部屋の中で植物を育てたいのに、ガーデニングに適した日当たりのよいベランダもなければ、室内も薄暗くてダメ…とあきらめているあなた!ご安心ください!!そんなあなたに最適なのがスプラウトです。スプラウトなら一日中薄暗いクローゼットの中でさえ元気にすくすくと育ち、しかもおいしく食べられます!!
必要なのは毎日の水やりだけ
実をいうと我が家が暮らしている賃貸マンションも日当たりがよくありません。植物を置きたいような場所は、生活するのに必要なものを置いたり、行動スペースとして使っているので、残っているのは薄暗いクローゼットなどのみです。植物を育てるには光が弱すぎるような場所しか栽培スペースがありません。
しかし、そのことを逆に利用して植物を育てることもできます。例えばカイワレ大根のような「スプラウト系」の野菜ならむしろ光が当たらない場所こそ最適です。スプラウトは成長途中で光を当てないほうが育つので、日当たりの悪い場所ほど元気に育ってくれます。
我が家ではブロッコリースプラウトやカイワレ大根をクローゼットの中、しかもさらに工具箱の中で育てています。工具箱の蓋は空気の出入りのために半開きですが、一日を通して、ほぼ真っ暗な状態を保っています。
必要なのは毎日水やりを欠かさないことだけで、あとは放っておくだけ。食べごろな高さまで成長したら箱から出して、人が日中生活できる程度に明るい場所へ移動させて光を当てれば三日後くらいには食べられるようになります。
容器は二段構えが便利
スプラウトを育てるには、適当な栽培容器に水を含ませたキッチンペーパーなどを敷き、その上に種をまきます。
私は最初のころ、工具箱の中に手芸綿を敷いて直接種をまいていたのですが、収穫時期に食べる分だけちぎる作業が非常に面倒であるということに気づきました。そこで現在は工具箱の中に再利用可能な冷凍冷蔵用プラスチック容器を入れて育てるという二段構え容器にしています。
栽培容器を二段構えにすると、種まき前の容器の漂白作業も簡単に済むし、日を分けた種まき、栽培、一食分の収穫も簡単になりました。また、容器を小分けにした方が室内での水の扱いが楽です。
日当たりの悪い室内でレッツエンジョイ栽培生活!
と、いうことで日当たりが悪くて植物が育てられない…と悩んでいるならスプラウト系野菜が超おすすめです!
ただし残念ながら、そもそもカイワレ大根自体が苦くて嫌い!という方にはあまりおすすめできません。カイワレ大根以外のスプラウトも大体味は似たり寄ったりで、それほどおいしいというわけでもなく、バクバクと大量に食べられるわけでもありません。
しかし、それほど嫌いでもないというならば一度育ててみてはいかがでしょうか。比較的簡単に育てられるし、種をまいてから10日ほどで食べられるので、毎日のサラダの彩りとして使えて便利です。種代金とスーパーで売られているスプラウトを比較すると、それほど違いはなく、若干種の方が安いかな程度で、育てる手間を考えるとコスト的にどうなのかな?とも思いますが、植物を育てたい!という希望は叶えることができるし、部屋に緑のものを置いて育てることで心に潤いが生まれます。
日当たりが悪い方がむしろ好都合なスプラウト系野菜を育てて、植物のある暮らしを楽しみましょう!