置き場所を選ばず、配線なしでスッキリ!の無線キーボードをやめて、あえて有線キーボードに戻したたった一つの理由
無線は反応速度が遅い!
私、今まで無線USBのキーボードを使っていました。
線があると、キーボードを移動させられなくて不便だったし、ちょうど線がある場所に物を置きたいなってときに置けなくて、線なんて無くて済むなら無いほうが絶対にいいわ!と思っていました。
でも最近、あえて有線キーボードに戻しました。
理由はたった一つです。
反応が遅い。
遅いといっても、ほんのちょっとしたものなのですが、使い続けているうちにイライラするほどになってしまいました。
特に反応が遅いと感じるのが、押し始めです。しばらく時間を空けてから打ち始めると、最初に打ったキーが反応せず、というよりも無視されて2番目に打ったキーから認識される、というようなことが度々あるので、打ち直したり、ちゃんと反応しているのか疑いつつゆっくりと打ち始めなければいけなかったです。さらに、キーはいちど打っただけなのに、押し続けたような認識をされて、「sssssssssssssssss」のように同じ文字が何文字も入力されることもありました。
設定に問題があるのかな?と設定を変えても効果なしで、もしかしてウィルスかと疑ったりもしたのですが、そういうわけでもないし、なぜなのかわかりませんでした。
スリープモード
不満を持ちつつもしばらく無線キーボードを使い続けていたのですが、そのうちにそのキーボードが壊れてしまったので、買い替えました。
もしかしてたまたまメーカーとか商品の相性が悪かっただけかもしれないと思って、違うメーカーの無線キーボードを選んでみたのですが、もっと悪くなってしまいました。
どうしてだろう??としばらく考えて観察してと続けるうちに気づきました。
無線キーボードは、しばらく使わない状態が続くと、省電力モードになるんです。
いわゆるスリープ状態ですよね。
無線キーボードは、パソコンからの電源供給がないので、キーボード本体に電池を入れて使います。
キーが押されたときに電池が使われて、無線アンテナを介して情報をパソコンに送るわけですが、商品によっては、より電池の持ちをよくするために、キーボードが一定時間使われない状態が続いたときにキーボード側のアンテナとパソコン側のアンテナとの通信状態を切る、いわゆるスリープ状態に入るよう設計されているものがあるんです。
もちろん電池がすぐに切れてしまうより、長持ちしたほうが使う側にとっても環境にも優しいことが多いので、省電力モードは歓迎すべき親切機能でしょう。
しかし、パソコンの使い方によっては、省電力モードに移行するまでの時間とちょうど相性の悪いような間隔でキーボードのキーを打つ作業もあるわけで、たまたまそのような作業がほぼ日常作業になっていると、とても使いにくいキーボードになってしまいます。どうやら私の日常はそれに当たってしまっていたようです。
どうせ壊れるし
悩みました。
もしかすると、違うものならこんな現象は起きないのでは?例えばもっと高価格帯の無線キーボードを選べば?
でも、そもそもの話、無線にするから電池を使わなければいけないし、電池の持ちが悪くならないように省電力を、ということなんだから、有線キーボードにしてしまえば解決するんですよね。無線じゃない分だけ低価格だし。
それに、キーボードってそれなりに消耗品なんですよね。価格関係なく結構壊れます。
私の今までの使い方を思い返してみて、キーボードを動かして使ったことがあったかというと、それほどでもない、最近はノートPCだのタブレットPCだのと使い分けるようになったからか、デスクトップPCのキーボードを動かさなければいけないようなことも減っていて、めったに動かさなくなっていたし、別にこれ、有線でも困らないんじゃないか?と考えてしまいました。
ということで、現在メインで使っているのは有線キーボードです。量販店で最も安かったものですが、なんら問題なく使えています。
無線キーボードは壊れているわけではないから、とりあえずつなぎっぱなしで、有線キーボードの後ろに置いてます。動かしたいことがあったらこちらを使うということで。
机周りをスッキリさせるのに無線キーボードはおすすめですが、使い方によっては反応の遅さが気になることがあります。あまりにも作業に支障が出るようならば、あえて有線キーボードを使うのも方法の一つです。