お風呂に入っていて気づいたんですが、子どもの首まわりやひざの裏などにあせものようなブツブツのできものがあったんです。でも毎日お風呂に入って清潔にしているはずなのにどうしてあせもができるのか?と悩んでいます。
あせもではないかもしれません
お風呂上がりや着替えの最中などに見つけることの多い子どもの肌トラブル。原因がわかりにくいので親としては心配になりますよね。我が家の娘たちはかわいそうなことに私のアレルギー体質を受け継いでしまったらしいので、肌は弱めです。私は仕上げ歯磨きの最中に見つけたのですが、次女の首にぽつぽつとあせものようなできものが。「まあ、汚れやすいところだしなぁ、気を付けて洗わせよう」などと思っていたのですが、日を追うごとにどんどん増えているような気が…。あせもにしては赤みが少ないようにも見えるし、かといって赤くないわけではないし、何だろう何だろう?と思ってしばらく観察していました。
皮膚科で判明した水いぼ
冬になって子どもの腕あたりがガサガサの皮膚炎になってしまったので、かかりつけの皮膚科に行ったときに、ついでに首のまわりのできものについても聞いてみたのです。
そこで判ったのが「水いぼ」。なんとあせもではなかったのでした。別名というか正式名称を「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」というらしく、うつって広がることもあるということを知りました。
次女の場合、べつに痒くもなんともないけどちょっとかゆいかもしれないかもしれないくらいだったのですが、痒みを伴うこともあるようです。水いぼなんていうものは聞いたこともなかったので、てっきりあせもか何かだろうくらいにしか思ってなかったのですが、10歳くらいまでの子どもがなりやすいものらしいです。
受付窓口にもわざわざ水いぼ受診の方は…のことわりがきが。数にもよるらしいのですが、基本的にピンセットでブチッと取るらしく、場所によっては貼るタイプの気休め麻酔を使うので麻酔効果が現れるまで待ち時間がかかるのだそうです。受診が放課後で若干遅めだったのですが、なんとか取ってもらうという方向で進めてもらいました。それなりの数が首にあったので麻酔をしている、とは言え、やっぱり痛いらしく、次女は泣きながらも頑張って取ってもらっていました。
いぼが小さいと取れなかったり、判断が付きにくかったりすることもあって、取ってもまた出てきて大きくなるかもしれないと言われていたのですが、現在のところ次女には出ていないので一安心です。
出てくる場所は首だけでなく、全身のようです。数ヶ月後、長女の膝の裏側に2個ほど発見し、そのときは麻酔なしで取ってました。長女の時はひざの裏のガサガサがなかなか良くならないのでと診てもらったら「あら、ここに水いぼが」というトホホな結果でした。何となく関節周辺が多いのかもしれません。
ついこの間は三女の首の後ろが水いぼと判明。三女は少々アトピー性皮膚炎ぎみで、アトピーかと思いこんでいて気づかなかったのですが、三女の左頬のところにぷちっと水いぼのようなものができた時に「もしや首も?」とようやく思い至って受診したらその通りだったという結果に。頬のところは水いぼではなかったのですが、首はなぜ気づかなかったのだろうとやっぱりトホホな結果でした。
なんとなく、皮膚の抵抗力が弱いとなりやすいみたいですね。
もしや?と思ったら皮膚科で受診
水いぼはかなりあせもに見た目が似ているために間違えやすいです。
特徴としてはあせもはできもの全体が赤いのに対して、水いぼはできもの自体は少し白っぽいです。できものの周辺は赤くなっているのですが、できものも赤っぽいことがあって結局素人目には判断が付きにくいです。どちらかというと、少しあせもよりも、モリッと盛り上がっている気がします。これはたぶん中にある「こりっとしたいぼ」があるせいだと思います。ピンセットで取るのはこの「いぼ」です。
あまりにも数が多いようなら、取る方も取られる方もつらいし、成長するにつれてなくなるそうなので、取らずに経過観察で終わることもあるそうです。そのまま放置していて困るのがプール授業みたいです。まあでも知らないで入っちゃってる子もいそうですよね。
取るにしろ取らないにしろ、水いぼかも水いぼじゃないかもわかりにくいですから、とにかく見つけたら、皮膚科へ連れていくのが早くて確実です!!