室内に洗濯物を干すときに使う部屋干しアイテムの長所短所の比較と紹介です。
部屋置きタイプか突っ張りタイプが一般的
梅雨や雪の時期に活躍する室内洗濯物干し、やはり部屋にゴンと置くタイプか壁などを利用して伸縮棒を突っ張らせてハンガーなどをかける突っ張りタイプが一般的ですね。
どちらにも長所短所がありますが、「部屋に干すので雨風に当たることはないが、邪魔くさい」というところだけは共通しています。部屋の大きさや形によって使いやすさは違いますし、最終的には好みの問題もあります。
部屋置きタイプ
部屋置きタイプの長所は、手軽なこと、使わないときは折りたたんで収納できることが挙げられます。ハンガーや洗濯ばさみなどが付いたものなら、わざわざ別買いする必要もなく、一台で完結するところも良いですね。
布団など大きな物を干したいなら、「X」の形をしたタイプが便利です。この場合は洗濯ばさみなどは付いていない事が多いので、別に用意することになります。
部屋置きタイプの欠点は、洗濯物を干しているときはとにかく邪魔なことですね。収納すれば小さくても、干す時には広げなければいけないので家が狭いとかなりの圧迫感があります。部屋干しするときはたいてい洗濯物が乾きにくい日なので、最悪の場合一日中洗濯物を眺めて過ごすはめに陥ることも…。結局家が狭いと収納スペースもないから置きっぱなしになる可能性も高いです。ハンガーや洗濯ばさみ一体タイプは便利なのですが、洗濯物の種類がかたよると干しづらいのも悩みです。
突っ張りタイプ
壁と壁に棒を渡して使う突っ張り棒タイプの長所は、ベランダなどで使う物干しアイテムがそのまま使えるところです。
雨が上がったら、そのまま外へかけたり、逆に雨が降ってきたときにポンとかけておくことも可能ですね。基本的に使わない時でもそのまま付けっぱなしになりますが目の高さよりも上にあるので、部屋置きタイプよりは目立ちません。
欠点は、壁がないと使えないことです。また、壁の中に柱が通っていないと突っ張った時に壁がゆがみます。壁がコンクリート製なら別ですが、通常の壁は突っ張る力が働かないので、洗濯物を干した時にドドドザァーっと落ちてくることも…。家の間取りによっては使えるところがない、あるいは使えてもかなり軽いものしか干せないこともあり不便です。ちなみに壁に柱が通っていない場所にどうしても使いたい場合は、応急的な処置として壁と突っ張り棒の間に木をかませる方法もあるにはあります。
天井天井天井天井
壁
壁
壁木
壁木←突っ張り棒→
壁木
壁
壁
壁
床床床床床床床床床
みたいな感じです。
もう一つの欠点は、天井近くに突っ張らないと頭をぶつけてしまうし、かといってあまり高く設置すると身長によっては使いにくいことです。一人暮らしなら使いやすい高さに設定すれば済みますが、家族や同居人がいる場合はどうしても中途半端な高さになりがちです。
賃貸だと難しいですが、持ち家で突っ張りタイプが使えなさそうなら、ネジやクギで壁に棒を固定するのがおすすめです。クローゼットに渡されていることの多い洋服掛け棒と同じ要領です。これなら、棒がしならない程度までの重量に制限されるものの、かなりの重さまで耐えられます。ただ、あとで違うところに付け替えるのは面倒ですし、壁に穴が残ってしまいますので、十分検討のうえで取り付けてください。
地震の際に家具が倒れてこないように家具と天井の間に突っ張り棒を入れる方法がありますね。実は、洗濯物干しにも同じ発想のアイテムがあるのをご存知でしょうか。壁が使えない、部屋置きタイプは場所がないなら、床と天井に突っ張り棒を渡すタイプの物干しが使えます。ある程度の高さ調節も可能なのがうれしいところです。
部屋干ししない!のも方法
ちょっと話がそれてしまう気もしますが、そもそも部屋干ししないことを考えるのも一つの方法かと思います。
これなら、部屋干しグッズをどれにしたらいいのか迷わずに済みます。衣類除湿乾燥機を浴室に持ち込んだり、温風乾燥機能が付いた洗濯機を利用することが考えられます。