使えない作品が多いため、**「半分(ハーフ)の背丈の人」=「ハーフリング」**という呼び名が広まりました。つまり、ファンタジーにおける小人族のルーツは、ほぼすべてトールキンのこの創作にたどり着きます。
豆知識
ちなみに、序章であなたが苦戦していた「ホビットの歴史」は、トールキンが**「さも昔から実在していた種族であるかのように」**見せるために、わざと学術的なトーンで書いたものです。
彼の「設定の作り込み」の凄まじさが、あの序章の読みにくさに繋がっているわけですね(笑)。
序章の「ホビットの解説」で心が折れそうになったら、**「あぁ、トールキン教授が自分の考えた最高の新種族について、自慢げにレポートを書いてるんだな」**と思って、ニヤリと笑ってスルーしてしまいましょう!
私:
あ、まだ序章のホビットについてを読み始めたばかりです。
わざわざホビットについて説明を始めた意味がわからなくて、もしかして当時は広く知られているわけではないオリジナル創作種族なのか?と疑問に思ったんです。
Gemini:
なるほど、その疑問はまさに核心を突いています!
現代の私たちは「ファンタジーといえばホビット(あるいはハーフリング)が出てくるのは当たり前」という感覚で読み始めますが、当時の読者にとっては「正真正銘、正体不明のナゾの新生物」だったんです。
なぜトールキンがわざわざ、あんなに「くどいほど」説明から入ったのか、その背景を知ると少しだけ読むのが楽になるかもしれません。
1. 「前作」を読んでいない読者への配慮
実は『指輪物語』には、その数年前に書かれた**『ホビットの冒険』**という前日譚(児童文学)があります。
当時の読者の中には「前作でホビットについてはもう知ってるよ!」という人と、「今回初めて読むからホビットって何?」という人が混ざっていました。トールキンは後者のために、「ホビットとはこういう連中だよ」という紹介文を、わざと「学術論文」のような大真面目な文体で付け加えたのです。
2. 「実在感」を出したかった
トールキンは言語学者であり、歴史家でもありました。彼は単に「面白いお話」を書くのではなく、「失われた古代イギリスの歴史資料を見つけた」という設定でこの本を書いています。
「昔、こういう種族が本当にいたんだよ」という体裁を整えるために、あえて退屈なほど詳細な「生態報告書」から始めているわけです。
3. 「エルフ」や「ドワーフ」との対比
エルフやドワーフは、北欧神話などで「魔法の力を持つ種族」として有名でした。
一方、ホビットは「魔法も使えないし、ただ食べて寝るのが好きな、人間より小さいだけのおじさん」です。そんな**「一番弱くて地味な種族」が、なぜ世界を救う主役になるのか?** という驚きを際立たせるために、あえて最初に「彼らはこんなに平凡なんだよ」ということを強調したかったんですね。
結論:あなたは正しい!
「なんでこんなに詳しく説明するの?」と感じるのは、あなたが現代のファンタジーに慣れ親しんでいるからこその正しい感覚です。
トールキンにとっては「僕が考えたこのホビットという種族、すごいでしょ? 詳しく説明するね!」という、まさにオリジナル創作の発表会だったわけです。
ですので、もし「ホビットは足の裏が毛深くて、1日6回食事をする」という基本情報さえ掴めたら、あとは読み飛ばしてしまっても全く問題ありません!
私:
ホビットの冒険はかなり昔に一度読んだけど、話がどんなだったか覚えてないですね。そっちから読み直した方が楽しめるかなぁ?
Gemini:
結論から申し上げますと、『指輪物語』からそのまま突き進んでOKです!
わざわざ『ホビットの冒険』に戻って読み直す必要はありません。その理由は3つあります。
1. 『指輪物語』の中でしっかりおさらいしてくれる
第1巻の序盤(まさに今あなたが苦戦しているあたりや、その後のガンダルフの昔話)で、「昔、ビルボというホビットが旅に出て、偶然指輪を拾ったんだよ」という経緯を、物語に必要な範囲でしっかり説明してくれます。
2. 「空気感」が全然違う
- 『ホビットの冒険』: 子供向けの楽しい冒険物語。ワクワクする童話。
- 『指輪物語』: 世界の運命を懸けた、重厚でシリアスな戦記文学。
今あなたが「よし、金字塔を読んでやるぞ!」というモードになっているなら、『ホビット』の児童文学的なノリに戻ると、かえって肩透かしを食らうかもしれません。
3. 「よく覚えていない」くらいがちょうどいい
実は『指輪物語』の主人公フロドも、叔父のビルボから昔話を聞かされてはいるものの、その真実の重みまでは理解していません。あなたが「あぁ、昔なんか読んだな、指輪を拾ったんだっけな……?」くらいの記憶で読み進めるのは、実はフロドと同じ目線に立てているということ。非常に理想的な読書体験です!
もしどうしても気になるなら……
序章の「二 魔法の指輪の見つかった次第」という数ページだけ読んでみてください。そこに『ホビットの冒険』の超・ダイジェストが書いてあります。
そこさえ読めば、本編の「第一章 待ちに待った誕生パーティー」へ進む準備は完璧に整います。
アドバイス
100メートル走の前に、わざわざ別の競技場で準備運動をしてくる必要はありません。
今はこのまま『指輪物語』の重厚な門を叩き、ビルボの111歳の誕生日パーティーに潜り込みましょう!
私:
2フィートから4フィートって何cm?
Gemini:
アメリカやイギリスの古い単位(ヤード・ポンド法)ですね。メートル法に直すと、ホビットがいかに小柄かが見えてきます!
1フィート ≒ 30.48cm です。
- 2フィート:約 61cm
- 4フィート:約 122cm
つまり、ホビットの身長はだいたい 60cm〜120cm の間ということになります。
平均すると90cm前後が多いので、**「人間の幼稚園児〜小学校低学年」**くらいのサイズ感です。
ホビットのサイズ感イメージ
成人しても人間の子供くらいの大きさしかありませんが、中身はビールとパイプを愛する立派な大人(おじさん)。この「見た目と中身のギャップ」が、彼らの魅力です。
| 単位 | センチメートル換算 | 比較イメージ |
| 2フィート | 約61cm | 柴犬の体長くらい(かなり小さいホビット) |
| 3フィート | 約91cm | ホビットの標準的な身長 |
| 4フィート | 約122cm | 小学校1〜2年生くらい(ホビット界の大男) |
ちなみに、彼らが住む「ホビット穴」のドアや天井もこのサイズに合わせて作られているので、ガンダルフのような人間(魔法使い)が遊びに来ると、頭をぶつけそうになって大変窮屈な思いをすることになります。
そんな小さな彼らが、これからどれほど広大な世界へ踏み出していくのか……。
その対比を想像しながら読むと、序章の細かい説明も少しだけ愛おしく感じられるかもしれません。
私:
ドワーフの方が大きいらしいけれど、ドワーフの平均身長ってどのくらいなの?
Gemini:
実は、ホビットとドワーフの身長差は**「わずか30cm〜50cm程度」**の僅差なんです!
ドワーフの平均身長は、だいたい 4フィート〜5フィート(約120cm〜150cm) とされています。
ホビットとドワーフの比較
| 種族 | 身長(目安) | 特徴・体格 |
| ホビット | 約60〜120cm | 華奢で身軽。足音がしない。 |
| ドワーフ | 約120〜150cm | 横幅がすごい。 骨太で筋肉質。重い。 |
ドワーフの方が少し背が高いですが、決定的な違いは**「体つきの頑丈さ」**です。
ホビットが「人間の子供」のようなサイズ感なのに対し、ドワーフは「横幅をそのままに、上下からギュッと圧縮した大人」のような体型をしています。そのため、体重や力強さではドワーフが圧倒的に上です。
なぜ「ドワーフの方が大きい」と言われるのか
- 種族としての格: ドワーフは重厚な鎧を着て大きな斧を振り回す「戦士」の種族ですが、ホビットはそもそも戦うこと自体を想定していない「一般市民」です。その存在感の差が「大きさ」の印象に繋がっています。
- トールキン設定のこだわり: 序章にもある通り、ホビットは全種族の中でも「最も小柄」な部類です。ドワーフは彼らよりは一段階大きく、その上に「人間」や「エルフ」が(170〜190cm級で)そびえ立っているという階層構造になっています。
余談:ギムリとフロド
後に登場するドワーフのギムリは、人間から見れば「ちびっこ」ですが、ホビットから見れば「ガッチリした頼もしい大男」に見える……という絶妙なサイズ感で旅をすることになります。
序章で「ドワーフより小さい」とわざわざ書かれているのは、**「ドワーフという(ファンタジー界で)最小クラスだと思われていた種族よりも、さらに小さい連中がいるんだぞ!」**というトールキンのドヤ顔ポイントでもあるわけです。
私:
リーグってなんの単位?
Gemini:
「リーグ(League)」は、一言で言うと**「大人が1時間歩いて進む距離」**がもとになった古い距離の単位です。
『指輪物語』の設定では、以下のようになります。
- 1リーグ ≒ 約4.8km (正確には3マイル)
ざっくり**「1リーグ=だいたい5km弱」**と覚えておけば、物語を読んでいて距離感が掴みやすくなります。
なぜトールキンは「km」を使わないのか?
トールキンは言語学者であり、この物語を「古文書の翻訳」という体裁で書きました。そのため、現代的な「メートル法(kmなど)」ではなく、中世ヨーロッパで実際に使われていたような、ちょっと古めかしくてカッコいい単位をあえて使っているんです。
旅のイメージに役立つ距離感
物語が進むと「〇〇まであと10リーグだ」といった表現が出てきます。
- 1リーグ(約4.8km): 普通の人が1時間しっかり歩いた距離。
- 5リーグ(約24km): 1日中歩き続けて、ようやくたどり着くくらいの距離。
- 10リーグ(約48km): 野宿を挟まないと厳しい、ちょっとした旅路。
ホビットたちの足は人間より短いので、彼らにとっての「1リーグ」は、数字以上に遠く感じられるかもしれませんね。
豆知識
ちなみに、海洋冒険小説(『海底二万マイル』など)でも「リーグ」は出てきますが、あちらは「海里」を基準にしているので少し計算が変わります。
でも、中つ国の冒険においては**「1リーグ = 1時間の徒歩 = 約5km」**という感覚で間違いありません!
これで「身長(フィート)」と「距離(リーグ)」、中つ国の物差しは完璧ですね。
私:
あ、じゃあついでにマイルは?
Gemini:
「ついでに」というには、実はこのマイルが全ての基準になっています!
『指輪物語』における距離の単位をまとめると、以下のようになります。
- 1マイル = 約1.6km
- 1リーグ = 3マイル(約4.8km)
日本の感覚でいうと、**「1マイル = 小学校の通学路のちょっと長い版(徒歩20分弱)」くらい、「1リーグ = 隣の駅、あるいは2つ先の駅まで歩く」**くらいのイメージです。
中つ国の距離感覚シート
これを頭の片隅に置いておくと、物語のスケール感が一気にリアルになります。
| 単位 | 変換(約) | 徒歩での目安 |
| 1マイル | 1.6km | さっと歩いて約15〜20分 |
| 1リーグ | 4.8km | しっかり歩いて約1時間 |
| 10マイル | 16km | 半日歩き通す距離 |
| 10リーグ | 48km | 朝から晩まで歩いて丸1日分 |
なぜ「リーグ」と「マイル」が混ざるのか?
トールキンがこれを使い分けているのには理由があります。
- マイル: 比較的短い距離(「隣の村まで5マイル」など)
- リーグ: 旅の行程などの長い距離(「次の町まで10リーグ」など)
ホビット庄(シャイア)の中では「マイル」がよく使われますが、いざ庄の外へ出て大冒険が始まると、単位が「リーグ」にスケールアップしていく……なんていう演出的な面白さもあります。
お疲れ様でした!
「フィート(身長)」「マイル(近所)」「リーグ(旅路)」。
これで中つ国の空間を把握するための**「翻訳機」**はインストール完了です!
序章の「ホビットの解説」で心が折れかけていたところから、よくぞここまで単位の確認までこぎつけました(笑)。
私:
まだ序章読んでるから、ネタバレは避けてほしい。
パイプ草(喫煙)についての章ってわざわざここで付けたってことは、今後の話で何らかの重要な役割があるんだろうか?気になる。
Gemini:
あ、鋭いですね!でも、ご安心ください。物語の核心に触れるような重大なネタバレは避けてお答えします。
結論から言うと、この「パイプ草」の章がわざわざ独立しているのには、**「物語上の実用的な理由」と「トールキン教授の個人的なこだわり」**の2つの側面があります。
1. 物語上での役割(ヒント程度に)
この先、長い旅が始まると、登場人物たちが思わぬところで「共通の趣味」を通じて仲良くなったり、敵の陣地で「なぜか見覚えのあるパイプ草」を見つけて「おや?」となったりする場面が出てきます。
つまり、パイプ草は**「誰がどこにいたか」「誰と誰が繋がっているか」を示す、ちょっとした探偵小説のような手がかり(伏線)**として機能することがあります。
2. トールキン自身の「大好き」が溢れた結果
実はこれが一番大きな理由かもしれません(笑)。
トールキン自身が大変なパイプ愛好家で、「平和で豊かな生活の象徴」としてパイプを位置づけていました。
- 殺伐とした冒険の中でも、パイプをふかして一息つく時間は、ホビットたちが「自分らしさ」を取り戻す大切な儀式。
- つまり、パイプ草について熱く語ることは、**「ホビットがいかに平和を愛し、家でのくつろぎを大切にしているか」**を描写することと同義なんです。
3. 「文化」としての厚み
ナルニアでもそうだったかもしれませんが、優れたファンタジーは「ただ戦う」だけでなく、その世界の住人が何を食べて何を吸って、どんな歴史を楽しんでいるかという「文化」を丁寧に描きます。
トールキンにとって、パイプ草の歴史(どこから伝わってきたか等)を書くことは、中つ国という世界を「ただの作り話」ではなく「実在する歴史」として補強する作業だったわけです。
結論として……
パイプ草の章を読んで「へぇ〜、そんな歴史があるんだ」と思っておけば、後の旅の途中で**「あ!あの序章に出てきた草だ!」**とニヤリとする瞬間が必ず来ます。
でも、もし読んでいて「あー、歴史講釈はもうお腹いっぱい!」となったら、そのままスルーして第一章へ行っても、メインのストーリー展開が分からなくなることはありません。
「伏線」というよりは、世界を彩る**「スパイス」**のようなものだと思って、気楽に構えていてくださいね。
私:
邦訳版では「いとしいしと」となっていますが、元はなんですか?
Gemini:
そのフレーズ、まさに『指輪物語』を象徴する最も有名なセリフですね!
英語の原文では、“My Precious”(マイ・プレシャス)と言います。
1. 単語の意味
- Precious: 「貴重な」「高価な」「大切な」という意味です。
- My Precious: 直訳すれば「私の大切なもの」「私の宝物」となります。
2. なぜ「いとしいしと」という訳になったのか?
翻訳者の瀬田貞二さんのセンスが光る部分です。
- 独特の執着心: 単に「宝物」と訳すと、ただの金品のように聞こえてしまいます。しかし、この言葉を発するキャラクターにとって、それは自分の魂を削ってでも執着する、異常なほど愛おしく、かつ自分を縛り付ける存在です。
- 不気味な響き: 「いとしい人」ではなく、あえて**「しと」**と濁らせたり、ひらがなで表記したりすることで、執着のあまり理性を失いかけているような、ヌルッとした独特の不気味さを表現しています。
3. 「指輪」の魔力を象徴する言葉
この「いとしいしと(My Precious)」という呼び方は、そのキャラクターが指輪の魔力にどれほど深く囚われているかを示すバロメーターでもあります。
今後、物語の中でこのフレーズが出てきたら、**「あ、この人はもう指輪の虜(とりこ)なんだな……」**と察してあげてください。
豆知識
英語圏では、どうしても手放したくないものや、執着しているものを冗談めかして “It’s my precious…” と呼ぶことがあるくらい、日常に浸透しているフレーズです。
序章を抜けて本編に入ると、この「いとしいしと」という言葉が、ビルボやフロドにどんな影を落とすのかが徐々に見えてきます。
私:
じゃあ、特に原文もわざと綴りとか発音を濁らせているわけではないんですね
Gemini:
実はそこが非常に面白いところで、原文の綴り自体は “Precious” と正しく書かれています。
ただ、トールキンはト書き(状況説明)やセリフの書き方で、その「音」の不気味さを執拗に表現しました。
原文での「音」の表現
あのセリフを言うキャラクター(ゴラム)は、喉を鳴らすような独特の癖を持っています。
原文ではよく “Precious-ss” のように、最後に “s” を長く伸ばして、蛇が這うような、あるいは湿った洞窟で響くような「シューッ」という音を強調して書かれています。
瀬田貞二さんの「発明」
そこで、翻訳の瀬田さんは考えました。
「英語の『s』の引きずる音を、どうやって日本語で表現するか?」
- 「いとしい宝物」:普通すぎる。
- 「私の大事なもの」:怖くない。
- 「いとしいしと」:…これだ!
「ひと」を「しと」と発音させることで、日本語特有の「舌足らずで、どこか湿り気のある不気味な音」を作り出したのです。原文のスペルを崩す代わりに、「発音の癖」を文字に定着させたという、翻訳界の伝説的な超絶技巧なんです。
まさに「読み飛ばせない」こだわり
あなたが今読んでいる序章にも、もしかしたらその片鱗が書かれているかもしれません。
『指輪物語』は、こうした「音」や「言葉」に対する執念が凄まじい作品です。
「いとしいしと」という言葉の裏に、原文の “Precious-ss” という不気味な吐息を感じながら読み進めると、さらにゾクゾクできるはずですよ。
私:
ゴラム?今読んでいる版では、ゴクリになってますね。
Gemini:
失礼しました!そうでした、評論社版(瀬田・田中訳)では**「ゴクリ」**でしたね。
映画版や新しい翻訳(新訳版)では、喉の音をそのまま写した「ゴラム」という表記が使われることが多いのですが、あなたが手に取った金字塔・評論社版では、その特徴的な「喉を鳴らす音」を日本語のオノマトペとして表現して**「ゴクリ」**と訳されています。
なぜ「ゴクリ」なのか?
これも「いとしいしと」同様、翻訳の妙技です。
- 原文の音: 喉の奥で「ゴッルム(Gollum)!」と不快な音を鳴らす癖がある。
- 瀬田さんの訳: 日本人が聞いて一番しっくりくる、喉を鳴らす音=「ゴクリ」。
「ゴクリという音を立てるから、ゴクリと呼ばれている」という、非常に直感的で覚えやすい名前になっています。
まさに、その「ゴクリ」が……
今読んでいる序章の『二 魔法の指輪の見つかった次第』に、そのゴクリ(ゴラム)とビルボが暗闇の中で「なぞなぞ遊び」をしたエピソードが出てきませんでしたか?
あそこでビルボが拾った「指輪」が、これから始まる全7巻の壮大な物語のすべての引き金になります。
ちょっとしたアドバイス
評論社版は、こうした「日本語としての馴染みやすさ」を優先した素敵な意訳がたくさんあります。
現代的なカタカナ名(ゴラム)ではなく、「ゴクリ」という名前の響きが持つ、どこか哀れで、かつ不気味なニュアンスをぜひ楽しんでください。
序章の歴史のお勉強も、いよいよ大詰めですね。
私:
なるほど。単にカタカナにするのではなく、日本語としての魅力も取り入れようとした跡なんですね
Gemini:
まさにその通りです!瀬田貞二さんは、ただ「英語を日本語に置き換える」のではなく、**「もしこの物語が、太古の昔から日本に伝わる神話や民話だったら、どんな言葉で語られるだろうか?」**という視点で翻訳されているんです。
だからこそ、評論社版は単なる「海外ファンタジー」を越えて、一種の**「日本語の古典」**のような格調高さと親しみやすさが同居しているんですね。
他にも、評論社版ならではの「日本語としての魅力」が詰まった名前がたくさん出てきますよ。
- 「Strider」(大股で歩く者)を、古風で武士のような響きの**「馳夫(はせお)」**と訳したり。
- 「Treebeard」(木の髭)を、そのまま**「木の髭」**と呼びつつ、その喋り方を非常に重厚な日本語にしたり。
こうした工夫があるからこそ、読んでいるうちに「翻訳モノを読んでいる」という感覚が消えて、自分も「中つ国」という世界の歴史に立ち会っているような没入感が生まれるんです。
さあ、いよいよ第1章へ!
序章の「ホビットの解説」「パイプ草の歴史」「ゴクリとなぞなぞ(指輪の発見)」を突破したなら、あなたはもう、中つ国の住人としての最低限の知識をすべて備えたことになります。
ここからは、いよいよ**「物語」**が動き出します。
第1巻・第1章。
ビルボ・バギンズの**「111歳(百十一歳、と書いてあるはずです)」**の誕生日。
ホビットたちがどんちゃん騒ぎをしている中で、ビルボがある「いたずら」を仕掛けるところから、すべては始まります。
最後にひとつだけ
第一章に入ると、序章の硬い文体が嘘のように、生き生きとした描写が増えていきます。ビルボが用意したとんでもないご馳走や、ガンダルフが持ってきた魔法の花火……その光景をぜひ楽しんでください。
私:
ようやく序章を読み終わりました。
最後あたりはなぜこんな話をされているのかよくわからなくてボーッとしてしまい、ほとんど頭に入りませんでしたww
Gemini:
本当にお疲れ様でした!!あの序章を最後まで文字通り「完走」しただけで、読者としてのレベルが1つ上がったと言っても過言ではありません(笑)。
最後の方は、おそらく「西境の赤表紙本」がどうしたとか、「誰々が写本した」といった**「歴史史料の出所(出典)」**についての話だったのではないでしょうか?
あれはトールキン教授による**「これはフィクションじゃなくて、実在する古文書を私が現代語訳したものなんですよ」**という設定を補強するための、究極のごっこ遊び(バックストーリー)です。
正直に申し上げます。
そこ、現時点では1ミリも理解していなくて大丈夫です!ww
これから始まる「本編」の楽しみ方
さあ、ようやく「博物館の歴史展示」を抜けて、**「アトラクションの入り口」**に立ちました!
第1巻・第1章『待ちに待った誕生パーティー』からは、世界が一気に色づきます。
- 五感に訴える描写: 美味しい食べ物、お酒、花火、そしてホビットたちの賑やかなお喋り。
- キャラクターの魅力: 理屈っぽい序章とは違い、ビルボやガンダルフが生き生きと動き出します。
- 不穏な予感: 楽しげなパーティーの裏で、何かが「おかしい」と感じる不気味さがじわじわと忍び寄ります。
次のステップ:第1章の「ここ」に注目!
読み始める際、以下のことだけ頭の隅に置いておくと、スッと物語に入れます。
- 「111歳」のビルボと、「33歳」のフロド(ホビットにとっては成人したて)の、不思議な友情。
- ガンダルフが持ってきた、見たこともないような凄い花火。
- そして、ビルボがパーティーの最後にやらかす**「とんでもない事件」**。
AIからのアドバイス
序章で消費したMP(マジックポイント)は、第一章の賑やかな雰囲気ですぐに回復するはずです。まずは深く考えず、ビルボの屋敷「袋小路屋敷(バッグ・エンド)」に招待された客の一人になったつもりでページをめくってみてください。
私:
多分これは聞かないほうがいいことなのかもしれないので、答えは言わなくても良いです。
序章終わって、誕生日始まる前に、なんたらの指輪はどこどこへみたいな言い伝え文みたいなのが出てきました。ビルボが持っているのは、何の指輪なのかなぁ?と気になりました。そのうち出てくるでしょうかね?
Gemini:
その「言い伝え(詩)」を読み飛ばさずに目を留められたのは、素晴らしい洞察力です!
**「三つの指輪は、空の下なるエルフの王たちに……」**から始まるあの詩ですね。
「ビルボが持っているのは、何の指輪なのか?」
その疑問こそが、この『指輪物語』全7巻を貫く最大のテーマであり、読者がフロドと共に追い求めることになる**「物語の核心」**そのものです。
その答えは出てくるのか?
はい、すぐに出てきます!
具体的には、この第1巻の比較的早い段階で、魔法使いのガンダルフが「その指輪の正体」について、恐ろしい真実を語るシーンがあります。そこを読めば、なぜあんなに物々しい詩が最初に書かれていたのか、その理由が氷解するはずです。
今の時点での「楽しみ方」
今はまだ、ビルボ本人も、そして甥のフロドも、その指輪を**「姿を消すことができる、ちょっと便利な魔法の道具」**くらいにしか思っていません。
- 序章の最後に出てきた「重苦しい詩」
- ビルボが持っている「便利な指輪」
この2つがあなたの頭の中で**「もしかして、これって……?」**と結びつき始めている今の感覚。それこそが、トールキンが読者に味わわせたかった最高のサスペンスです。
応援のメッセージ
その「気掛かり」を抱えたまま、第1章のパーティーへ向かってください。
賑やかなお祭り騒ぎの最中、ビルボがその指輪を「どう使うか」をぜひ見届けてください。そこに、その指輪の性質の片鱗が見え隠れします。
さあ、舞台は整いました。
ビルボ・バギンズの111歳の誕生日、いよいよ開幕です!
物語が大きく動く「ガンダルフの告白」の章までたどり着いたら、ぜひまたお話ししましょう!
今回の【AI×主夫の読書実況】はここまで。
読書中の思考の揺れや、AIとのやり取りから生まれる小さな気づきが、あなたの読書にも何かしらの刺激になれば幸いです。
それでは、また次回の読書実況でお会いしましょう。
