プラモデルが高くてそんなに買えないから、試しに粘土でフィギュアっぽいものを作ることにしたって話。で、作れるもんなのか、っぽいものは?!
プラモデル作るの好きなんですよ
説明書見ながら部品番号探してニッパーで切るのとか面白いです。接着剤不要でもわざわざ接着剤使って合わせ目消したり、塗料や塗料以外の素材で塗装あるいは着色していくのも楽しいです、めんどくさいときもあるんですけどね。
面倒なら簡単に組み立てて終わり!とできるところもプラモデルのよいところだと思います。
でもそこで問題が…
組み立て終わるとまた次のプラモが欲しくなっちゃうので、あまり手軽にできてしまうと次々と買う羽目になるんです。
え、そんなに次々と買えるのか?悲しいことに買えないんですよ、これが。プラモデルってそれなりの値段しますから。手軽に組み立てて、それでもそれなりの完成度が楽しめるってものほど高いんですよ。安いプラモデルも探せばあるけど、手間をかけなければそれなりの完成度は望めない。しかも値段で選ぶと種類が限られるんです。だから、結局いつも同じものを買ってたり…。
とにかくプラモは高いな、と思ったので、思い切ってプラモと同じような楽しみ方ができるものはないかな?と探してみることにしました。
で、思いついたのが粘土でフィギュア
ここでパテを使わないのがちょっとあれ?って感じなのですが、やはり値段にはかなわないぜということで粘土です。教育用紙粘土だとさすがに失敗しそうなので、手芸でもおなじみな「造形粘土」を使ってフィギュアっぽいものを作ってみることにしました。
一点ものならフィギュアみたいに数を増やす工程踏まなくてもいいし、固まったら盛ったり削ったりしながら形作ればなんとかできるでしょ、乾燥後はホビーカラーで着色もできるし!というかなり安易な考えです。
造形粘土は、プラモデルよりももちろん安いです。ただしゼロから作らなければいけないです!
作り方
粘土の作り方もなにもあったもんじゃないですね。小学校中学校でやった感じで進めればいいだけです。
デザインを考える
デザインに合わせて骨組みを作る(骨組みは、なくてもできる)
骨組みに粘土を盛りつけながら手やヘラを使って形を整える
ある程度できたら乾燥させる
乾燥後、ヤスリやケガキ針などを使って削ったり、粘土をさらに盛りつける
盛り付け→乾燥→削るを繰り返して望みの形を作る
形ができたら塗料や絵の具で着色
こんな感じです。書くだけなら簡単なんですけどね…。
粘土のこんなところが大変!とか
とりあえず、作るのに時間がかかります。
盛りすぎると削るのに必要な乾燥に一週間以上かかるので、いったいいつになったら完成するんだろう?と常に不安がつきまといます。完成図といっても手書きでプラモデルのような説明書の美しい仕上がり画像がないし、たとえ仕上がり画像をパソコンとか使って美しく作ったとしても、その通りに粘土を形作れるかどうかわからないし、とにかくやる気の維持が大変。
ただし、形は好き勝手に作れるので、そこは楽しいです。これも裏を返せば作らなければ「いけない」というだけなんですけど、試行錯誤しつつ形作るのもなかなかいいものかと思い始めました。
左右部品を作るのが大変です。
今回作ってみたのは某プラモデルのクマっぽい犬に見えなくもないフィギュアと言えるのかどうか微妙な代物。作ったあとはプラモデルみたいに関節を動かしたいなと考えたので、「プラモデル改造パーツ球体関節」を埋め込みました。着色は次女に頼みました。小さな土台に粘土詰めて「フィールドグラス」などでジオラマっぽいものを作って乗っけてみました。
粘土だとどうしても直線にするのは難しめですね。有機的な曲線を持つキャラなら問題ないですけど、直線にしたいならプラ板を利用すればいいかもと思いました。というか、粘土だけにこだわらずに様々な素材を使って一つの何かに作り上げて、最終的に着色してまとめ上げるという感じでしょうか。
総合すると、「結構たいへん」。プラモデルは高すぎてそんなに買えないぜ!でも何か作りたいという場合に、ちょっとだけ試してみると新しい世界が見えるかも、です。