我が家ではかいわれ大根などのスプラウトを育てて食べるようになりました。冬に差し掛かって来たある日のことです。スプラウトの種がなくなってきたのでホームセンターに買いに行ったのですが、あれ?スプラウトどころか植物の種が全然置いていません!雪が降れば畑は使えないけど家の中では作れるじゃないかと思いつつすごすごと帰り、仕方なく余っている種がなくなるまで育てることにしたわけですが、育ててみてわかりました。
育ちにくい
冬は植物が育ちにくかったです。
私は、「冬の外は寒いし雪があるから植物が育たないのはわかるけど、家の中ではストーブがあって暖かくしているんだからスプラウトくらい育つだろう」と考えていました。
ところが実際に育ててみると、それほど家の中を暖かくしているわけでもないということに気づきました。少なくとも植物が元気に育つほど快適かつ最適温度ではないんですよね。部屋の中の温度は足元と天井付近では全然違います。ストーブを付けていると、頭ばかりが暑くなりボーっとすることが多いので、暑いと思ったらすぐに消してしまったり温度を低く設定しがちなんです。でもスプラウトを置いている場所はどちらかというと足元付近で、しかも光の当たらないような場所、つまり特に部屋の中の最も寒いところに置いていることが多いわけです。さらに人が寝ているときには暖房なんて切っていますから、真冬になると部屋の中が10℃を下回ることもあります。
スプラウトにとっては家の中とは言っても冬の北海道はやはり寒かったようです。
真冬でも常時植物に最適な育成温度を保てるような一般家庭は少ない→ホームセンターで種の需要は極端に減る→だから売らない、、、ということだったんですね。育ててみて理解しました。
ただ、育ちにくくはなったんですが、日にちをかければ育てられないこともないです。私は短期間で収穫できるのがスプラウトのよさだと思っているので、冬の栽培はあまり期待しないことにして、秋ごろまでにちょっとだけ余分に冬用スプラウト種を買っておくことにしました。
ということで、なぜ、冬のホームセンターにはスプラウトの種が売っていないのか?の答えは、育ちにくくなるからでした。