トップコート&墨入れによる簡単仕上げにも慣れて、部分塗装→全体塗装と広げていったのはよいのですが、ここで問題が起きました。塗料がスミ入れする場所であるミゾに入っちゃって、ミゾを消しちゃったんです!消えない場所でも塗料の被膜がスミをはじいちゃって上手くスミ入れができなくなりました。どうしたもんでしょうか?!
ミゾを掘りなおしてみましょう
私もついつい塗料の厚塗りをしてしまって、よくミゾを消してしまいます。消えてしまったミゾ部分に無理やりスミ入れしても、そこじゃないよ!という場所にスミが広がってラインがきれいに出ないんですよね。それから塗装しなくてもミゾがそもそも浅かったり、ミゾではなく凹凸部分の角にスミ入れしたいときも上手くいかない、なんてことはありませんか?
そんなときには、思い切ってミゾを掘りなおしてみるのがおすすめです。
「デザインナイフ」や「ケガキ針」などの道具を使って、プラモデルを加工すると、ミゾを深くしたり、凹凸を強調させることができます。一度消えてしまったラインを復活させると、スミ入れもスムーズにできますよ。
ただ、注意したいこともあります。まずはケガ。鋭い刃物を比較的固めなプラスチック素材に使うので、手元が狂うと血がドバーです。経験上かなり痛いです…。それからミゾを掘りなおすということはプラモデルを削ることになるので、うっかり別の場所を削ってしまうと、スミ入れ線も滅茶苦茶になります。間違って削ってしまった場所はパテ埋めして修正したり、とりあえず塗装でごまかしたりする手間がかかる(経験上、本当に面倒くさいです!)ので、ゆっくり慎重に一度で掘りきろうとせずに何回かに分けながらの作業を心掛けましょう。
せっかく全体塗装までして仕上げるプラモデルですから、あせらずのんびり確実に、オリジナル作品にしていきたいですね!