アニメの絵が描きたいあなたにアニメの絵の着色方法を紹介します。
紙じゃムリだよ!
テレビアニメみたいな絵を描きたい。
せっかくだから、テレビアニメみたいな色で仕上げたいと思うのが普通ですよね。でもこれがまた残念なことに、紙に色を塗っても、「テレビ」みたいにはならんのですよ。たとえば、アニメDVDのパッケージに見られるような「絵画的なアニメ絵」なら紙でもオッケーなのです。が!しかし、テレビみたいな「均一に同じ色が乗った感じ」にはなりません。
紙って触るとわかるんですけど、でこぼこしていますよね?ざらざらというか。そこに色の「もと」となる成分が乗っかることで「色が付いている」んです。でこぼこだとどうしても「均一に」色の成分を乗っけることって難しいんですよ。どうしても「ムラ」ができちゃうんです。
ところで、ちょっと部屋の中でも見てください。影がありますよね。この影って、でこぼこしているところにできてます。光があたるところに影ができるという、小学校で習ったことですよね。紙はでこぼこ、だからそこに光が当たると影ができるんです。いっぱい小さくあるでこぼこに影ができるのと、色のムラという二重の原因があるので、紙に描いた絵に色を塗ってもテレビみたいなアニメ動画には見えないんです。
昔はセル画って言ったの知ってる?
今はそもそもほとんど生産されていないのですが、昔はセル(セルロイド)と呼ばれる透明な薄い板状の物を使ってアニメの絵を作っていたんです。
工作用の薄い透明なプラ板ありますよね、あんな感じです。セルに紙の上に書かれたアニメの絵を写し取って、裏からポスターカラーで色を手作業で塗っていたんですね。実線はトレス用の機械を使っていたのですが、手作業(ハンドトレス)も可能ですよ。試してみたい方は試しても面白いかもしれませんが、おすすめはしないです♪めんどうだし、色や材料を揃えるのも大変だし、技術自体が廃れちゃってるので。もちろん私も専門的には無知です。ごめんなさいね。
今はパソコン!
じゃあ、今はどうやれば良いのか?というとパソコンを使えば簡単ですよ。
やり方ですが、、、紙にアニメの絵を描く、スキャンしてパソコンに取り込む、パソコンで色を塗る。以上です。簡単ですよね。
最後はパソコンモニターやテレビ画面に映すか、印刷すればオッケーです。印刷するなら、コピー用紙じゃなくて、光沢のある写真用紙を使うほうがそれっぽいです。
もしも、アニメみたいに色を塗りたいなっと思ったときはパソコンで色を塗ってみましょう!