「雑巾→手縫いの方が適度によれていて拭き取り能力高い」「幼児の服→小さすぎてミシンの筒縫いが使えない」「フェルトの小さいぬいぐるみ→細かすぎるから手縫いじゃないと作れない」。…確かにそうでしょう!!ええ、確かに手縫いじゃないと縫えないとか、時間さえかければ手縫いでも縫えないことはないものとか、実際あります。ミシン買っても結局雑巾しか縫ってねーなんて気が付く日が来るかもしれなくもないですよ。でも!私はミシン買いました。後悔ですか?全然してません。置き場所に困っても、ミシンのためなら、なんとしてでも収納場所を確保して見せましょうぞ!ミシンはあった方がいいです、絶対。専業だろうが兼業だろうがミシンは主婦(夫)の味方です!
雑巾手で縫う暇なんて、無ぇ
毎日毎日僕らは部屋の掃除、洗濯、食事の支度と嫌んなっちゃうくらいやることがたくさんたくさん、ありますね。
そんなことをしても、なんの稼ぎにならなくても生きていくためにはやっぱり必要で、家族が健康に快適に、そしてより幸せに暮らすためにはしていかなくてはいけない!と強く思うし、面倒くさくても誰かに任せて手軽に都合よく手に入れるんじゃなくて、自分で手に入れたいと思うから、嫌になるときがあっても毎日毎日家事に励みます。
で、こんな生活が変わりなく繰り返されているのかっていうと、そんなことは全然ないんですよ、これが。変化はあります。子どもの成長によるものも確かにあるんですけど、「自分自身のバージョンアップ」で、より高度で、より洗練された家事の仕方に変化していってるんです。高度化されていくと時短につながるかって言うと、うーん…そういうときもあるし、そうじゃないときもあるかなぁ~?って感じで、全体的には結局それなりに時間を消費するんですよね。
そんな中で、「使い古されたタオルを縫って雑巾を作る」作業です。いきなりガクーンと落ちた感が半端ないんですけど。使い古されたタオルだとは言え、ポイって捨ててしまうのは主婦(主夫)感覚としてまったく許せない行為にほかなりません。なんとしてでも縫って雑巾にしてしまわねばならぬのですよ、こいつらタオルを。いくら安売りしていても雑巾は買うものじゃあない!と軽く憤慨しても罰はあたるめぇ。そのくらいの雑巾縫いなんですけど、「そうは言っても、めんどくさいんだよね」という作業であることに変わりはないです。とにかく時間がかかります。面倒だからと手間を省いてタオルの端っこと端っこを玉止めするだけだったとしても、やっぱり針に糸を通して布をすくって糸止めるっていう作業を何回かはしなくてはいけないです。それに手間を省きすぎた雑巾は、やっぱり後で後悔するくらいに使いにくいから、結局それなりに手間をかけた雑巾を作ることになります。
でも、その「それなりには手間をかけた雑巾を作る」作業にかかる時間が、なかなか取れないんですよね、日常では。私たちはそれほど暇じゃあないです。いや、ここは声を大にしてもいいくらいでしょう。「私たち主婦(主夫)は、それなりに手間をかけた、手縫いでていねいに縫った雑巾を、使い古しのタオルで作る時間があるほどには、暇じゃない!」
手縫いでていねいにこしらえた雑巾を最高ランクとして、でもそれは日常で作るのは不可能!ならば、せめてその次くらいのものは作りたいです。それは何か?っていうと、雑な手縫いの雑巾じゃあないですよね、次は。次にくるのはミシン縫いの雑巾ではないでしょうか。
ミシンじゃできないものもあるじゃん、そりゃ確かにそうだけど?
この前、三女(三歳)のパジャマの丈を直したんですよ。長い足の部分を折って着ると、どうしても元に戻っちゃって長い部分がひっかかって危ないし。いやはや、ちょうどよい長さの服を選ぶのって難しいですね、やれやれ。
で、こういうときにミシンで筒縫いか…っていうとそうじゃなくて手縫いになってしまうんですよ。だって、ミシンの筒縫いじゃあ輪っかが大きすぎて幼児服の手首まわりとか足首まわり部分のサイズに合わないんですもの!!いや、無理やり筒縫いで縫うことはできますけど、仕上がりが「あれ?」な感じです。ちょっとっていうか、かなり失敗かな?って後悔しますねぇ。パジャマならまだ家の中だけだから許せても、外で着る服はあり得ない仕上がりです。と、言うことでミシン買ったからって、すべての縫いをミシンでできるわけじゃあ、ないです。細かくて複雑で込み入った部分以外でも、「ここは手縫いじゃなきゃダメ」な部分がちょこちょこと出てきますよ、確かにね。
だから、何?って感じです!たとえミシンですべてができなくても、ミシンで縫った方が早くてきれいに縫える部分があるじゃん!という利点が、あまりにも大きいんですよ。
昔長女と次女のために作った手縫いのお手玉。三女の手には大きすぎると思って作り直すの、手縫いじゃ絶対にしなかった。実家からもらってきた毛布の端っこの部分がほどけちゃってきたのを直すのも、手縫いじゃ絶対にしなかった。ベッド横の壁を有効活用しようと作った画びょう止めの布製入れ物だって、手縫いじゃ絶対作らなかった。手縫いじゃ絶対に作らなかったもの、直さなかったものがたくさん出てきます。もしミシンがなくて作れないまま直さないままでいて…だとしたら、新たに買うのか?って聞かれたら、絶対ノー!です。ミシンがあるからこそ、のものですよ。
ミシン、良いよ。
ということで、私はミシンを買いました。ミシンがあってよかった!と思うことの方が多いです。もっと早く買えばよかったなと後悔しました。もし、「ミシン欲しいな」と考えているなら、できるだけ早く買った方がいいです。