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創作活動

プラモデル塗装で筆ムラを防ぐ単純で簡単ながらなかなかできないこととは

筆を使ったプラモデル塗装って、どうしてもムラができてしまいがちですよね。均一な塗装がしたいのならば、やはりエアブラシを使うべきできなのですが、金銭的にも環境的にもエアブラシまではちょっと揃えられません。しかも筆塗り好きなのです。そこでなんとか筆のみでキレイに塗装したいのですが、、、。

一回で塗り終えられない

プラモデルを塗るのは嫌いじゃないんですけど、できるだけ早く塗り終わりたい、完成させたいです。すると一回塗りで仕上げようとしちゃいますよね。でも、色によっては一回塗っただけだときれいに発色しないことがありませんか?下地がうっすら見えて、なんで一回でできないんだーって思います。そういうときどうするかというと、塗料を一度にたくさん付けて、デローンっと厚塗りして隠そうとします。いやー、当然のことながらできあがりは汚いです。なんというか無駄に塗料が乗っかっていて、しかも筆で同じ場所を何回もこねくり回した仕上がりです。

これを防ぐには?まあ、わかりきったことなんですけど、厚塗りはやっぱりやめよう…ということですよね。ついやってしまうんですけど、厚塗り。ほぼ確実にムラができて失敗しますから。

でも、薄く塗ったら下地見えるんですけど

厚塗りをしない、ということは塗料を薄く塗るということですよね。でも、そうすると下地がうっすら透けて見えちゃって余計筆ムラが気になる状態になっちゃいます。これをどうするか?となります。これは単純に重ね塗りをすることで防ぐことができます。厚塗りするんじゃなくて、薄付けを何回も重ねるということですね。縦方向に塗ったら、次は横方向や斜め方向に塗るという感じで重ね塗りを繰り返していくと筆ムラを最小限に抑えつつ下地をきれいに隠すことができます。ここらへんはプラモデル関連の本にも、塗装の基本!みたいな感じで書いてありますよね。

しかし、ここでふと、薄付け重ね塗りって厚塗りと同じじゃないか?と疑問がわきませんか。だって、厚塗りのときも縦方向に塗って横方向に塗ってとか普通にしてますよね。まあなんていうか重ね塗りしてる感覚で塗ってるんですけど?みたいな。なんか違うわけ?と思います。

大きな違いは、時間

厚塗りも薄付け重ね塗りも大差ないように思えるんですけど、決定的に違うことがありますよね。それは、塗りにかかるトータルの時間です。重ね塗りの方が圧倒的に時間がかかるんです。塗料って乾燥するのにどうしても一定の時間がかかりますよね。何分か、じゃなくて何時間もかかります。この待ち時間をちゃんと取ったかどうかが厚塗りと重ね塗りの違いです。

塗り終わったプラモデルを飾ってしばらく経ったときに気づいたんです。飾っておくのに飽きたから違う色にでも塗るかと思ったときです。もともと色が塗っているところに塗料を重ねてみると、プラスチックに厚塗りしているときと色の乗り方が違うんですね。厚塗りしているときっていくら同じところを塗っても、乾いていない下の塗料が次々と溶けていってスジになっちゃうのに、完全に乾いているところに重ねても塗料が溶けてスジになったりしないんです。もちろん、しつこく同じところをこねくり回していると、有機溶剤のせいで溶けてきちゃうんですけど、少なくとも乾いていないときよりも、「ちゃんと塗り重ねられる」んです。

あー、塗料の乾燥時間ってのはここまで必要なものなのか、と気づきました。

乾燥するまで待つのが面倒くさかった私は、ちょっとフーフー息でも吹きかけて表面が若干乾いたら塗り重ねるというやり方でも重ね塗りだと思い込んで塗装してました。でもそれじゃあ厚塗りと同じなんですよね。乾ききっていない塗装面に新しく塗り重ねると、前に塗った塗料が溶けて混ざっちゃうんです。こねくり回し状態ができあがるわけです。さらに塗料の薄い部分がはげてきちゃって、一部分だけ完全に下地が見えちゃったりすることもあります。そういう部分は慌てて塗料を多めに付けて何とかしようとしちゃうので、ボッテリと塗料が付く、ようするに厚塗りです。

一度薄く塗料を塗ったら、下地がうっすら見えていても完全に乾燥するまで待つ。これが重ね塗りでは重要なんですよね。早く完成させたいときに数時間待たなければいけないのってかなり辛いんですけど、厚塗りしちゃうと仕上がりの悪さは確実に予想できてしまうので。ここはひとつじっくりと取り組むのが一番!と最近は我慢するようにしています。とは言っても、やっぱり面倒くさがりがなくなったわけではないので、面倒くさいときは汚くてもいいか!と厚塗りしちゃっています。遠くで見る分にはたいしてわからないし。

プラモデル塗装で筆ムラを防ぐには塗料の厚塗りをしないこと、薄付け重ね塗りを基本にすることがポイントです。そして重ね塗りをするときは、「かならず前回の塗料が完全に乾くまで数時間待つことが重要」です。単純で簡単ながらなかなかできないことですが。

作成者: 真田夕起

koyukaisa.work」管理者の真田夕起(サナダ ユウキ)です。

北海道札幌市白石区に住む専業主夫として、妻(看護師)と3人の娘(大学2年生、専門学校1年生、小学4年生)と一緒に暮らしています。家事や育児、教育、遊び、創作について、男目線からのユニークな視点で発信しています。

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・幼少期は運動が好きでしたが、最近は運動不足で体を痛めることが増えました。ぎっくり腰をきっかけに、腹筋を意識するようになりましたが、さらに腰痛対策としてEMS、ウォーキング、ストレッチを取り入れています。
・基本的にインドア派ですが、ガーデニングや外でのバーベキューが好きです。折り紙、ブロック、プラモデルも楽しんでいます。

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