「『さっき』っていつよ?」「だから『さっき』だってば!」という会話が我が家では繰り返されています。ご飯を食べる前には手を洗う、ということを徹底させたい私に対して、さっきと言っても大分前なんだけど、とにかくさっき手を洗ったんだから手は洗ったってことだよね?と手を洗うのを面倒くさがる三女との攻防戦です。三女の話を聞けば確かにそれはさっきかもしれないけれど、それじゃあダメなんだよ…と説明して納得させるために考えた私の決着の「一言」とは?
「直前」
「『さっき』って言ってもそれじゃあずいぶん前でしょ?もっとさっきじゃなくちゃダメなの」と説明する私。
納得できない三女は当然「じゃあ、いつなの?今?どうして?」という表情。
うーん、、、この状況を打開する簡単な言葉は一体何なんだ?と考えに考えた結果出てきたのがこの言葉です。
「直前」。
そう!直前、です。
手を洗うという行為の後に、すぐご飯を食べるという行為が来ないとダメなんだよという一言でした。
指を折りつつ「手を洗うでしょ?次に床に寝っ転がってバタバタする、その次にご飯を食べる…だと直前にならないんだよ、ほら(親指を動かしながら)ここが手を洗うで(次に中指を動かして)ここがご飯を食べる、(人差し指を動かして)でも真ん中に床に寝っ転がるが入っちゃってる。」と説明して「(親指動かして)手を洗うの次が(人差し指動かし)ご飯を食べるじゃなくちゃダメなの、直前にならないの。」と続けました。その後にも親指と小指の間にたくさんご飯を食べる以外のものを続けて、それじゃあ直前にならないからダメだと説明し、さっきはさっきでもとにかくそのさっきはすぐ前のさっき、、、つまり直前!であることが必要と諭しました。
で、ようやく納得した三女は素直に「手を洗うわ~」と言いつつ手を洗いに行きました。嘘です。実は手を洗いに行きつつ「いーちー、にーぃ、さーんー」と数えながらぐるぐる歩き回り、数分後ようやく手を洗うことを思い出し、洗ってました。
いやー、「直前」という言葉が出たときは、なんていうか「やった!」という気分でした。ようやくわからせることができた言葉なので、同じような問答を繰り返している方がいらっしゃいましたら、ぜひ試しに使ってみてください。