網戸の滑りが良すぎて、ちょっと風が吹いただけで勝手にスルーッと開いてしまいます。さらに開いた網戸がまた風でガッチャン!と閉まり、全く網戸の役割を果たしてくれません。どうしたら直せるのか方法を教えてください。何か固定グッズなどがあるのでしょうか?
網戸の調整ネジがどうなっているのか調べましょう
我が家の網戸もガッチャンガッチャンと開いては閉まりを繰り返すヤンチャクチャ野郎でした。
そこで、とりあえず網戸を一回はずして、構造を調べてみたんです。で、わかったのが、網戸には滑りや建て付けを調節する器具が付いていた、ということです。
上は網戸取り外し用
網戸の上側左右(外側ではなく家側です)に、網戸を取り外したり、取り付けた後に持ち上がって外れてしまうのを防ぐ目的の金具があります。
ネジ止めされていて、ネジをゆるめて金具を下にずらすと、網戸が取り外せます。逆に固定したいときは金具を上へずらしてネジをしめます。
ちなみにネジは反時計周りに回すとゆるみ、時計回りに回すとしまるのが(特殊なネジをのぞいて)基本です。
この固定金具がゆるんでいると、網戸が上へ持ち上がった時にはずれてしまい、最悪の場合、落下して下にいた人や物に当たってしまうという事態になりますので、まずはここをチェックして固定しましょう。上へ固定することでグラグラ感が少なくなって滑りにくくなります。
下は滑車調節用
次が、レールの下側です。
網戸の下側は溝になっていて、窓枠のレールの上を滑っています。網戸の溝だけだと単にレールにはさまっているだけになってしまい、滑りが悪過ぎるので、溝部分には滑車状の器具が付いています。電車とレールを思い出すとわかりやすいです。この滑車もネジ調節によって上下するようになっています。
調節ネジの位置がわかりにくいですが、網戸の下部の思いっきり側面を探してみてください。すると、穴が2つ開いていて、ネジが2つ付いているのが確認できます。
1つは網戸そのものの組立用ネジで、もう1つは滑車調節ネジです。
確実に滑車調節ネジを調節するために、一度網戸取り外し用器具をゆるめて、網戸を外すことをおすすめします。網戸を横倒しにすると滑車の状態を確認しやすいです。
穴の中がさらに穴になっている方が調節ネジになっていますので、滑りが良すぎる場合はこれをしめます(時計回りですね)。しめることで、滑車が下の方へ広がります。つまり、上側の金具と下の滑車で網戸全体を上と下で突っ張る形になります。突っ張ると、要するに滑りが悪くなるので、ちょっと風が吹いても開かなくなります。逆に滑りが悪すぎて開きづらい場合はこの調節ネジをゆるめて、突っ張りを弱くします。多分、これで解決します。
すべての網戸がそうなっているのかどうかは自信がないので、とりあえず調べてみてください。