冷蔵庫のドアを開けて、また閉めようとしたときのことです。ドアがうまく閉まらなかったり、勝手に開いてきたりするんです。ものを詰めすぎて閉まらないわけではなくって、ちょっと閉める勢いが弱いと完全に閉まらなくって、開いてきちゃう感じです。引っ越した矢先の出来事で、せっかく新居の喜びも反転、家が傾いているんだろうか?と不安になってしまいました。そこでビー玉を床に置いてみたんですけど転がる様子もなく、原因がわからなくって超怖いです。前の家ではこんなことありませんでした。どうしたらいいんでしょうか?
冷蔵庫で調節します
冷蔵庫の前面、下側を見てください。ネジ式になっていて高さを調節できる足がついていませんか?掃除用のカバーが付いている場合はそれを外すと確認できるはずです。
このネジ足をクルクルと回して下へ移動させ、床にピッタリとくっつくようにします。
冷蔵庫のドアを開閉してみます。まだドアが開いてきたり、かなり強くバタンと閉めなければいけないようなら、ネジ足をさらに回して床側への突っ張りを強めにしましょう。
これでドアが閉まるようになります。
このネジ足、なんでこういう風になってんの?
ここからは蛇足です。
私はかたづけが趣味なので、しょっちゅう物を移動させています。冷蔵庫も例外ではなく、思い立ったら配置換えしちゃいます。冷蔵庫って超重たいんですけど、下側に車輪がついているので押せば結構簡単に動いてくれるんですよ。
でも、日常生活の中で冷蔵庫がホイホイと動くようじゃ困っちゃいますよね。そこで、ネジ足の出番ってなわけです。ネジをクルクルと回して床にくっつけるとストッパーになってくれるので、冷蔵庫は動きにくくなります。移動させたくなったらまたネジを上へ回すんです。
あるとき私は「いちいち移動させるたびにネジ回すの面倒だな、つねに動かせるようにしといた方が掃除もしやすいし、いいんじゃないですかね」と思ったので、試しにネジを床につけない状態のままにしてみました。で、数日使っていて異変に気付きました。なんだかドアが自然と開いてくる気がするような…?なんでだろ~~~と思って原因を探っていて、ふと数日前に模様替えで冷蔵庫を移動させたことを思い出し、そのときにネジ足を床につけない設定にしたことを思い出しました。もしかして原因ネジ足?と思って、ネジ足を床につけてみたら、あーら不思議なことにドアがちゃんと閉まるようになったじゃあありませんか。
どういうことかというと、本当にちょっとした違いなんですけど、ネジ足が床を押すことで、若干冷蔵庫を後ろへ傾けていたんですね。単なるストッパーの役割だけではなかったんです。冷蔵庫の前面ドア側には飲み物などの比較的重たいものが置かれますので、冷蔵庫の重みは常に前側へ傾きがちです。とくに床がクッションフロアの場合、冷蔵庫の体重で沈みやすい、すなわち前側へ冷蔵庫全体が傾きやすいために、ネジ足で踏ん張らないと冷蔵庫のドアが開いてきてしまうんです。
冷蔵庫の説明書にもたぶん書いてありますので確認しましょう。でも冷蔵庫なんて説明書読まない方が多いですよね。購入した冷蔵庫は納入業者の人がネジ足も含めて設置してくれるし、次の買い替えとか引っ越しとかない限り、そんなにそんなに動かすものでもありません。引っ越し前後でそうなったなら、おそらく引っ越し業者の人が回して、戻すの忘れたってことになりますけど、忙しい中での作業だったり不慣れな人が関わると忘れちゃうことも十分考えられます。ネジ足のことなんてみんな忘れちゃって普通。
というわけで、冷蔵庫のドアが勝手に開いてくる場合には、冷蔵庫前面の下側に付いているネジで高さを調節する足を回して、床にくっつけるようにしましょう。