育児に余裕が出てきたので、またギターを練習しようと思いました。ギターを拭いて新しい弦に換えて、練習用の本も買って…と、さあこれから毎日練習頑張るゾ!と張り切っていたのですが、練習時に必要なメトロノームとチューナーがないことに気づきましたっ…。いや、あるにはあったというべき?えっ?そんなメトロノームとチューナーの「だらだら購入記」です。
メトロノーム絶対必要!みたいに書いてあるもんだから…
「楽器の練習をするときには必ずメトロノームを使いましょう。」「メトロノームの正確なリズムを聞きながら練習するほうが使用しないで練習するより上達度合いが格段に違います」などと教則本には書かれています。まあ、リズムあっての音楽だし、当たり前かぁと思います。
で、必要性は理解したので、メトロノームを使って練習しようと考えました。しばらくギターにはまともに触っていなかったし、心機一転やりなおしな気分の再スタートだから、素直な気持ちで始められる良い機会だ!と思ったんです。
チューナーは、音が狂いやすいギターには必須で、以前は単体を持っていたのですが、使用電池が箱型乾電池で、家庭電化製品で使う単三とか単四ではないのがなんとなく嫌な感じだったために捨ててしまいました。とりあえずキーボードで音を合わせるとか、MTRのチューナー機能は単体ほど使い勝手がよくはなくてもなんとかなるし、まあいいかという感じです。
あることにはあったメトロノーム
「いかにもメトロノームでござい」というものは持っていなかったのですが、家の中を見渡すと、メトロノームはありました。
子ども用の鍵盤が光るキーボードに始まり、MTRやデジタルパーカッション、パソコンの音楽ソフトなどにはメトロノーム機能が備わっています。正確なリズムさえ刻んでくれればなんでもいいので、これらのものを使って練習しても、なんら問題はありません。と、思ってとりあえず私はMTRのメトロノームとチューナーを使うことにしました。
でも、使っているうちに「面倒くさいなぁ」という思いが強くなってきてしまいました。
しょせん付加機能だと使い勝手は二流
MTRのメトロノームとチューナーをしばらく使っていたのですが、なんとなく不満が募ってきてしまいました。
遅い!MTRのシステム起動とファイル読み込みを待ってからじゃないと使えないんです。パソコンよりは短いけど、待つことは待ちます。チューナー機能を使うためにエフェクター機能を呼び出して、エフェクターはバイパスにして…と準備が必要だし、メトロノームはドラム機能を呼び出して、速度表示させるためには一度ボリュームバーを動かして…など必要なので、毎回毎回のちょっとしたワンテンポ無駄な時間消費が面倒で気になってしょうがないです。しかもMTRにはスピーカーがついていないので、メトロノームを使うためにはヘッドフォンを使う必要があるんです。アコースティックギターの練習をしようと思っても、全然アンプラグドじゃないよこれ!という感じで気分が萎えます。仕方ないので、ヘッドフォンジャックにミニスピーカーを取り付けてみたんですけど、取り回しが悪いし格好悪いです。そのうちチューナーしか使わなくなりました。
MTRのメトロノームが使い物にならなかったので、今度はデジタルパーカッションのクリック音、ようするにメトロノーム機能を使うことにしてみたのですが、これも若干使いにくかったです。毎回なぜか125BPMにリセットされているので、いちいちテンポボタンを押してからジョグダイヤルをグルグルして調節しなくてはいけないとか、4分打ちじゃなくて、ずーっとカツカツ言うだけにしたかったらファンクションボタン押してクリック機能ページを呼び出して0に変更しなくてはいけなくて、さらにそれが電源切る度にリセットされるとか、できるだけ何も考えずに即練習に集中したい気分が萎えることパネェー。ドラム練習のときにはそれほど気にならなかったけどなぁ、、ギター抱えると体が動かしにくくなることがかなり影響大なのか?などと、がっかりしてしまいました。
しょせん、付加機能は付加機能なので二流、ということでしょうか。
それでもあきらめずアプリを検索
「物を増やしたくない」という気持ちも強かったため、さっさと単体買えば?という心の声を抑え込み、「スマホアプリでなんとかならんか?」と考えて、さっそく検索してみることにしました。
結果、これはまあまあ使える!と思いました。チューナーアプリは下手に単体で買うよりも機能が上↑?だと感じるし、メトロノームアプリも機能充実で、画面とは言え専用ボタンがあるから操作性も問題なしです。私の場合、機能充実でも使うときはひたすらカチカチ刻ませるだけですけど、メトロノームを使い倒したい人にはかなりおすすめなのではないでしょうか。
ただ、私はいまだにスマホを持っておらず、使っているのはタブレットPC。節約節電のために使用後は毎回シャットダウンしているので、チューナーとメトロノームを使うためには起動を待たなくてはいけません。これまたちょっとした時間なんですけど、毎回になるとつらいんですよねぇ、ギターは手に取って弦をはじけばすぐ音が出るだけに…。
専用機購入、そして練習へ…
不満が募りに募って、結局専用機を買うことにしました。購入したのはコンボタイプのチューナー、メトロノームです。人気のクリップ式チューナーはプロ的には音が若干不正確らしいという情報と、廃棄の際にめんどくさいボタン電池式だったので却下。耳の穴に突っ込むタイプのメトロノームもボタン電池式なのと、使い勝手があまりよくないので却下。アナログメトロノームは一番わかりやすいけれど壊れやすいし、ネジを頻繁に巻くのが地味に面倒だから電子式で。チューナーとメトロノームをそれぞれ単体で買うと、モノが増えるので一台で済むし同時使用も可能な電子式のコンボタイプにしました。使う電池が手に入りやすく他の電化製品でも使える単四なのも決め手!ちょうど楽器屋さんでセールをしていて、格安で手に入ってラッキーでした。クリック音については、聞こえればこの際どうでもいいです。
これで電源入れたらすぐに練習にとりかかれます。さんざん悩んで無駄に人生すごしました!