娘たちが学校へ行くときに、私はベランダから手を振って見送っている。
ほぼ毎朝だから、娘たちも当たり前のように手を振り返して出かけて行く。
けれど、遅刻しそうで慌てているときとか、機嫌が悪いときなどは振り返ることもなく行ってしまう時もある。そんな時はなんとなく物悲しい気分が一日中続く。機嫌直して帰ってくるかなぁとか、そんなもやもや~っとした気持ちを引きずりながら過ごしている。
たいてい学校から帰ってくる頃には、まあ疲れて帰ってはくるけれど、機嫌は直っているし、遅刻することもなく無事に帰ってきてくれる。一安心だ。
最近、難しい顔をしている娘たちを見ることが多くなっている気がする。三女はまだ小学二年生だし、それほどではないのだけれど、高校生の長女、次女は悩みの多い年ごろだからなのか、特にそう感じるのかもしれない。いや、三女はママ大好きっ子なので平日休みの妻がいるときは朝に問題を起こすことが多いのだけれど、なんていうのかそういう感じじゃなくて、もう少し根の深い難しさ?もちろんいつまでも単純なわけがないし、年相応に成長している証ってことなんだろうけれど、できるだけ笑顔でいてほしいと思うのは私のわがままなんだろうか。
今日は土曜日なのだが、長女、次女ともに学校の用事があって出かけた。最近では珍しく二人揃ってで、しかも談笑しながら手を振って出かけて行った。
私、癒されたわ。娘たちは知らないんだろうなぁ、私のこんな気持ち。