夜に長女と散歩していた。
夏の夜は、歩くだけで少し気持ちが軽くなる。
ふと横を見たら、パチンコ屋がまだ明るかった。
マップでは営業時間外と出ているのに、普通に人が入っていくのが見えた。
「え、まだやってるの?」
「掃除の人じゃない?」
そんな他愛もない会話をしながら歩いていたのに、
気づいたら妙に面白い方向へ話が広がっていった。
こういう“日常の小さな違和感”って、
気づいたら世界の構造につながることがあるんだよな。
パチンコ屋の光は、誰のために残っているんだろう
営業時間外でも光がついている理由は、
閉店後の作業があるかららしい。
でも、札幌の幹線道路沿いは、
23時を過ぎても光っている店が珍しくない。
「なんでこんなに明るいんだろう」
そんな疑問が、次の話題を引き寄せた。
パチンコの客層って、誰なんだろう
長女と話していて、ふと気づいた。
新聞の折込チラシに載っているパチンコ台のコラボ作品って、
エヴァ、まどマギ、北斗の拳、カイジ……
完全に“自分の世代”が青春期に触れた作品ばかりだ。
若者向けの作品はほとんどない。
「あ、ターゲットが自分の年代なんだ」
そう思った瞬間、
パチンコの光が“世代の光”に見えてきた。
じゃあ若者はどこに行ったのか
ここで話題が自然にガチャへ飛んだ。
ガチャは若者〜30代向けの作品が中心で、
価格帯も300円〜500円と手頃。
SNSで新商品情報が流れてくるのも、
スマホネイティブの生活に合っている。
「パチンコ=中高年の娯楽」
「ガチャ=若者の娯楽」
そんな構造が自然に見えてきた。
娯楽の世代構造は、そのまま都市構造につながる
話しているうちに、
パチンコ跡地の話へ自然につながった。
ガチャ専門店は小型で人が集まる場所に向いているから、
パチンコ跡地のような巨大物件には入らない。
じゃあ跡地はどうなるのか。
ここで、EC物流の話がつながる。
パチンコ跡地は「共同物流拠点」になる未来が見える
ネット販売が拡大すると、
小型〜中型の物流拠点が大量に必要になる。
パチンコ跡地は
広い駐車場、幹線道路沿い、天井の高さ、建物の頑丈さ、
そして住宅地の近さを兼ね備えている。
ドラッグストア、ホームセンター、ネット専売、宅配便、
個人配送事業者などが共同で使う“マルチテナント型倉庫”になる未来が見える。
住宅地に近いから、
短時間バイトの人も働きやすいはずだ。
散歩中の違和感が、
都市の未来までつながってしまった。
こういうこと考える方が、パチンコよりずっと楽しい
今日の流れは
「パチンコの光 → 客層 → ガチャ → 消費文化 → 物流 → 都市構造」
と、点が線になっていく感覚がずっと続いていた。
外側からの刺激で脳を揺らす娯楽より、
内側から世界を組み立てていく方が、私はずっと楽しい。
散歩中の小さな違和感が、
気づいたら都市の未来までつながっていた。
こういう“思考の散歩”が、やっぱり一番面白い。
