無線LAN中継器を使ったら無線電波は改善されたのですが、マルチSSIDに関する新たな問題が起きました。我が家の親機ルーターはパソコン用のSSIDとゲーム用のSSIDを使い分ける仕様になっています。パソコン用は安全性の高いWPA/WPA2 PSK(AES)による暗号方式で、ゲーム用はWEPです。で、中継器がマルチSSIDに対応していなかったのです。そのため、どちらのSSIDを補強するのか選択しなければなりません。我が家はパソコン系比率の方が多いし、当然パソコン用SSIDを選択して改善させれば問題ないはずだったのですが、そう簡単にできない理由がありました。それは…
なぜかタブレットPCがパソコン用SSIDでつながらない
どういう理由なのか全くわからないのですが、タブレットPCがゲーム用のSSIDでしかつながらないんです。デスクトップパソコンとノートパソコンはパソコン用でもゲーム用でもつながるので、パソコン用SSIDにつないでいました。タブレットの無線設定画面にはパソコン用、ゲーム用どちらのSSIDも表示されるので、パソコン用でつなげるんだろうと考えて設定してみたものの、なぜかつながらないのです。単純なパス打ち間違いというわけではないし、一応ゲーム用なら問題なくつながります。タブレットはよくわからんからこんな仕様なのかな?と思って今まではゲーム用SSIDでつなげていました。つながるからまあいいか的な発想です。
いろいろルーター設定いじる
でも、このままだと中継器を増やすとか、買い替えるしか快適無線環境を手に入れることができないです。せっかくの補強も半分で終わりじゃ、なんだかもったいないです。なぜつながらないのか?と疑問に思って、いろいろ調べていくうちに、WEPは古いからできるだけ使わないほうがよいみたいな情報もでてくるし、そもそもタブレットがつながらないのはおかしいのではないだろうかと考えました。
ルーターの設定を変えてみればつながるかもしれないと思い、いろいろといじってみることにしました。何時間か試してみたのですが、どれもダメで、やっぱりタブレットがAESに対応していないだけなのか?とあきらめかけました。でも、気分転換にネットで検索してみればわかるだろうと調べてみると、どうもタブレットがAESに対応していないわけではないことがわかったんです。
もしかして、もともと設定されているSSID自体がダメなのか?と考えた私は、もういっそのことパソコン用SSIDを使わないで、全てをゲーム用SSIDでつないでしまえばいいんじゃないかと思いました。パソコンはゲーム用でもつながるし、それならとりあえずSSIDを一本化できるので、電波の補強も解決です。でも、推奨されない暗号技術使うのはかなり嫌です。…うーん、、とダメもとでゲーム用SSIDの暗号方式をAESに変えてみると、、、タブレットが問題なくつながったんですよね。あれ?という感じです。
親機ルーターのSSIDをもう一つ設定した
AESでも使えることがわかりました。しかし、ゲーム機はゲーム用でつなぐ必要があるかもしれないので、WEPは残しておく必要があります。それならいっそパソコン用に新しいSSIDを設定しても使えるか?と思って試してみました。
結果は、、、オーケー、問題なくつながりました!
最終的には、もともとのSSIDがルーター設定画面にログインするために必要らしい(新しく設定したSSIDではログインができなかった)ので残すこととなり、デフォルト設定のパソコン用SSID(ログイン用で中継器なし)とゲーム用SSID(中継器なし)、それから新しく設定したパソコン&タブレット用SSID(中継器による補強あり)の3つを使うことになりました。
たまたま今回購入した中継器は有線LAN接続も可能だったので、ときどき無線子機で問題が起こるデスクトップパソコンを中継器とケーブルでつないで有線にしました。なんとか無線も使えるようになったし、予定以上にLAN環境を改善することができてよかったです。
そもそも私の場合、安いルーターを使っていたり(電波弱い)、中継器も安いのでいいやと選んだ(マルチSSID非対応)のが原因だと言えるのですが、予算が限られていると誰にでも起こりうる問題だと思います。ということで、とりあえず現在パソコンもタブレットもゲームもルーターで無線につないでいて、ルーターは一台でもマルチSSIDになっていて接続先SSIDがそれぞれで違う環境の人は、中継器を購入する際に気を付けましょう。