アニメ動画に使うアニメタップは普通型、薄型、プロ用など数種類販売されています。結局、一番使いやすいのはどれ?各種タップを比較!
薄型がおすすめ!
結論から先に言うと、薄型が一番使いやすいかと思われます。ただし、普通型でもたいていの場合問題なく使用できます。
タップは机あるいはライトボックス(トレース台)の上に置いて使います。
机と動画用紙の間に、わずかですがタップの分だけ隙間ができるわけです。普通型の場合その隙間が薄型のものよりも大きいです。ですから動画用紙の上まで作画する時に若干描きにくいのです。
スキャンにもタップを使う
タップの厚みが問題になる物がもう一つあります。スキャンです。
動画をパソコンに取り込む際にスキャナーを使用しますね。こちらにもタップがないと意味がありません。両面テープでタップをスキャナーに貼り付けてしまうのが手っ取り早いです。
スキャンはガラス面とスキャンする紙の間に、隙間の無いようにするのが好ましいですね。ところがタップに厚みがあるとここに隙間ができるわけです。
ここでも薄型の方が望ましいと言えます。
しかし、タップと道具は板に3つの突起があります。この突起で動画用紙を固定しています。ですから、ある程度の隙間があくのはどちらを使用しても回避できません。スキャナー対応のタップもありますが、高いかなぁという印象。まあ、ケチってもしょうがないという気もしますが、やはり値段も重要ですよね。
タップの重さ比較
タップの重さを比較してみましょう。Amazonの登録情報から、普通型は発送重量が118g、薄型は41gです。ちなみにプロ用は59g。
タップはくるくると回転させて使うことが多いので重いと使いにくいです。回転させているうちにトレース台からはみ出て落ちてしまうことがあります。このときにタップの重みで最悪の場合作画用紙が破れることもあります。とは言っても気にならなければ気になりません。はみ出すのは大きなトレース台を使えば良いです。そして、そもそも落ちないように気をつければ良いだけとも言えます。
総合して決めよう
隙間と重量が使用する人にとって許容できるかできないかが選ぶ基準です。
価格的には薄型の方が高いとは言っても大差はありません。初めてで迷うなら思い切って薄型を選ぶとおそらく不満は出ないと思われます。
プロ用とかスキャナー対応品ってどうよ?
さて、普通型と薄型以外についてはどう考えるべきでしょう?残念ながらあまり必要ないのではないかと言わざるをえません。
価格です。プロ用やスキャナー対応品は普通型や薄型に比べて明らかに高いです。単に固定するだけのものに払える金額ではありません。
お金に余裕がある。まずは形から本格的に入るのが好き。プロという名前に惹かれる。あてはまる方は購入してみても良いかもしれません。
タップは使ううちに突起部分がどうしてもぐらついてきます。溶接できるよと言う一部の器用な方を除いて購入しなおすしかない消耗品と言えます。これはどの型を使っても大差ありません。と言っても、簡単に壊れるものでもありませんが。
以上の事から、買い換える事を考えても、薄型あるいは普通型がおすすめの理由です。