学校のプリントはA4サイズで収まりきらないA3やB4サイズのものが結構多いですよね。我が家では、A4サイズ対応のドキュメントスキャナでスキャンできないサイズのプリントを、フラットベッドスキャナでスキャンして、パソコン内で貼り合わせて対処しています。ところがここで問題が起きてしまいます!その問題と簡単な対処法です。
データの名前に自動で番号が付く
スキャナでは複数のデータを一度に同じ名前で保存することが多いです。同じ名前のデータは自動で番号が振られて保存されるので、名前の重複が起きることはありません。例えば、「img」という名前で保存すると、「img01.jpg、img02.jpg、、、img16.jpg」などと自動で名前を付けてくれます。
ところが、フラットベッドスキャナとドキュメントスキャナを使い分けていると、問題が起こります。フラットベッドスキャナで「img」と付けてドキュメントスキャナでも「img」と付けてしまうと、フラットベッドスキャナでも「img01.jpg、img02.jpg、、、」と自動で付けられ、ドキュメントスキャナでも「img01.jpg、img02.jpg、、、」と自動で付けられることになり、データの名前が重複してしまいます。
名前の重複をできるだけ簡単に避ける工夫
データの名前が重複するとデータが上書きされてしまうので、別の名前を付ける必要があります。
対処法として、フラットベッドスキャナで「img」という名前にするならドキュメントスキャナでは「image」にするなどが考えられますが、これは自分で命名規則を変えるという手間がかかります。日付入りフォルダを自動で作成する方法にするとドキュメントスキャナのデータとフラットベッドスキャナのデータを一覧することができなくなってしまうので、やはり面倒が増えます。忙しい毎日の中、やっつけ仕事でするような学校プリントのスキャンはできるだけ手間をかけないのが理想的ですよね。
我が家は長女と次女がプリントを持ってくるので、「20171102プリント誰々」という名前を付けるときには、まず最初の保存実行前に「20171102プリント」の部分をコピーしておきます。もう一人のデータに名前を付ける際には、先ほどコピーしておいた「20171102プリント」を貼り付けて「誰々」の部分を付け足せばよいだけです。これはドキュメントスキャナで保存するときにもフラットベッドスキャナで保存するときにも使える方法なので、手間が省けて便利です。せっかく手間を省いているので、手間を増やしたくはありません。
そこでスキャナの設定をいろいろと調べてみるとドキュメントスキャナのアプリケーションでは、自動命名規則を変更できることがわかったので、これを利用することにしました。
フラットベッドで複数ファイルを保存すると番号の前には自動的に「_」が入るので、ドキュメントスキャナでは「_」を入れず、名前の後からすぐ番号が続くように設定したのです。フラットベッドスキャナでは「20171102プリント誰々_0001.jpg、、、」と付いて、ドキュメントスキャナでは「20171102プリント誰々0001.jpg、、、」と付く感じです。これなら手間を増やさずに名前の重複を避けることができます。
もしもどちらのスキャナも命名規則の設定が変えられないようならば、「20171102プリント誰々」と「20171102プリント誰々_」つまり、「誰々」という名前と「誰々_」という名前で使い分けるとよいです。ただし「誰々」は全角で「_」は半角なのでいちいちキーボード操作による変更や変換があって面倒くさく、あまり意味はないかもしれません。変換設定で「_」を常に半角にする、という方法もありますが、スキャンデータ保存以外で全角の「_」を使いたいときがあるかもしれない…と思うとちょっと悩みます。フラットベッドスキャナは「誰々」でドキュメントスキャナは「誰々の」にするなどで対処するとよいかもしれませんね。
ということで、学校プリントのスキャンのようにドキュメントスキャナとフラットベッドスキャナを同時に使う作業が多くて、名前がかぶってしまう!という場合には、スキャンソフトの命名規則設定を変更することで、手間をかけずに名前の重複を避けることができないか調べてみるのがおすすめです。