フィルム時代とは違って、デジカメは容量の許す限り気軽に好きなだけ撮影することができます。でも、そのせいでベストショット!がたくさんになってしまい、保存ディスクがいっぱいになることが多いです。そんなときの対処法は新しいハードディスクを買うこと、、ではなく写真を捨てること!が一番です。
とにかく捨てる!
ベストショットは名前の通りで一番いい写真です。私は自分の子どもを撮ると、どれもかわいいのであれもこれも残しておきたい!と思ってしまうのですが、全部残しておくとすぐにディスクがいっぱいになるので、心を鬼にして捨てることにしています。
でも、さすがに本当に最高の写真一枚だけを残すのは、ほぼ不可能なので、第一回目の確認のとき10分の1までに減らすことを目標にしています。100枚撮ったら10枚程度ですね。
写真を見る時間も有限
私は、時とともに思い出を圧縮するべきだと考えています。保存用ディスクの価格は確かに下がっていますが、それでもディスクを買い足す前にまずはデータを捨てることを考えたいです。
理由はいくつも考えられますが、大きな理由の一つは、何年も前の写真を見返してみるための時間は限られている、ということです。
育児に疲れて心がクサクサしてしまいどうしようもなくて、とにかく癒しが欲しい、というときに懐かしい写真を眺めることがあります。子どもの笑顔やしぐさを見ているうちに、当時は大変だと思っていたけれど幸せそうだなぁと思い、心のトゲトゲが溶かされていくのですが、そういう時間ってそんなに取れるものでもないです。本当に長くても1時間というところで、通常は5分取れただけでも「ついつい長い時間写真眺めちゃったなー」くらいです。その短い時間で何枚の写真を眺められるかというと、何千枚もは絶対に不可能ですよね。もし可能だとしてもそれじゃあ癒されるどころか疲れるだけ、になってしまいます。せいぜい10~20枚が限度、ではないでしょうか。
となると、100枚撮って10枚残した写真、程度しか見返すことはできないわけで、とてもじゃないけど、10年分の写真を見返すのは無理!ですよね。
見直しの機会に捨てる
本当はもっとたくさん見たいけれど、見る時間が限られている…では、どうする?と考えたら、「できるだけいい写真だけを見たい!」となります。子どもと関わった時間が10年あるなら、その10年の中からベストな10枚、20枚を見たいです。そのためにはもう圧縮するしかない、つまり10年の関わりの中で得てきたすべての写真を比べて、その中で大したことのない写真は捨てる、ということです。
しょっちゅう捨てるのも時間の無駄なので、1年ごと、5年ごと、10年ごとという感じで見直すようにして、データ量を減らしています。
撮影後→パソコンで確認して捨てる
年末→その年の中で大したことのない写真を捨てる
5、10年などの節目節目→「色あせてしまっている」「何の感動もない」「やっぱり大したことないかも」「もう一回印刷は…しないだろうな」というような写真を捨てる
と、見直しの機会に捨てることで、無駄にディスクを増やしたり、時間と場所を浪費してしまうリスクを避けることができます。過去に何らかの恨みがある…というわけではないんですけど(いや、それならそれで捨てますけどね)、残す価値がない写真はちょっとのデータだとしても要らない、捨てるを断行しています。圧縮して幸せギュウギュウに詰め込んだ写真だけを残して、毎日ニコニコで暮らしたいと考えている私にとって、写真を捨てることは必要なことです。