大学ではノートパソコンが必須
長女に北海道大学の入学案内書が届いた。
その中に大学で使うノートパソコンについての説明書があった。パソコンが必要なのだそうだ。どんなパソコンが必要なのかと以前から構えていたのだが、だいたい予想通りの内容で、それほど構える必要はなかった。簡潔にまとめると「最低でもSurface Laptop Go2程度の性能を備えたノートパソコンを推奨」する。入学シーズンの家電量販店のチラシに載ってる学生・教職員向けパソコンを買えばいいって感じ。
コロナの影響?でオンライン授業が増えて、会議ソフト開きながら他のソフトも使うとなるとメモリ多め(16GB)が必要らしい。パソコン一台ですべてこなそうとするからじゃないのか?と疑問に思ったんだが、まあパソコンは予算の許す限り『一番いいやつ』を買ったほうがいいに決まっているので、そこは流すことにした。
おそらく理系で画像処理とかプログラミングとかをガンガン使うような場合は、専用グラフィックボードが入ってるようなゲーミングとかワークステーションが必要になるんじゃね?って感じたんだけど、長女は文系なので、おそらくそこまでは必要ないだろうと思った。
勝手な予想で(というのも私は大学に行っていないので想像でしかない)、ZOOMとかClassroomとかでオンライン授業聞いたり、レポート(が具体的にどんなものか知らないのだが)のための書類を作成したり、、、くらいだろうと思うので、実際のところ16GBメモリだの256GBディスクはかなりオーバースペックって気がする。どうせスマートフォンとか電子辞書とかも併用だろうし。なんならタブレットを使ってもいいわけだし。パソコンはやっすいのでもなんとかなるよ、きっと。
しかしながら、パソコン主体の授業風景を想像すると、紙のノートを使うよりも、パソコンの中だけで完結するノートソフトを使うほうが、あとあとの管理が楽なんだろうなと思うんだよね。PDFで配られた資料にデジタルなペンで直接メモを取るみたいな使い方とかしたいじゃん?そうなると、ノート型でも特に2in1と呼ばれるようなのが圧倒的に使いやすい。さらにできればタッチスクリーンパネルなだけじゃなくて、筆圧対応ペンが使えると、より紙のノートに近い感覚になっておすすめ。長女に話したところでも、それなら2in1を使いたい、となった。Da.Yo.Ne.
ノートパソコン比較
ただ、推奨スペックを満たした2in1となると、ノートと比べて2倍近い価格になっちゃうんだよ。とりあえず大学生協おすすめモデル以外はないかなぁと探すことにした。ネットでざざっと検索して、とりあえず実物が置いていそうな家電量販店へ長女と見に行った結果、候補に挙がったのは、以下の3つ。
「Microsoft Surface Pro9」
とりあえず北大生協おすすめモデル。OS開発元ならではの安心感はある。キーボードカバーを選べるので好みのデザインにできてちょっと嬉しい。ただし、物理キーボードカバーなどは別途購入品であり、とにかく高い。オフィスソフトとかCPUがデファクトスタンダードなのも高い理由。細かいところだが、タブレット主体なデザインのために、後ろにモニタスタンドが付いていて、カバーを兼ねた物理キーボードを使うことになるので、ちょっと膝の上でキーボード使いながらデータ入力をするような使い方は、不安定でグラつきやすくてできないだろうと容易に想像できるところは欠点ともいえる。奥行の狭い机もディスプレイスタンドが使えなさそう、とにかくディスプレイと物理キーボードの接続部分がぺらっぺらな感じからくる不安定感は気になる。性能を備えていながら機動性と手軽さがある、と考えるならばセールスポイントなのだろう。背面カメラレンズ搭載なので、授業中に黒板を撮るなんていう使い方ができるのは便利らしい。ただし写真なら携帯電話で撮ってパソコンに飛ばすこともできる、、、んだよね。HDMI端子がない(USB type-Cで変換)のもプレゼンテーションを多用するだろう大学生には欠点と、店員もそれほどおすすめしていなかったし、私もなんとなくそう思った(店員としてそれでいいのかちょっと疑問だけど)。ブランドをどこまで重要視するかが分かれ目なんだろうね。
「Dell Inspiron 14 2in1」
物理キーボード一体型タイプの2in1。まずはとりあえずということで店員に紹介されたモデル。ざざっと調べた中にもあった気がする。前述のと比べて、圧倒的に安い。ペンも使えるし、大容量SSDなのが魅力的。十分じゃね、これにする?と思ったんだけど、若干気になったのがモニタサイズが14インチなところ。常に持ち運ぶ必要がある環境ではちょっと大きすぎるんじゃないだろうか。主に使うのが固定した場所で、持ち運ぶこともあるから、っていうのなら15インチでもいいけれど、主な用途が持ち運び前提なら極端な話10インチ程度でもいいくらいだと思う。なぜスマートフォンが爆発的に広まったのかを考えると、大きさって重要なんだよね。さすがに10インチだと若干画面が小さいし(ブログ記事打つ程度なら十分なんだけど)、そこまで小さくて必要スペックを満たしたものを探すと逆に高くなっちゃう。実際のところ13インチくらいが毎日持ち運ぶのに慣れてきたころには若干大きいし重たいなって感覚になるかもしれないサイズなんだろうけれど、まあギリギリ許容範囲ってところの妥協点なのかもしれない。そういうところをわかった上で14インチを許容できるならおすすめできるモデル。
スペック満たした2in1の中では最も安いモデルの一つ。キーボード一体型で13インチなのもいいところ。筆圧対応専用ペンも付属。中華メーカーであることに抵抗があったり不安で仕方がない人にはおすすめできないのが欠点。私的には必要十分すぎるし、以前使っていたタブレットがLenovoだったし、今もNECのタブレットを使いまくっているので、あんまり抵抗ないかなぁ。むしろ私が欲しいわ、大学生うらやましいなチクショー。まあでも、不安視する風潮があることは知っているので、そこが気になるところであることは変わらないかな。長女的にはこれでいいよ、ということなので最終的にはこれにした。細かいところでは筆圧対応ペンのペン軸って消耗品なので、使っていくうちに交換が必要になるんだけど、売っているのか心配になった。店員が調べてくれて、公式オンラインショップで売ってる、とのことだったので安心。なんか実は家電量販店では売ってないモデルで、いわゆる仲介?みたいな買い方になったので、ポイント還元がなかったり、販売後のアフターフォローがすべてメーカーと直接対話になったりした。それだと量販店的にうまみがないのでは?と、後で思ったんだけど、まあ何かと利益にはつながっているんだろう。とにかく比較した中では最安値だったので、持ち運びメインな使い方だと壊れやすいだろうと、大学生活4年間のパソコン保証サービスにも入ったんだが、それでも推奨モデルより安かったのでよかったわ。たぶん推奨モデルを購入していたら、そういうところでケチったと思うし。
と、そんな感じで大学生活に必要なパソコンを購入した。店員がわかりやすい人だったから大変参考になったし買い物を楽しめた、ありがとう。長女には是非、4年間でパソコンを使い倒してもらいたいと思う。