裁縫作業で布を固定するために使い始めた待ち針ですが、針の近くを縫うとき、必ず指に刺さってしまって痛いです。刺さらないように縫うとまっすぐに縫えないし、毎回痛ぇ痛ぇあえぐ趣味はないし、かといって途中で待ち針を抜いてしまうと布がずれてしまうので、本当に待ち針って意味があるんだろうかと疑いだしています。どうしたらいいですか?
実は刺し方が間違っていた
待ち針をうまく使えない私は、仕方なく「基本の裁縫の本」を読み返しました。
うん、そもそも待ち針の刺し方を間違ってたわ…。
私は今まで、待ち針を縫い進める方向と平行になるように留めていました。正しくは、直角でした。手と布の動きを改めて見てみると、平行に留めていれば刺さるのは当たり前です。どうしてそんなことすら気が付かなかったんだろう、私。
刺す場所も適当だったんですが、端、端、真ん中、その真ん中…と順番に留めていくとよいのだと知りました。
私の学生時代、男子には家庭科が少ししかなかったことの弊害ですわ。
正しい使い方に直したところ、しょっちゅう刺さることがなくなり、待ち針の部分を確実に縫い終わってから針を抜くことができるようになったので、よりまっすぐ縫うことができるようになりました!
クリップが便利!
待ち針の正しい使い方がわかって、裁縫スキルアップ!したのはいいのですが、そもそも待ち針って面倒くさいんですよね。
でも、ほんのちょっとの部分であっても、確実に待ち針で留めてから縫い始める方が仕上がりはきれいです。
面倒くさいなぁと、きれいに縫いたいのせめぎあい…。
そんなときに見つけたのが「裁縫用クリップ」です。
ちょっと留めたい部分にクリップをはさむだけなのでとても簡単!という売り文句に引かれてついつい買ってみました。
楽ですね、これ。
待ち針を布へ正確に刺し込むのって、結構神経を使うのですが、クリップなら本当にはさむだけです。
ただ、待ち針と比べるとクリップ自体が大きくて重量があるので、収納場所が必要になるし、縫っている最中に、クリップが重みでプランプランと布から垂れ下がってしまうのが難点ですね。ミシンのときも待ち針ならそのまま縫い進められるのに、クリップは直前で外す必要があります。
裁縫クリップにもいくつか欠点はあるのですが、待ち針使うほどではないんだよな~ってときや、待ち針で留めるとわかりにくいカーブ部分などでは重宝するので、今は待ち針とクリップを使い分けています。
待ち針だけだと不便なんだよね~と考えているならおすすめです。