なんていうか自分が物語を書き始める前に、物語るのに足りない部分を明確にしたいんです。そうなると、なんらかのひな形を作ってノートにでもまとめておくと便利だと思うんですけど、それを自分でやるのは面倒なんです。物語を作るときに便利なテンプレートとして使いやすくまとまっているような都合の良い本ってありませんか?
サクサク読める、書き方確認してテンプレートもうまくまとまっている本はこれ
具体的な物語小説の書き方を解説している本はたくさんあるんですが、ワークシート的な枠組みとか手順がうまくまとまっている本ってなかなかないんですよね。
おすすめは「「物語」のつくり方入門 7つのレッスン」です。
文体も普通で字数少な目なのでとりあえずサクサク読み終えられます。小難しいことが小さい字で書いてあるとそれだけでやる気がなえますから、ここは結構重要かと思いますよ。教科書的な説明もわかりやすいです。読み通したらあとはじゃあ、実際に使ってみる段階。本に沿って自分の考えをメモしていけば、とりあえず物語に必要な基本的枠組みが完成します。本読みながらメモするのが面倒なら、ノートとかマインドマップにでも内容をまとめると良いんじゃないでしょうか。
枠組みが完成した後どう書き進めていくかについてはまた別の本に委ねている潔さがむしろ良いです。やっぱりどんなことでも「型」の一つや二つあって、それを覚えれば上手い下手はともかくそれっぽくなるというものがあると最近は強く思っているんですけど、この本は見事に物語を書くための一つの型を提供してくれていると感じますね。自分の考えをとりあえず型にはめちゃう。どこが足りないのかを確認する。足りない部分を埋める。書き進めるのに不安な部分があると投げ出してしまいがちですけど、これならそういった不安を一つ一つつぶしていけるから「これなら書ける」という自信につなげられます。