胆振東部地震で大きな被害を受けた地域はもちろん、停電の影響もあり、受水槽方式のマンションなどでは水道が止まりました。我が家が住むマンションは3階建て、水道は直結方式でさらに地震の被害も少なかったために水道は止まらなかったのですが、「これがもしも…だったら?」と考えるととても恐ろしいです。今までの水対策がずさんだったと猛烈に反省しました。というのも
家が狭いことを理由に水保管をないがしろ
過去の大地震を教訓に、水、特に飲み水を普段から水道以外で確保するように努めてはいたのですが、家が狭いとペットボトル水を置く場所が限られます。
「1日分くらいの水はなんとか隙間を見つけて置けるけど3日分とか無理!だって…(以下言い訳)」
と、いう感じで、それほどの地震がここら辺に来るわけがないとか、勝手に決めつけたりしてごまかしていました。確かに1日例えば2リットルの水を5人分用意するとなると3日で2リットル入りペットボトル水を15本、1週間なら35本必要な計算になるので保管場所の確保が大変といえば大変です。実際は1日に3リットル必要だと言われていたりもするので3日分を2リットルペットボトルで用意するなら約23本は必要です。
災害対策に必要なのは水だけではないので、何十本ものペットボトルをどこに保管しておけばいいのか!と悩んだ末、結局10本にも満たないボトルをなんとか隙間に入れて、大丈夫なわけはないよなと思いつつもどうすることもできないしと適当にあきらめていました。
何とか水保管場所を見つけろ!
しかし、地震は来てしまいました。実際には我が家の水は止まりませんでしたが、近所のマンションでは停電のためにポンプが動かず水が止まっていたんです。
もう、他人事じゃなくなっちゃいました。何としてでも水の保管場所を確保するべきだろと頬をひっぱたかれた気分です。
部屋を快適にするために物を減らしてかたづけていた場所、地震前はどうやって趣味の物を快適に置こうかなとか考えていたんですけど、それをやめて保存食や非常用物資の買い置き場所+水の保管場所に変更しました。
でも、それでも水の置き場所が足りないです!
あ、浴槽使おう!
ペットボトル水を置くだけではどうやっても保管場所を確保できそうにないので、私は悩みました。
で、悩んだ末に思い出したのが、お風呂に水をためておく方法です。お風呂に水を毎日のようにためておけば、かなりの量をペットボトルだけに頼らずに確保することができます。
なぜ今まで浴槽に水をためておかなかったのか?と考えてみると、三女(現在4歳)という幼児がいて、目を離したすきにお風呂で遊んで溺れる可能性があったからでした。でも、これはお風呂にカギをかけておけばよいだけの話でした。
それから、湿度上昇の原因になるおそれもあるのですが、自分と家族の命のほうが大切なので、なんとか管理してカビが生えないようにするしかないなと覚悟を決めました。
ということで、思いついたその日から我が家ではお風呂の浴槽に水をためておくことにしました。
シャワーだけしか使わなかったとしても、浴槽の水が界面活性剤で汚染される可能性があるので毎回水を入れ直しです。なんかもったいないなと思っても命のほうが大事だと言い聞かせるようにしています。あ、お風呂のフタは使ってないというか無いです。もともと使い終わった時点でお風呂を洗う生活をしていたためです。
水不足とは無縁の地域で、今まではたまたま大きな災害にもあわなかったために、水は蛇口をひねればいいやと甘く見ていた私と家族でしたが、地震でちょっと目が覚めました。水のことだけではなく、これからはもっと真剣に生活の弱点を改善していこうと思います。