英単語って本当覚えにくいですよね!意味を覚えるのも大変ですが、つづりを覚えるのがまた大変です。そもそもローマ字読みできないのが問題だし、中途半端にカタカナになっちゃっているうえに本来の発音とちょっと違う単語などもあって非常に混乱するし覚えにくいです。私はとても物覚えが悪いし単純作業が苦手なので、単語帳をひたすら暗記するような方法が向いていません。さらに、なぜそうなるのか?という疑問がわくと先に進めなくなることが多いです。そこで旧来の勉強法や疑問を少しでも解決すべく、フォニックスを利用しています。
フォニックスとは?
フォニックスでは、英単語を構成するアルファベットの並び方による発音の仕方を学習します。例えば、a[子音]eとつづるような単語の「a」はabcde…とアルファベットを順番に言っていくときの「a」と同じように発音し、そのあとに続く子音を滑らかにつないで発音する、のような規則を学びます。これひとつを覚えるだけでも例えばmake、take、ate、cake、baseなどの単語に含まれる「a」は同じように発音する「a」だとわかりますし、逆に知らない単語を耳で聞いた時にも「もしかするとつづりはa[]eが使われるのかな?」と推測することができるようになるんです。ようするに無理やり語呂合わせで覚えたりする必要がなくなる(「メイクで負けた!」とか「竹を持っテイク」とかもうわけわかんないです)し、なぜこのつづりでこう読むのか?という疑問を持ちながらも無理やり暗記することがなくなって、「こうだから、こうなんだ!」と納得しながら覚えることができます。
もちろん、単語によっては例外があるので、それはやっぱり暗記することになるのですが、それでも単語の並びによる発音の規則性を知っているほうが「これは例外的な単語だな」とわかるので、それじゃあその単語は注意して覚えよう、と対処できます。より効率的に単語学習を進められる、というわけです。
でも、フォニックスだって暗記じゃない?
確かに規則性を学ぶのにもある程度の暗記が必要なんですけど、何十万とある単語の一つ一つのつづりを暗記することを考えると、かなり少ない労力で覚えることができます。単語の意味を覚えるだけでも大変なので、つづりを覚える手間が少しでも減るのはかなりうれしいことではないでしょうか。
中高生であれば、夏休みや冬休みなどの長期休みを利用してフォニックスを学ぶのがおすすめです。おそらく今後大人になっても続くであろう英語学習における英単語の暗記を、例えばひたすらひとつひとつの単語のつづりを10回20回と書いて覚えるようなやり方よりも楽にこなせて、さらにもっと確実に覚えられる力がつきます。もちろん10回20回と書いてもよいのですが、その時もただ書くだけより、発音の規則性とともに単語を頭に入れることができるので、より効果的な暗記ができます。私ももっと若い時にフォニックスを知りたかったです…。
カタカナによる混乱がなくなるのもおすすめ!
フォニックスを知る前は、「girl」という単語を何と読むのか?と聞かれたときに私は無意識で頭の中に「カタカナ」を思い浮かべてから「ガール」と発音していました。でも、その発音じゃいくら頑張っても「ガール」にしかならないし、しかもなんか違う感がとてつもなく漂っていて「なんで違うんだろう?」といつも疑問に思っていました。でも、フォニックスを知ってわかったのは、「girl」は「girl」であって、それ以外のなにものでもなく「ガール」なんかではもちろんなくて「girl」と発音するんだということです。
最近はカタカナ語が氾濫しているうえに、より元の発音に近いカタカナ表記をしようという動きが活発で、例えば「デジタルカメラ」が「ディジタルカメラ」になっていったりしていますが、結局「digital camera」とは似ても似つかない発音になっちゃっているのは同じというわけのわからないことになっていますよね。どうせ違うんならどっちだって同じじゃないかとも思うのですけれど、世の中的な動きなので遠吠えにしかなりません。しかし、そんな世の中の動きに合わせて、カタカナ語を必死に覚えるより、もともとのつづり通りに発音できれば、「デジタル」じゃだめだ「ディジタル」じゃなきゃおかしい、「カメラ」じゃなくて「キャメラ」じゃないのか?などと無駄に熱く議論を交わす必要もなくなり、まあ勝手に議論していてくれと、その分の時間を別の有意義なことに割くことができますね。
ということで、ひたすら英単語のつづりを暗記するのがつらい、カタカナ語でよけい混乱してしまう、覚えにくい英単語を少しでも効率よく暗記したいという悩みをお持ちの方にはフォニックスがおすすめです。