チリトリやホウキはたいてい壁に掛けられるようにフック穴がついています。しかし、穴の形状によってはフックにうまくかけられないこともありますね。そんなときには、無理矢理ひっかけるよりも、ヒモを利用する方がうまく掛けられます。
ホウキやモップなど背が比較的高い掃除道具は壁に立てておくと倒れてしまうことがあるので、フックを利用して壁にぶら下げておく方が便利ですし、場所もとりませんね。
我が家では、ホウキを居間と玄関を仕切るドアに隠れるような形でぶら下げて収納しています。賃貸住宅なのでクギやネジを使うようなフックが使えず、画鋲式のフックを使っています。ネジ式フックだと、様々な形を選べるのですが、画鋲式は用途が限られるためか、あまり種類がないようです。
我が家で主に使っているのは、いわゆる回転ホウキ、学校や床屋さんでよく見かけるホウキです。このホウキの柄の先端部分にはフックへ掛けるための穴が開いているのですが、画鋲式フックの形にはちょっと合わないようで、うまく掛けられません。
ちょっと困ったなと思いつつもそのまま使っていたある時に、ふと当時使っていたハタキを見直してみると、ヒモを使ってぶら下げていることを発見しました。ハタキの柄は細すぎるので、穴を開けてもフックに直接掛けることができないから、という当たり前の理由が、なぜかそのときは新鮮な発見で、「ああ、穴が小さいならヒモを使って大きくすればいいのか」と感心したんです。
そこで、「あれ?」と思いました。
回転ホウキの柄にもヒモを付ければ、同じように掛けられるのでは?そこで、試しにその辺にあったヒモを穴に通してフックに掛けてみると、予想通りうまく掛けられました!
なぜ今まで気が付かなかったんだろうという感じで、それからはヒモを通して使うことにしました。
でも、問題が一つあったんです。最初に試したヒモが、そのときは手頃なヒモがなかったため手芸用刺繍糸だったんです。それが結構切れやすいんですよ。荷造り用ビニルテープだと見た目があまりよくないし、毛糸も手芸糸よりは多少丈夫なくらいで、同じように切れやすいし、なんというか毛ばだってしまいます。タコ糸にしてもちょっと細すぎるし、ケーキ箱などをデコる飾りリボンは平たすぎます。なかなかしっくりくるようなヒモが見あたりませんでした。
何ヶ月か過ぎて年度末になったときです。子どもが学校から持ってくる図工作品などを整理していたら、そのときに作品やプリントをまとめておくヒモが不要物として出てきました。いつもならそのまま捨てるところなんですけど、何かに使えそうで捨てるにはちょっともったいないなと思いました。で、用途を考えたときに思い出したのが、ホウキです。
このヒモ、ホウキ掛け用ヒモにピッタリじゃね?どうせ、使わなければゴミなので早速付け替えてみました。おおっ!予想通りピッタリです。太さ、丈夫さといい申し分ありません。そこで回転ボウキの他にも小さいチリトリや雑巾ハサミ棒などにも使いたくなったので、お店で探してみると、事務用品売場に「つづり紐 Binding Strings」という商品名で売られていました。すべてつづり紐に付け替えてみてとりあえず満足したんですが、なんとなく学校くさい感じになったところが若干悲しいです。
ということでホウキの柄部分の穴を直接使ってフックに掛けるよりも、穴にヒモを通した方が使いやすく、ヒモは事務用品のつづり紐がおすすめです。