新型コロナウィルスの影響で家にこもっている時間が長くなって、看護師の妻はホテル住まいで別居状態中なので、お互いSNSアプリで会話をしています。ビデオチャットを使うことも多いですが、ちょっとしたことなら文字が簡単だし、お互い都合のよいときに反応できて便利です。ところがこの文字打ちが問題です。私はパソコン歴のほうが携帯電話歴やスマホ歴よりも圧倒的に長いため、パソコンのQWERTYキーボード配列で文字を打つことに慣れきっていて、携帯配列打ちがとても苦手なんです。だからスマホでもキーボード配列にしていたのですが、スマホの入力画面が小さいので打ち間違いが多くて困りました。例えばU(う段)、I(い段)、O(お段)はQWERTY配列では隣同士なので、太めの指では打ち間違いやすくて、しかも何度もやり直すのになかなか正せないです。
フリックを覚えることに
文字入力設定を変えてみても、どうしても打ち間違いを減らすことができなかった私は、決心しました。
フリック入力を覚えよう(-_-;)
…仕方ないです。50音順配列は余計にわかりにくいし、文字数を考えたらQWERTY配列より細かすぎて打ち間違えそうです。携帯入力は?…物理的な数字キーを押すならば、覚えれば速く打てる打ち方なのではないかという気がするし、しかも覚えたところで今更また携帯電話仕様の電話に戻ることは考えにくくて、もはや過去の技術という感じです。となると、スマホ独特のフリック入力しかないだろうと行き着きました。QWERTYパソコン配列よりキーが減れば打つ範囲が広がるから打ち間違いが減って速く入力できる、、、はずです。たぶん。
アプリ検索
フリック画面にして試しに打ってみたんですが、最初は打ち方が全くと言っていいほどわかりませんでした。
これはタイピング練習ソフトでもないと覚えられないわ、と思った私は早速アプリを検索し、いくつかインストールしてフリック練習することにしました。
練習を続けるならゲーム性が強くて楽しいものがいいかな?と考えていたのですが、実際に使ってみると、最初のうちはゲーム性はほとんど必要ないということに気づきました。とにかく文字の位置が独特というか物理的なキーボードを使う感覚とは全然違うので、ゆっくりゆっくり一つ一つ確実に覚える「だけ」のアプリの方がキー配置を覚えるのに集中できました。
ひととおりのキー配置を覚えたら、アプリを変更しました。
単なるフリックタイピングの練習のためのアプリなんですけど、アプリによって全然使い勝手が違うので、アプリ選びは重要ですね。ありがたいことにアプリはたくさん公開されているので、そのときの気分とか自分のレベルに合わせて気軽に変えられます。
キーボードの設定見直し
フリック入力が少しできるようになってきたときに、仮想キーボードの設定を見直しました。
例えば、「トグル入力のオフ」。何かっていうと数字キーを何回か押して目的の文字を入力する携帯電話方式の入力方法なんですけど、これがオンに設定されていると、同じ行の文字が連続する言葉を打とうとしたときに、2度打ちした、連続で同じキーを打ったと認識されてしまいます。例えば「いえ」と打とうとして、まず「い」を入力し次の「え」を連続で入力しようとしたら、「いえ」とは打てなくて「い」が「う」になってしまうような現象が起きてしまいます。携帯打ちに慣れていているならばこの入力方法でも問題ないのですが、フリックではとんでもなく使いにくいのでオフにしました。スマホの機種によってはただ単に「フリック入力のみ」のような項目かもしれません。
キーポップアップ機能、キーをタップしたときに吹き出しのような形でフリック方向による候補文字を表示してくれる機能なんですが、これはフリックのキー配置を覚えたらオフにしました。オフにしたほうが何となく入力時の文字表示反応が速い気がします。
文字入力時の画面反応速度を高くするならば、予測変換機能もオフにするべきなのですが、残念ながらそこまで入力速度よりも、予測変換の候補表示のほうが速いのでオンのままになっています。頭の中の文章を吐き出すくらいの速さで入力できるようになったらオフにして、入力が終わったら変換、としたほうがスマホの処理速度を予測機能に使う必要がなくなって入力環境が快適になるのではないでしょうか。
設定次第でスマホの使い心地を大きく変えられるので、初期設定のままで使わずに見直してみることも重要ですね。
あとは実践あるのみ
現在はひらがなの入力をフリック入力練習以外でもQWERTYからフリックにしています。
いつまでも練習だけでフリック入力を使っていても意味がないし上達しないので、あとは実践あるのみ!と無理やりにでも使うことにしました。
文字を打つとき、まだまだ打ちたい文字のある場所を一瞬考えて指が止まってしまうし、キーを見て探してしまうし、打ち間違いも多いですが、キーのひとつひとつが小さすぎて打ち間違えるということはなくなりました。
たまに入力練習アプリで矯正しつつ、実際の入力でも使っていけば、キーの位置を確認するために頭を使うこともなくなり、パソコンのキーボードを打つようにできるのではないかなぁと期待しています。