デジカメなら撮影年月日が自動記録なのに、昔のフィルムや紙焼き写真の場合、年月日の記録がないことが多くて、いつ撮影したのかわからないです。年月日をスキャン画像データの名前に入れることができなくて困っちゃいます!こんな問題が起こったとき、よりベターなファイル名って何?
まずはとにかくできるだけ正確な年月日を調べる
写真の関係者がいない写真とか風景写真は、いつ撮影されたものなのか調べるのが困難です。しかし、例えば過去の自分が写っている写真ならば、いつ頃撮影されたのか推測することがある程度可能なはず!「何年頃の」あるいは「何年~何年くらいの間の」などでもわかれば、ファイル名に”1950_1960_写真_小学校_誰々0001.jpg”くらいはつけることができるだろう、と思って私は何とかファイル名のネタを探すことにしています。
フィルムカメラに日付印字機能があり、それが使われていた場合は写真の隅に撮影年月日が印刷されています。ただし撮影した人が正しく日付を設定していないこともあるので絶対ではないところは注意したいです。日付が印字されていなかった場合にまず調べたいのは、ネガフィルムが入っていた袋や写真の裏です。撮影年月日が記されていないか確認します。すべてには記されていなくても、同じような写真の一枚に手書きのメモが残されていた、という場合もあるので、丁寧に探すべきでしょう。もしかすると現像&プリントしたときのレシートが出てくるかもしれません。服装であるとか背景に写っている場所も役に立ちます。いつの行事なのか、木々の紅葉具合はどうか、夏服か冬服か、いつ頃に流行ったおもちゃを持っているか…などから推理してみるのもよいと思います。なんとなく探偵気分です。
あまり気にしすぎない
すべての写真の正確な撮影年月日がわかる場合は問題ないですが、そもそもパソコンの画像データとして保存することなどはじめから想定されていないので、わからないことのほうが多いかと思います。ですから、あまり気にしすぎないのも大事なことでしょう。といっても私は気にしますけど。
気になるので、ファイル名だけでなんとかしようとしないのも重要かと思います。ファイルは、フォルダに入れて管理することができます。ですので、例えば”1980年以前の写真_誰々”というようなフォルダ名でくくってしまい、ファイル名も同じ”1980年以前の写真_誰々0001.jpg”と通し番号にしてしまう、あとは気にしないみたいな方法もいざとなったらありでしょう。あるいは誰が写っているのかもわからないような遺品整理をしなければいけないなら、”何々家誰々の遺品写真”みたいなフォルダ&ファイル名であきらめることもあると思います。通常の写真フォルダと分けてしまえばまあ何とかなるだろう作戦です。そうすれば、「一つのピクチャフォルダの中だけで、正確に順番通りに並べなければいけない!」とか「年代順に作った写真フォルダの中で整理しきれない!」などと悩むことはなくなります。
ただし、年月がわかるのであれば、できるだけその情報をファイル名やフォルダ名に生かすべきですよね。”写真_誰々”フォルダの中がさらに”1940_1949_写真_誰々”、”1950_1959_写真_誰々”と分かれるだけで、かなり写真を時系列に眺めることができます。
要らない写真は捨てる
名前問題からはちょっと外れてしまうかもしれませんが、いつ撮ったのかもわからない名前を付けるのが困難な写真が、そもそも保存価値があるのかどうか、捨てても構わない写真ではないかと考えるのは重要だと思います。データだからといって、なんでもかんでも取っておいても、使わなければただのゴミですし、写真のようにかなり個人的な情報を適当に管理するのは、あとあとまで面倒を引きずることになるので、できるだけ避けたいです。