最新掃除機には目もくれず、いったい我が家の掃除道具はどこへ行こうとしているのか…
家具類のホコリは鳥毛払い
今、もっとも一般的なホコリ払いは、おそらく静電気の力を利用した化繊のハタキです。でもこれ、汚れるとなんかものすごく「ホコリ」っていうにおいとか、細かく汚れとホコリが付きませんか?手でハタキを払っても掃除機で吸っても取れない感じです。しかも髪の毛が付くと、ほんと取り除けないです。ホコリくらいなら洗えば取れるけど、髪の毛は取れないどころか、よけい絡まります。
そこで、目を付けたのが昔ながらのハタキだったんですが、これはちょっと違った。なんていうか、いわゆる天井のスス払いには使えるけど、家電の上にうっすら乗るホコリをサッと払うのには、ものすごく不便でした。まず持ち手部分が長すぎるし、ハタキ部分も大きすぎるし、おおざっぱすぎです。
で、現在は鳥毛払いに落ち着いています。おひな様人形とか仏壇などのホコリを取るのに使うものと言えば、ピーンとくるのではないでしょうか。購入したのはそんなに高級なものではなく、食品スーパーの家庭用品売場で見かけた一本2、3百円程度のものなんですが、まったく問題なく使えてます。ときどき羽毛が抜けて床に落ちていると、ギョッとすることがあるのが難点と言えば難点。しかし、ホコリを払う能力は素晴らしいです。化繊の様にやわらかすぎず、しなやかで、本当にホコリを「払う」ことができます。髪の毛も絡まりにくいですよ。あまりにも使いやすいので調理関係用とか家電用、パソコン用、ちょっと汚い場所用など数本用意して使い分けています。
基本、床は回転ぼうき
床の掃除に掃除機を使わなくなって数年過ぎている気がします。カーペット類を敷いていないので、全てほうきがけで済んでいます。
シート交換方式の床用ワイパーを使っていたこともありますが、毎日の掃除ごとにシートを交換するのがもったいないし、小さなホコリも逃さずキャッチ!が売りでも、やっぱり100パーセント取ってくれるわけではないので、最終的にほうきで十分なのかなって感じです。気分的にもほうきで掃除して髪の毛やホコリが残っていてもあきらめられるのに、シートでそういうのがあるとなぜか許せないのが不思議。シートの方が他人への依存度が高いからかもしれません。「せっかく高い金払ってるのに、なんで取れない!?」みたいな。ほうきだと、「ま、自分の掃除の仕方が下手で雑なんだろうな」で済んじゃう。
ほうきは、自在箒、いわゆる回転ぼうきです。学校にあるT字型のほうきとか、床屋さんや美容室で髪の毛集めるのに使ってるやつと言えば「ああ、あれね」とわかるのではないでしょうか。毛が短いので掃いている最中にホコリが舞いにくいのが特徴です。そのかわり、髪の毛が絡まりやすいので、専用のクシで取ってメンテナンスする必要があるのが面倒ですけど。
ほうきの形のおかげで、部屋の角にたまりがちなワタボコリをキャッチしやすいです。完璧じゃないですけどね。
モップは使わず、雑巾がけ…
やっぱりというか、どうしても拭き掃除しなければいけない部分って出てきますね。床もそうなんですけど、床だけじゃないです、拭き掃除。床だけならモップでもよいのですが、そうじゃない。で、モップは床以外では使えないんですよ、これが。結局なんだかんだ言っても雑巾がけが一番汎用性があって確実だと悟りました。雑巾は普段使っているタオルが古くなってくるので、いつでも補充可能だし。ただ、床の拭き掃除を雑巾でするのはかなり苦痛なので、床拭きには雑巾をはさんで使える持ち手グッズを使っています。雑巾をペタッと貼って使えるタイプもありますが、あれは専用タオルが必要なので、我が家では却下。
掃除機は吸えれば十分
掃き掃除と拭き掃除さえできれば、ほぼ完璧じゃないか?と思っていたのですが、やっぱり掃除機はないと困る部分が出てきます。ホコリやゴミを「吸って」取りたいときは掃除機が必要なんですよねー。ストーブのフィルターとか内部とか、吸わないと取れないような場所もあります。それから回転ぼうきで集めたゴミやホコリも、掃除機で吸い取る方が、私は気分的に楽なので。
とにかく吸い込んでさえくれればいいって感じです。モーターブラシヘッドなんて全く不要。あくまでも我が家での話ですけどね。とにかく通常サイズの掃除機じゃあちょっと吸い込むくらいの用途には大きすぎて、重たすぎなんです。手で持てるくらい「で」というか、「が」ちょうどいい感じです。
最初に買ってみたのが電池式のハンディタイプ掃除機。弱すぎて使い物になりませんでした。机の上の消しゴムカスくらいにしか使えない感じで、それだって手で集めりゃ済むじゃん!という話。あれは完全な失敗、お金をドブに捨てちゃいました。そこで、充電式のハンディタイプ掃除機を購入してみたんです。これでもちょっと力が弱かったです。車用には使えそうで、車用に掃除機欲しかったし、まあ車用だなというところ。それから充電式だと、充電するのに場所がいるということに気が付きました。充電式って結構早くに電池切れます。しょっちゅう充電しなければいけないです。充電するのはコンセントのある場所ってことになるので、その場所がほぼ収納場所みたいになってしまうんですよ。はっきり言えばジャマだし見栄えが悪いです。車なんて掃除機があってもたいして掃除しないから(!)あまり充電の必要もなく、基本的に車の中へ置きっぱだから許せるとしても、一日中いる家の中ではちょっと許せない。だから充電式は却下。
いろいろ探したらコード式のハンディタイプ掃除機があったので、現在はこれを使っています。コードなんて自動巻き取りもついてなく、手で本体にグルグルするんですけど、慣れてしまえばこっちの方が快適にすら思えてきてるのがまた不思議です。自動巻き取りが途中で引っかかるとムカつきません?私だけ?ハンディなので回転ぼうきなどと一緒にドア陰隅っこに隠して置けてます。
最近は洗剤に注目している
と言っても、よく落ちる!とか激落ち!とか神落ち!な洗剤を探しているわけじゃないです。それよりも、汎用性。多用途を重要視しています。というのも、収納場所があまりないからなんですけど、できるだけ色々な場所や用途で使える方が、少ない種類で済むので、その分収納場所を取らなくて済みますよね。
石けんはバスサイズ固形石けんに落ち着いています。ちなみに開けたてにカワイイ牛さんを見られる牛乳青箱です。お風呂も洗面所も台所もこれ。ごく最近までは洗面所で液体石けんと固形石けんを使っていたのですが、廃止しました。液体じゃないと洗えないというわけではないし、ということで。どうせ使ううちに小さくなっていくし、バスサイズでも手は洗えるので、バスサイズのみです。石けんは基本的にまとめ買いになるので、サイズ違いは場所を取るし、揃わないです。一時期は皿洗いにも石鹸を使っていて、その時は無添加せっけんを使っていたのですが、めちゃめちゃ皿が滑りやすくてさすがに使いにくくて、現在は普通の台所用液体洗剤に落ち着いています。
トイレ用はトイレに置くのでトイレ用洗剤と漂白剤を使っていますが、お風呂用は詰め替えが場所を取るので、最近台所用洗剤にしてます。スプレーは使いすぎる気がするので、液体で取ってスポンジで掃除。その日のうちに掃除するので、十分かも。
セスキ、重曹、クエン酸は汎用性高いです。もちろんどれも粉末。置き場所はもう少し工夫しようと思っているんですが、今のところ保留状態です。
床などに食器用洗剤や重曹使うと、洗い流すというか拭き取るのが手間になるので、家庭用品用洗剤は使ってます。ちなみに薄めて使う昔ながらのマイペット。これで取れなければ仕方ないので重曹とかクエン酸とかクレンザー。
プラモデル作るので、塗料の薄め液があるんです。これも家掃除に使ってますね。あとは、ヤスリ?かなり取れなくてイラっとしたときですかね。
金属部分は金属磨きのピカール。台所全体の掃除などには液体クレンザーですけど、なんていうか金属部分を「ピカ」っとさせたいところに使ってます。粉末クレンザーの方が安いのですが、容器の形が丸くて我が家の台所には置きづらいんです…。
ちょっと困っているのが漂白剤。危険なので詰め替えに不向き。台所用だけにして、他の場所でも使うということができないです。無理矢理やろうと思えばできないこともないのですが、「うーん、詰め替えは無理かな」とやってみて気づきました。
ということで、気づいたらなんとなく我が家の掃除道具は退化の一途をたどっています。どれだけ工夫したり最新を追ってみても、最後には掃除をしなければいけないし、掃除道具も収納場所を取ります。それなら最新式を導入して新たな未知の問題を抱えるよりも、面倒くさがりながらも諦めて昔ながらの掃除をした方が手っとり早いか…という、なんとも情けない悟りのようなものが漂っているのが我が家の現状です。