長男、長女は「最初の育児」であることが多いので、慣れないために育児疲れや育児ノイローゼになりやすいですよね。そのためママなど主に育児をする人に対して「今日は育児を休む日」を設けることも多いですが、さすがに三人目ともなるとそんなのんきなことも言ってられないことに気づきました。あなたは育児疲れにどうやって対処していますか?
我が家は三人姉妹です。つい最近まで年子の二人姉妹だったのですが、増えました。5年生、4年生に続き1歳、ちょっぴり不思議な組み合わせです。
上二人の時の頃は忙しすぎて記憶がないこともあります。そのわりにビデオや写真は撮っていたので記録には残っていて、それでなんとか思い出を維持している感じです。最近、三女に食事前の手洗いをさせていた時、蛇口に映る子の顔を見ていたらふと次女のこともこうやって洗ってあげていたなーということを思い出したんです。が、あれれ?長女も同じように洗ってあげていたはずなのに全く記憶がありません。そのくらい忙しかったんだなぁとしみじみしてしまう出来事でした。
ちょっと話が脱線しますが、手を洗ってあげているときに三女は必ずと言っていいほど大きなあくびを一つします。それが蛇口に映ると凸レンズ効果であくび口が強調されてとても面白いのです。手洗い最中のひそかな私の楽しみです。
ところで年が離れた三人目。もう二人も育ててきたし、きっと楽勝だなと構えていたんですが甘かったです。確かに子育ては、「技術として身についてしまってた」のですが大変さに対する、なんというか自分の許容度みたいなものは全然上がってませんでした。大変なものは大変なのです、ひー。育児は慣れていようが慣れていなかろうが疲れるし、悪化してくるとノイローゼにもなります。
世の中には子ども好きの子育て好きもいるらしいですが、私は残念ながら苦手気味。子育ては疲れます。
私は育児疲れが限界を突破してしまわないように、できるだけ妻が家にいるときは、妻がどれだけ疲れていようがお構いなしで三女の相手をさせちゃいます。その理由は「三人目をどうしても欲しいと言ったのは妻」というもので、生まれてきてしまえばそんなの理由にならないのですが、無理強いさせてます。それから、上の二人がいる時は、ガンガン手伝わせます。自分の中では「これも教育」という理由をつけて。
育児は大変です。しかし、大変だと言ったところで、その大変さは全然人に伝わらないです。だから預けて大変さを他の人にも思い知らせると良いです。家事育児なんていう家の中のお金にもならない仕事を一人で背負い込んでウツウツとした気分になるくらいなら、ほかの人も疲れさせて疲れを共有させてしまえば良いんです。自分は育児の大変さをわかっているので、ほかの人も育児疲れになってくるのがわかります。すると、自分の心の中に余裕が生まれます。他人の不幸を蜜にして立ち直ることができます。
そのうちになぜか優しさが生まれます。「エネルギー充電完了、よし!育児復帰!」って感じです。
優しい気持ちで育児ができたほうが、育児する方もされる方も健康的に過ごせます。
育児を完全に一日休む日を取れるならその方が良いかもしれませんが、取れなくても疲れたらちょっと休んでの繰り返し、ならなんとかできます。うまいことサボる、というか。こういうのも身についてしまった育児の悲しい技術のような気もしますが。