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叱られて泣くくらいなら最初からするな!と吠えるバカ

反抗的で言うことを聞かない子どもを叱ったら、子どもが泣く。それを見てよけいに怒って言うのが「叱られて泣くくらいなら最初からするな!」というセリフ。でも、これって間違っていると最近気づきました。

「先生と同じ事言ってる」

長女に言われたんです。「パパって○○先生と同じ事言ってるよね。もしかしたら気が合うんじゃない?」って。

例えば漢字テスト。他の組では合格点が80点で、しかも出る問題はテスト前にわかっているのに、彼女のクラスは何が出るのかわからない上に合格点が94点だという嘆き話。私が「それはラッキーなんじゃない?他のクラスの人は出る問題以外の漢字を覚える機会を失って、しかも80点分しか確実に覚えられないのにそれで満足しちゃうんだから、後で困るでしょ、それに比べたら云々」みたいなことを言ったのが先生と同じ意見だったらしいんです。まあ、実際私も漢字を含めた国語力の低さを今になって後悔しているので、同じ意見でも良いですけどね。

ところが次女を叱った時にも

夜寝る前に私や妻が、いまだに子どもの仕上げ歯磨きをしています。

ところが次女がなかなか寝る準備を済ませずに歯磨きも終わらない。もうみんな寝る時になってもまだシャカシャカとやっている。怒り狂った私が「早くしろ!仕上げ磨きも終わらないだろっ!!」と怒鳴りつけたら、泣きながらやって来たんです。さらに怒った私が「叱られて泣くくらいなら最初から反抗するな!反抗するつもりなら、泣かないで徹底的に反抗しろ!」って怒鳴りつけながらシャカシャカと仕上げ磨きをしたんです。

それを見ていた長女が後で「パパって先生と同じ事言ってるね」と。長女の担任の先生も同じように「泣くくらいなら~」と言うらしいのですよ。それで、うーむ、とちょっと考えちゃいました。

強者の論理

考えた末の答えは「私が間違っていた」でした。

そもそも子どもは弱い立場です。大人は圧倒的に強い立場。

それでも子どもは時々背伸びしたり、いわゆる反抗的態度を取ったり、取りたくなるときがあります。結果的には大人に叱られちゃうんですけど、そこで最後の最後まで子どもが自分の意志を貫き通すのは無理なんですよ、絶対に。どうやったって大人には勝てない、たとえ本当に子どもの方が間違っていないとしてもです。屈服させられるわけですよね。そして泣く結果になる。

もしも、子どもが泣かなかったら?大人は子どもが泣くまで説教したりするでしょ?要するに大人の方が子どもよりも強くて、正しいと力でわからせるんです。もちろん言葉だろうが力は力ですよね。子どもの間違っている点を容赦なく論破しちゃう。子どもとしては立場がなくなっちゃいます。

もちろん本当にやってほしくないこと、間違っていることを叱るのは大切ですけれど、それは間違いに対して叱るべき。大人が子どもよりも強いことを知らしめる場では決して無いんです。むしろ間違いは叱るよりも、子ども自身が「間違いだった」と気づくくらいじゃないとダメなわけですよ。

これが大人対大人とか、子ども対子どもとかで力関係も同じくらいだって言うなら「泣いたら負け、泣くくらいなら反抗しない」は成立するかもしれませんよ。でも、明らかに力の上下関係が違っていて上の人間が下を組み伏せて「泣くくらいなら反抗するな」と言うのは、もう完全にとどめを刺すって感じ。「弱いくせに逆らってんじゃねーよ、この×△!○?」って言ってるのと同じです。

「泣くくらいなら反抗するな」的セリフは強いからこそ言えるんです。強者の論理。教育で言って良いセリフじゃないんです、ケンカじゃないんだから。

で、そういうことに気づいたんで、翌朝次女に謝りました。

教育ってほんと難しいわー

親は正義のつもりでも、ぜんぜん正義じゃなかったということがあります。

自分が何となくごまかしちゃってるのにいかにも正しいようにやっていることとか、間違ってやっていたこととかを、子どもに言われたり、マネする子どもを見て気づくこともたくさんあります。そういう時ってほんと恥ずかしいんですけど、その時に自分の無知を知って改めるのも大事。

そう言いつつ今日も適当に過ごしていたりするし、家事育児なんてメンドクサいしやりたくないっ!なんてプンスカしてるんですけどね。

それに、先ほどの話に戻ると、「じゃあ、あの時はどうやって叱れば良かったの?」の答えが出てないんです。例えば次女がだらだらしているのをそのまま何も言わずに見過せば良いのかどうか。彼女は仕上げ歯磨きもしてもらえない、おまけに翌朝寝坊して学校に遅刻しそうになって後悔し、昨日の私の行動が間違っていたと気づくまで見守っているのが正しいのかどうかです。少なくとも私は短気なので、そんな心の広い対応はできません。遅刻しそうになってあわてて学校に行く途中に事件事故に遭ったらイヤだし。難しいですなー。

わからないなぁとか、難しいなーと悩むのも大事だってことですかね。

なんだろ、こういうふうに考えて悩んだり、間違いに気づかせてくれるような機会をたくさん与えてくれて、私が少しずつでもまともな大人になれるような努力をさせてくれる育児ってやっぱりスゴいんだなと思っちゃいます。って話がまとまってませんね。

ほんと育児も教育も難しいですけど、おたがい頑張りましょうね。ってやっぱりまとまってませんね。

作成者: 真田夕起

koyukaisa.work」管理者の真田夕起(サナダ ユウキ)です。

北海道札幌市白石区に住む専業主夫として、妻(看護師)と3人の娘(大学2年生、専門学校1年生、小学4年生)と一緒に暮らしています。家事や育児、教育、遊び、創作について、男目線からのユニークな視点で発信しています。

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趣味:
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ほぼ一年中、花粉や埃、ダニ、猫などに悩まされています。特に春が辛く、果物(特にりんご、桃、さくらんぼ)や豆乳にも反応します。抗ヒスタミン薬と解熱・鎮痛薬が手放せません。新型コロナウイルスによるマスク生活が意外にもアレルギー対策に効果的で、今では外出時にマスクが欠かせません。

その他:
・牛乳が大好きですが、温めないと消化が難しいです。
・幼少期は運動が好きでしたが、最近は運動不足で体を痛めることが増えました。ぎっくり腰をきっかけに、腹筋を意識するようになりましたが、さらに腰痛対策としてEMS、ウォーキング、ストレッチを取り入れています。
・基本的にインドア派ですが、ガーデニングや外でのバーベキューが好きです。折り紙、ブロック、プラモデルも楽しんでいます。

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